作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

1929年マルセル・メイエのピアノソナタ

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ワールドカップを見ながらなので、大物はレビューできませんので、小ネタですいません。
今日は往年の女流ピアニスト、マルセル・メイエのハイドンを。

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HMV ONLINEicon / amazon

実はこのアルバム、ハイドンのソナタが含まれているなどと思わず、以前に購入したもの。
17枚組で、ドビュッシー、ラヴェル、バッハ、モーツァルト、スカルラッティなどを目当てに手に入れたものの最近整理しているときに、17枚目の末尾にハイドンのXVI:34が含まれていることを発見しました。
よく、図書館や美術館などで、スケッチや文献が偶然発見されたことがニュースになりますが、まさにそんな感じで、見つけた時は、ちょっとうれしかったです(笑)

17枚目の末尾におかれているので、あんまり期待せずに聴きましたが、これがまた期待を大きく超える佳演。
まずビックリしたのが1929年とは思えない鮮明な音質。厚みも十分で、眼前にピアノがあるような理想的な録音。ライナーノーツがフランス語で読めませんが、なんらかのリプロダクションがなされているようです。

第1楽章は速めのテンポでスタッカート気味にメロディーを奏でます。古風な感じは否めませんが、すばらしいテクニックで快速に飛ばします。2楽章はハイドンらしい機知を小刻みにあっさり進めます。音程の上昇と下降の繰り返しを細かいメリハリで特徴づけ、装飾豊かな楽章をもり立てます。そして、有名な3楽章のメロディーラインをクッキリ浮き立ててメランコリックな表情づけが見事。
女流らしい繊細さと、フランスのエスプリ、そして古への憧憬。そのすべてが含まれた演奏だと思います。

もちろん、このアルバムの神髄はハイドン以外のフランスもの、バッハ、スカルラッティなど。まだ、全部聴けたわけではありませんが、ハイドンで感じたエッセンスは共通するもの。このようなセットが1万円もせず手に入るんですから、いい時代になったもんですね。

前半を終わって1-0ですね。いけますかね(笑)
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