【番外】秋の関西・北陸・中部紀行(その9-金沢から白川郷へ)

その1へ)

旅も終盤、この旅5日目の朝。連日の快適な宿の生活で浮世離れ気味(笑) 加賀山代温泉の界加賀を出発します。

この日は木曜日。木曜日というのは我々の旅では重要な日。そう、週刊文春の発売日。叔母は木曜日に週刊文春を買うのがライフワークとなっています。文春砲目当てというわけではなく連載記事を楽しみにしているそう。我々はそれを踏まえて、まずは界加賀のある山代温泉の温泉街にあるローソンに立ち寄りました。早速叔母が週刊文春を無事手に入れ、さあ出発ということで、車を出してすぐに叔母が、「あら、この記事見たことあるわ〜」と言うではありませんか。そう、先週号だったわけです。すぐに気づいたため買ったローソンで交換してくるといった叔母がローソンで車を降りて、こちらは待つこと暫し。帰ってくると、違うのを持って行ってレジに行ったら、先々週号(笑) 結局この辺りの週刊文春の発売日は金曜日ということが判明。返金してもらって一件落着。いやいや、なんでも東京と同じと思ったら大間違いなわけです。社会勉強となりました。

諦めて先に進むと、しばらくで嫁さんが、「私がなんとかペイで払って、返金は現金だから5%儲かったわ」と何やら勝ち誇っています。人間が小さい!(笑)

さて、山代温泉から向かう本日最初の目的地は金沢。山代温泉から北陸道に向かう道は前日と同じと思いきや、金沢方面に向かうには、加賀インターではなく片山津インターということで、Google Mapsの指示どおり進んでいきます。

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すると車窓から不思議なものが見えてきます。真ん中やや右に金色に輝くものが、、、

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LINEトラベルjp:巨大観音がお出迎え!ずば抜けたスケールを誇る大観音加賀寺

だんだん近づいていくと、観音様のようです。しかも加賀らしく金色に輝いています。再びバブルの芳香が漂います。調べてみると「加賀大観音」というお寺を中心とした、仏教関連のテーマパーク、天然温泉付きの宿泊施設、遊園地までをふくめた一大複合施設である「ユートピア加賀の郷」という施設だったそう。上の記事を読んでいただくと、この観音様は高さ73mで中の螺旋階段で上に登ることができるそう。そして足元には加賀三十三間堂というのがあって、京都の三十三間堂と同様千体以上の仏像があるそう。今は廃墟同然となっているものの営業しているそうです。ちなみに一番気になったのは、夜は目が光るらしいというところ。いやいや、夜のお姿を一度見てみたいものです。

車窓から眺めただけでしたが、我々のこの辺りの記憶は加賀温泉の印象より、観音様のインパクトが支配しそうです(笑) 

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空を見上げると、秋の空。雲が一筋に繋がっている姿は、モーニング・グローリーのよう。この日もいい天気です。
しばらくで片山津インターに着き、北陸道に乗ります。片山津から金沢までは30分ほど。私は金沢、福井あたりは仕事の出張で度々訪れていました。仕事で来ていた頃は新幹線はありませんでしたので、アクセスは小松空港からで、金沢にしても福井にしても小松や片山津から北陸道を通るバスで行くことになりますので、この辺りの景色は馴染みがあります。片山津から小松、美川、白山、金沢西をやり過ごして降りたのは金沢東インター。インターから少しで、この日の最初の目的地である、ひがし茶屋街の近くの駐車場につきました。この日は朝食が早かったので、ついたもの9:45とまだ10時前。

金沢では、兼六園、長町の旧武家屋敷街、近江町市場、金沢21世期美術館などいろいろあったんですが、旅程で許される時間とアクセスなどを考慮して選んだのがひがし茶屋街。この辺りには駐車場が少なそうなので、茶屋街の入り口にある駐車場を事前に確認しておきましたので、目的地は駐車場そのものです(笑) 予定どおり城北大通り沿いの東山観光駐車場について散策開始。

人通りはまだ少ないものの、金沢の有名観光地とあって、外国人の姿も多数。

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茶屋街の方に歩いていくと、目に入ったのは金細工を扱うお店。金箔を貼った招き猫など観光客向けのお土産屋さんなんですが、目を引くのは巨大な鷲の像。お店に入ってしげしげと眺めると、どうやら木彫の一刀彫り。鷲は金箔張、下の虎はプラチナ箔張。いやいや、アイキャッチには十分です。金沢は金箔の名産地ということで金がらみがお土産になるということでしょう。

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金沢旅物語:ひがし茶屋街

しばらく歩いていくと、よく写真で目にする茶屋街のメインストリートに出ます。ここひがし茶屋街は、江戸時代に金沢城下に栄えた茶屋街の一つで、今でも往時の姿を止める街並みが残ることから重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。他にこの近くに加賀藩士富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来する主計町茶屋街、金沢市の中心街を挟んで反対側ににし茶屋街があり、いずれも重要伝統的建造物群保存地区になっています。

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金沢旅物語:国重要文化財 志摩

歩いているメインストリートは二番丁。するとすぐ左に何やら変わった小屋根が取り付く建物があります。こちらは文政3年(1820年)に建てられたままに残るお茶屋の建物で重要文化財に指定されているもの。小屋根の下には提灯がかけられていたのでしょう。

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金沢旅物語:懐華樓

そして、すぐ先の右側にも何やら文化財らしき建物があります。こちらは懐華樓(かいかろう)と言う建物で、金沢で最も大きなお茶屋建築として金沢市の指定保存建造物となっているものと記載されています。説明書きによると間口六間奥行十二間で土蔵もあり、格式の高いお茶屋建築であるとのこと。

石畳の道の周りに繊細な格子戸の並ぶ茶屋街。今は観光地となっていますが、往時は舞妓、芸妓さんたちが歩く華やかな歓楽街だったことを偲ばせます。

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すると少し先に、何やら花嫁・花婿姿らしい人たちに出会います。よく見ると大きなカメラをもつカメラマンに照明担当者がついていて、家族らしき人もいないことから、撮影のロケのよう。花嫁姿が似合う街並みです。

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食べログ:茶房素心

このままそぞろ歩きしても良かったんですが、二番丁に面したカフェに入ることにしました。なぜこのお店にしたかと言うと、2階の通りに面したところがここだけ窓を開けて通りを上から眺められそうだったから。

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お店に入り4人と伝えると、2階の通り沿いの席に案内されました。通りを見下ろすと先ほどの花嫁姿のロケ隊が撮影を続けていました。

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このカフェ、おそらく古い茶屋の建物をそのまま生かしてカフェにしているものと思います。二階の通り沿いに腰掛けてみる景色は向かいの茶屋の二階がよく見えます。昔は向かいでお茶屋遊びをしている人も見えたのでしょうね。

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中はこんな感じ。なかなかいい風情です。

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私は賢明ですので、ヴォリュームの小さな抹茶と和菓子。

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嫁さんたちご婦人方は、皆さん餡蜜系をご注文。

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そよ風を楽しみながらしばしゆっくり。たまには「私を探さないで、、、」と呟くフォトジェニックな友人の姿を(笑)

一休みできたので、さらに先に行ってみます。

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この奥で二番丁通りは突き当たり。右にそれて細い小道を散策してみます。細道にも古い町並みの風情が残り、なかなかいい雰囲気ですが、気づいたのは、、、

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ほとんどの家やお店の玄関にお守りのようなものがつり下がっています。

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よくみると、どうもとうもろこしのようです。調べてみるとこれは「門守(かどもり)」と言うもので、とうもろこしでした。このひがし茶屋街の少し奥にある長谷山観音院というお寺の「四万六千日」という日に毎年買うものとのことで、健康と商売繁盛のための縁起物なんだそうです。

長谷山観音院

仏様には色々なご縁日があり、観音様のご縁日は十八日、地蔵様のご縁日は二十四日とか、古くから云われておりますが、室町末期以降このほかに功徳日が設けられ、この功徳日にお詣りすると百日に向かうとか、千日に向かうとか、同じ功徳にあずかると云われ、いわば特別日として広められてきました。観音様の功徳日で日数の一番多いのが七月九日で、この日にお詣りすると四万六千日分に相当すると云うことで、江戸時代からこの日のお詣りが盛んになってきました。(長谷山観音院のウェブサイトより引用)


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この後も路地を散策して、駐車場に戻りますが、帰る頃には観光客が増えて、通りはかなりの人出。タイミングよく観光地をのんびりと散歩できました。

さて、この日の目的地は長野県の松本。山代温泉から松本までは北陸道から途中で東海北陸道に入って南下し、高山経由でいくのが最速経路ということでしたので、その途中にある金沢に寄ったわけですが、金沢から松本を目指して、先の経路で進むと、お昼は白川郷あたりということになります。ということで、一路白川郷を目指して出発します。

ひがし茶屋街から、来た道を戻り、北陸道金沢東インターへ。そして北陸道に乗って、しばらくで、東海北陸道との分岐である小矢部砺波ジャンクションに着きます。遠くに見える山は北アルプス。そうすでに富山県に入っていました。東海北陸道は富山県の砺波と愛知県の一宮を結ぶ高速道路。郡上八幡から南はこの旅の2日目に通っていますので、東海北陸道の端っこと端っこを制覇したことになります(笑)

砺波ジャンクションで東海北陸道に入ると緩い上りとトンネルが続くほぼ一車線の道路が続きます。福光、五箇山をすぎると次は白川郷です。白川郷インターで降りて坂を下っていくと、合掌造りの建物がちらほらと目に入ってきます。目的地としてセットしたのは白川郷の中にあるお蕎麦やさん。

白川郷に入ると平日にもかかわらずすごい数の観光客。そして外国人のお客さんも多数。お蕎麦やさんは白川郷の細道の奥にありましたが、別段車両通行止めの案内はなく、車で観光客をかき分けながらようやくお蕎麦やさんに到着。なんとなく車で入るところじゃない感も漂いますが、お蕎麦やさんに車を停める場所を尋ねると、店の前に停めて良いとのこと。ということで到着したのがこちら。

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食べログ:手打ちそば処 乃むら

お蕎麦やさんに着いたのが12:00ちょっと前と、一番混む時間。お蕎麦やさんの前には順番待ちの名前を記入するボードがあり、名前を書いて5分くらいで席に案内されました。

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店内には芸能人が映った写真も多数飾られていました。メニューにはとろろそばとおろしそばなどがあったんですが、おろしそば2つにとろろそば2つと頼んだところ、大根が切れていて、おろしそばはできないとのことで、全員とろろそばを頼みました。この旅5軒目のお蕎麦やさんで、各地のお蕎麦を食べ比べてますが、ここのお蕎麦もおいしかった。ぶっかけ風でトロロにうずらの卵をのせたオーソドックスなものですが、そばの風味もよくトロロも滑らか。あっという間にいただいてお腹いっぱい。

さて、観光客が道路いっぱいに歩く細道の先にあるお蕎麦屋さんでしたが、このお蕎麦やさんの前に車を置いたまま観光するのは迷惑がかかりますので、再び観光客をかき分けて車を停められるところを探します。ところが白川郷内は駐車禁止の張り紙多数で、停められそうなところがありません。やむなく白川郷の入り口に戻ると、駐車場の案内看板がありました。

案内されるまま着いたのが、村営せせらぎ公園駐車場。白川郷の合掌造りが集まるエリアの脇を流れる庄川の対岸にある駐車場です。車で行くと結構な距離がありましたが、この駐車場から白川郷のメインとなるエリアへは吊り橋を渡ってすぐ。最初からここに停めれば良かったんですね(笑)

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ちなみにこの庄川(しょうがわ)、白川郷の少し南となる高山の西あたりが源流で、富山湾に注ぐ一級河川。後でわかったんですが、このすぐ上流にダムがあったんですね〜。我々の旅には珍しく、5日目にして、まだダムに行ってません(笑)

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この橋を渡るとメインエリア。先ほど吊り橋と書きましたが、吊ってませんね。この橋は結構な長さですが、ワイヤーで吊るでもなく、非常に軽やか。横から見ると薄い桁だけで構造を保っているんですね。景観上もなかなかいい設計です。

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橋の上から、こちらが上流、南側。

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こちらが下流、北側。水も綺麗、天気も良しで気持ちいいですね。

現在は村営せせらぎ公園駐車場から吊り橋を渡ってくるのが主要動線。橋を渡りきったところで様相が一変。激しく観光地化している印象。もちろん合掌造りの建物が並びますが、お土産屋さんが幅を利かせているインパクトは強烈。なんとなく我々の白川郷のイメージは新日本紀行に出てくるような素朴な田舎でしたが、現在の白川郷は福島の大内宿同様ちょっと商業主義的になりすぎているように感じました。叔母も「昔来たときからずいぶん変わったわね〜」、友人も「昔のイメージと違うわ〜」と同様の印象。先ほどお蕎麦やさんに車で行った時にはそれほど強い違和感はなかったので、この橋からのアプローチの第一印象がそう思わせるのでしょう。多くの観光客が通る動線ですので、この辺りは少し考えた方が良いのではないかと思いました。

散策中、お土産屋さんの写真を撮るのもなんなので、できるだけ自然な風景を撮るよう心がけました(笑)

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白川郷観光協会

さて、少し歩き始めると、やはり我々の期待する自然の中の白川郷のイメージに近くなってきます。

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先ほど、お蕎麦屋さんにくる時に車で途中まで入ったメインストリート。

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渡ったところに茅葺の鐘楼があります。

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奥に入るに従って、観光客もまばらになりのどかな雰囲気になってきました。よく見ると街中に放水銃が点在しています。そういえば、この白川郷でも我々が旅に出発した日に火災があったというニュースが流れていました。世の中沖縄の首里城の火災のニュースで大騒ぎの中、白川郷でも、、、と危惧しましたが、合掌造りへの延焼はなかったとのこと。後で調べたところ焼けたのは、車を停めた村営せせらぎ公園駐車場の物置だったとのことでした。

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合掌造りの建物の間は田んぼ。11月ですのですでに稲刈りは終わっていますが、稲穂が実っている時期だとまた街の景色が違う絵でしょうね。

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気になっていた先ほどの茅葺の鐘楼に近づいてみます。ここは明善寺(みょうぜんじ)という浄土真宗大谷派のお寺でした。

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岐阜の神社仏閣:明善寺

鐘楼を通り過ぎたところにこの明善寺の庫裡(くり)があり、案内看板によると、徳川末期建立で岐阜県指定重要文化財で村内で最も大きな合掌造りとなかなかのものということで入ってみることにしました。

入り口でいただいたパンフレットのこの庫裡の説明が非常に分かりやすかったので引用しておきましょう。

今からおよそ二百年前の徳川末期に、飛騨高山の棟梁大工と地元の棟梁大工と、正副棟梁が協和して三年間の工作で完成したものです。かつてドイツの建築家、ブルーノ・タウト氏も「極めて論理的・合理的構造で日本では全く例外に属する」と称賛された合掌造りは、釘、カスガイ等を一切使わず、「ネソ(まんさくの若木)」、「ワラナワ」でしめくくった特殊なもので、茅葺の切妻屋根は雪を落とすため、六十度に近い急勾配になっています。白川郷の五階建て合掌造りとして最大随一のものです。階下建坪百坪、念入りに建築された強固なもので、五階建ての内部、良材の欅や檜の柱は焚火の煙で漆塗りのような光沢を放ち、文字どおり古代ビルディングの名にふさわしい壮観な建物です。(明善寺郷土館パンフレットより引用)


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周りの木々は紅葉が始まっており、なかなかいい風情。

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入り口横の今の囲炉裏で火を焚いていて、庫裡の中は煙りが漂っています。木部は先の説明のとおり、燻されて黒光り。茅葺の屋根も含めて、毎日火を焚いていることで腐りにくくなるんでしょう。

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2階に上がります。昔はここで蚕を育てていたとのこと。合掌造りは屋根を支える斜めの小屋組で支えられているので最小限の柱だけで大空間ができるという意味でも非常に合理的な構造。この広さを活かして今は郷土館として古い農具などを展示するスペースになっています。

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叔母も上がってきましたが、階段の段差はそれほど高くないので無理はなさそう。

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2階の奥の窓から本堂の方を眺めます。木々の葉がだいぶ色づいてきています。

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そしてさらに上の3階にも民具が色々と展示されています。今では全く使わなくなったものですが、このような合掌造りの中で、電気や機械のない時代にどのようにしていたかを想像することで、なんとなくリアリティが増すわけです。

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これは「ロウ絞り機」。このうえで漆の実を潰してロウをとったとのこと。

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これは「アカシ」。アカシとは枯れた松の木の根のことで、この台にアカシをのせ火をつけて灯りにしたそう。囲炉裏の端に置いて夜なべしたとあります。

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こちらは「マヤゴエ」の説明などを書いたパネル。下に引用した説明を読むと、感じではおそらく「厩肥」と書くのでしょう。

マヤゴエとは牛馬の糞で作った田んぼの堆肥や。米を沢山作るためにマヤゴエはなんとしても欲しかった。


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そしてさらに上の4階。こちらには養蚕で使った器具などがありました。

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床は煙を通すためかスノコ状で板を渡してある細い通路が順路になります。

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叔母と友人も細い板の通路を注意深く歩きます(笑)

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4階の窓からの眺め。街並みが一望できます。

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さらに上に5階があるようでしたが、順路にはなっていませんでした。

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庫裡の中を一とおり巡ったので、登ってきた階段を降りて1階に戻ります。

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1階まで降りると、順路は庫裡から廊下で繋がっている本堂に進むようになっていました。本堂も260年前に建てられたもので、総檜造とのこと。現在もお寺として綺麗にされているので、内部は庫裡と違ってそれほど古い印象はありませんでしたが、後で外から本堂をみると、非常に立派な造りであることがわかります。

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最後に庫裡の1階にある居間で囲炉裏の周りに座って、昔の生活に想いを馳せた次第。薪が燃え弾ける音がまた心地よい。この薪を燃やす火から立ち昇る煙が建物全体に行き渡って、冬は暖房、そして一年中木材の防腐に役立っているわけですね。

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飛び込みで入った明善寺の庫裡でしたが、建物自体の内部をじっくり見られたのに加えて、農具や民具の展示も十分に楽しめました。外の観光客の賑わいから離れて昔の生活を実感できるました。

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外に出ると陽の光りが眩しい! 明善寺の向かいにある「唐臼場」。水車でもあったのでしょう、お米や粟、ひえなどを精米する場所とのこと。この2ブロックほど先にお昼をいただいたお蕎麦屋さんがあると分かり、戻ることにしました。

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田んぼの脇の道を進んで駐車場の方に戻ろうとしますが、左に曲がるとさらにひなびた感じなので少し歩いてみることにします。

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この上には何軒かの民宿がありました。この静かな雰囲気が貴重です。

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このあたりは先ほどの行った明善寺の横になります。手前が本堂。入母屋の妻面の装飾が凝っていますね。やはりお寺というのは贅を尽くして建てられていることがよく分かります。木の後ろにあるのが合掌造りの庫裡になります。

さて、小一時間ほど白川郷の散策を楽しんだので、そろそろ駐車場に戻ることにします。

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私はそそくさと歩いて駐車場に戻って行ったんですが、後から来た友人たちはお土産屋さんの店頭で、「ひだっち」と戯れていました。なぜかこうゆう時は無条件にハイテンションになる友人(by 嫁さん) ひだっちは飛騨高山のゆるキャラだそうです(笑)

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先ほど渡ってきた橋を戻ります。庄川の流れと抜けるような空の色をしばらく眺めて心に焼き付けます。これで白川郷ともお別れ。

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ひだっちと戯れていた友人たちも後から無事戻ってきました(笑)

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白川郷観光を終えて、時計を見ると時刻は1時ちょっと過ぎ。さあ、この日の目的地である松本に向けて出発です。



旅は続きます、、、



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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

ハイドン(Franz Joseph Haydn)の膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。私はなぜハイドンにはまったのか?

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(2019年12月31日)
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