Haydn Disk of the Month - September 2019

空を見上げると、もう秋の空ですね。

うちの庭で地面を見下ろすと、 草ボウボウ(苦笑) ということで、9月は毎週のように週末は草むしりやら、伸びきった庭木の剪定などで汗を流しました。うちの周りでは月曜日が木の枝などのゴミの回収があるので必然的に週末は草むしりなんです。草をむしっていると微笑ましい出会いがあるんですね。

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芋虫君です(笑) それまで一心不乱に葉っぱを食べていたんですが、ちょっと葉っぱをよけて近づいて見ると、動きが止まり、こちらを凝視(しているように見えます)。ちょっかいを出して遊びたいところですが、刈るべき草は大量なので、写真だけ撮って終わり。

夏の間も草むしりはたまにしていたんですが、最近雑草の勢いは凄まじいですね。隅に生えて最初は風流だと思った木賊も知らぬ間に庭中に広がる始末。これ、抜くのになかなか力が要ります。もうすぐ真っ赤に紅葉する櫨の木も樹高が2階の屋根を超えるようになり、もはや枝打ちもままならぬ迫力。庭の中央にズドンと生えていて梅など他の樹の日当たりも悪くなってきましたので、今年の紅葉を楽しんだら伐採しようかなと思ってます。

9月は旅行記にも書いたとおり、静岡まで熊谷守一展を見に行ってきましたが、他にも国立西洋美術館で松方コレクション展を見てきました。

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西洋美術館開館60周年記念ということで、この美術館は川崎造船の社長だった松方幸次郎が英仏で買い集めた松方コレクションを展示するために1959年に建てられたものですが、その松方コレクションの大規模の展示があるということで楽しみにしていたもの。それぞれの作品もともかく、松方幸次郎の行動の足跡に合わせて並べられた作品から伝わる、この人の野望というか夢の大きさに改めて驚いた次第。川崎造船は倒産してしまいましたが、このコレクションの価値は今でも多くの人に伝わっていますね。昔の金持ちはやることがすごいですな。

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最近は記事にはしていませんが、歌舞伎も毎月見に行っています。9月は秀山祭で、吉右衛門の寺子屋、仁左衛門の勧進帳と超豪華演目。この2人もいつまで見られるかわかりませんね。

ということで、暑さも去った9月は文化的に過ごしました。前置きが長くなりましたので本題です。



毎月、その月にレビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。9月は新着アルバムを集中的に取り上げました。そしてそのベスト盤はこちら!

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2019/09/20 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】アレック・フランク=ゲミルのホルン協奏曲(ハイドン)

いつも通り、厳選したアルバムをレビューしてますので、皆いいんですが、このホルンコンチェルトは久々に目から鱗が落ちるような見事なテクニックです。1楽章は単にキビキビとした演奏のように聴こえますが、カデンツァで本領発揮。そして2楽章に入るとホルンの弱音が透き通るように安定感があり、ハイドンがこの曲で響かせたかったホルンのまろやかな響きを完璧に表現する絶妙な技。孤高の響きを聴かせるカデンツァも抜群の安定感。伴奏のニコラス・マギーガンが振るスウェーデン室内管もキレッキレのサポート。ハイドン以外の4曲も素晴らしい出来でホルン協奏曲の名演盤として皆さんにオススメできるものです。



9月のその他の高評価盤は下記の通り。

2019/09/25 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イヴァン・イリッチのピアノによる交響曲集(ハイドン)
2019/09/22 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】ファレンティン・ラドゥティウのチェロ協奏曲2番(ハイドン)
2019/09/12 : ハイドン–交響曲 : 【新着】クレンペラー/バイエルン放送響の「時計」正規盤(ハイドン)

さて、明日から10月。消費税増税ですね(苦笑)

1日、2日、3日と3夜連続のコンサートに出かけます! レビューはまとめていたします!



2019年9月のデータ(2019年9月30日)
登録曲数:1,365曲(前月比±0曲) 登録演奏数:11,664(前月比+51演奏)



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タカーチ四重奏団の「鳥」(ヤマハホール)

9月26日はコンサートに出かけてきました。

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ヤマハホール:珠玉のリサイタル&室内楽 タカーチ弦楽四重奏団

銀座ヤマハホールにタカーチ四重奏団がやってくるとのことで、チケットを取ってあったもの。しかもプログラムにはハイドンが入るということで見逃す手はないですね。

さて、そのタカーチ四重奏団ですが、当ブログでもこれまでにアルバムを2回ほど取り上げています。ただ、評価は分かれています。

2016/02/28 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : タカーチ四重奏団のOp.77、Op.103(ハイドン)
2012/01/18 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : タカーチ四重奏団のOp.71(ハイドン)

素晴らしかったのはDECCAによる1989年録音のOp.77、Op.103の方。この頃は第1ヴァイオリンが創設メンバーであるガボール・タカーチ=ナジで、DECCAの看板クァルテットとして円熟を極めたアンサンブルに痺れました。一方hyperionからリリースされたOp.71の方は2010年の録音で、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ以外3人のメンバーが入れ替わり、しかも拠点はアメリカのコロラド州ボルダーに移すなど新体制となってからの演奏。往時の円熟味は薄れ、特にNo.1とNo.2はちょっと硬さが残る演奏でした。
その録音からも9年経過しており、どのような演奏が聴けるのか興味津々といったところです。

今回の来日時のメンバーは下記の通り。

第1ヴァイオリン:エドワード・ドゥシンベル(Edward Dusinberre)
第2ヴァイオリン:ハルミ・ローズ(Harumi Rhodes)
ヴィオラ:ジェラルディン・ウォルサー(Geraldine Walther)
チェロ:アンドラーシュ・フェエール(András Fejír)

hyperionのアルバムの時から第2ヴァイオリンが替わっています。創設時から変わらないのはチェロのアンドラーシュ・フェエールのみですね。この日のプログラムは下記の通り。

ハイドン:弦楽四重奏曲Op.33 No.3 「鳥」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲12番「アメリカ」
(休憩)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲9番「ラズモフスキー第3番」

もちろん、私はハイドン目当てですが、おそらくメインプログラムはベートーヴェンでしょう。

会場のヤマハホールは実は私ははじめて。銀座7丁目のヤマハビルの上にあります。かつてこのヤマハビルにもレコードショップがあり、学生の頃は銀座にきた時は山野楽器とハンター、ヤマハなどが巡回先でしたが、そんなはるか昔にヤマハビルに来て以来、実に久しぶりにヤマハビルにきました。もちろんビルも建て替えられ昔のアントニン・レーモンド設計のヤマハビルの面影はなく、キラキラビルになっていました。新ヤマハビルが建ったのは2010年と結構前のこと。新築時に話題になった並びのGINZA SIXには何度か来ているのに、関心を持ってないと全く立ち寄らないんですね。

いつも通り、開場時間にはヤマハビルにつき、ヤマハの店員さんに案内されるまま、奥の大型エレベーターで7階のヤマハホールまで上がります。調べたところ席数は333席とかなり小さめ。クァルテットや器楽のコンサートにはいい大きさですね。この日の席は2階席最前列中央。大きなホールではVIPなご来賓が座るような席ですが、2階の階高が高くかなり上から見下ろす感じの席でした。しかもロビーのある7階に対して1階席が8階、2階席が9階で、移動は階段。階高があるオフィスビルゆえ7階で大型エレベーターを降りてから4階分非常階段チックな階段を昇ることになり、結構大変。高齢のお客さんにはかなりしんどい造りですね。

ということで、いつもならロビーで一杯煽って、聴覚神経を鋭敏にするんですが、4階分降りてまで行く気になれず、席で開演を待つことにしました。

録音されたハープの音色がホール内に鳴り響いて、そろそろ定刻。

拍手に迎えられて登壇した4人が座ると、お目当のハイドンです。
出だしの響きは思ったほど残響を伴わず、割とダイレクトな響きの印象。ホールの宣伝には美しい響きとあったものの、音楽ホールとしては比較的デッドですね。1曲目ということでやや硬さが感じられる入り。リズムの線やハーモニーがわずかにズレるようなところもありましたが、曲が進むにつれ、第1ヴァイオリンのエドワード・ドゥシンベルの描くメロディーが徐々に伸びやかさを感じさせるようになってきました。ドゥシンベルがリードしているように思いきや、流れを作っているのは第2ヴァイオリンのハルミ・ローズの大きな体の動き。この曲の華やかな音楽にピシッとフォーカスが合ってきたところで、1楽章が終わります。
2楽章に入るとだいぶリラックスしたのか、4人の息もピタリと合ってきて、抑えたスケルツォの入りに緊張感が漂います。そして鳥がさえずるようなところで、ハッとさせられ、ホール内に光がさしたような鮮明な響きに変わります。やはり表現力の幅広さは一流どころ。以降の濃密な表情づけは往時のタカーチを思わせるものがありました。アダージョではテンポはあまり落とさず、4人それぞれの表現力が競い合いながら一体化した音楽が流れます。唯1人創設時からのメンバーであるアンドラーシュ・フェエールは控え目ながら、克明に表情をつけて、アンサンブルに深みをもたらしていました。なんとなくここまで聴いてクァルテットの伝統が途絶えていないような気がしたから不思議なものです。
フィナーレはドゥシンベルの見事な弓裁きでグイグイ音楽が進みます。やはりテクニシャン揃いで、全員の息が合って畳み掛けるようにスリリングな終楽章でした。ハイドンのウィットを感じさせるような軽快感もありながら表現力の限りを尽くしたクライマックスに観客も微笑みながらジワリと湧き上がる拍手で応えていました。

前半は硬さがあったものの、やはりさすがはタカーチ、見事にまとめてきました。

ただ、続くドヴォルザークはさらに見事な演奏。この日の聴きどころはドヴォルザークでしたね。アメリカという曲ながら、随所にスラヴを思い起こさせる陰りのある響きが織り交ぜられ、構成美で聴かせるハイドン以上にタカーチの表現がフィットして、素晴らしい演奏でいした。ハイドンでは控えめだったヴィオラとチェロの聴かせどころも多く、それぞれのメンバーの表現力をたっぷり味わえる名演奏でした。もちろん満員のお客さんも拍手喝采。

そして休憩後はメインディッシュのベートーヴェンのラズモフスキー3番。簡潔かつ晴朗なハイドンを愛する私にはベートーヴェンはちょっとヘビーでクドイと感じてしまうのですが、タカーチ四重奏団が得意とするベートーヴェン、やはり迫力と病的なまでに展開しようとし続ける音楽のエッセンスをしっかりと踏まえて、響きの変化を一貫してまとめながらクライマックスに持っていく構成力は並ではありませんね。もちろん、最後はブラヴォーが降り注ぎました。

何度かのカーテンコールの後、第2ヴァイオリンのハルミ・ローズがメモを見ながらたどたどしいながら丁寧に日本語で来客への感謝と、アンコールにメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲からスケルツォを演奏すると伝えると、ホールが笑顔に包まれました。このメンデルスゾーンも得意としているのでしょう、重厚なベートーヴェンの後の清涼剤のように爽やかな演奏で癒されましたね。

hyperionの録音でちょっとマイナスイメージを持っていたタカーチ四重奏団でしたが、このコンサートで彼らが素晴らしい実力の持ち主だとわかり、行って良かったと思えるコンサートでした。



イマイチだったのがヤマハホール。帰りも階段をえっちらおっちら4階分降りて大型エレベーターを待つために狭い通路で行列。銀座の一等地にあるため空間が限られるとはいえ、ホールの動線設計が音楽を楽しむ人を迎えるという視点が弱い。閉口したのがホール内の横の壁。ビルの外観の意匠と呼応してか正方形のブロックを45度傾けて配置しているんですが、2階席から急角度でステージを見下ろしながら聴いていると、横の壁の目地の影響でクラクラして、平衡感覚が麻痺するような感じが残ります。そう、この感じ、同じ日建設計の設計によるすみだトリフォニーホールでも感じたもの。このホールも両脇の無意味にインパクトが強い斜めの線が出しゃばるデザインで同じ感覚になります。ビルの外観もけっして上品とは言えず、昔のヤマハビューティーを誇った洗練されたセンスはどこに行ってしまったのでしょう。
響きも宣伝文句ほど良いとは思えず、開演前のハープのチャイムもイマイチなセンスでなぜかスタッフも皆事務的。2階席目の前の手すりは埃が溜まっていました。
少々厳しくなりましたが、ヤマハはスタインウェイとタメを張る世界的楽器メーカー。音楽を楽しむということをトータルに提供すべきヤマハというブランドへの期待の高さゆえの苦言ですので悪しからず。どこかにラ・ショー・ド・フォンのムジカ・テアトルのような世界一ピアノが美しく響き、おもてなしに満ちてゆったり音楽が楽しめるホールを造って起死回生を望みたいところです。(行ったことはないので、ゆったり音楽が楽しめるかどうかは不明です!)

ちなみにうちのFMチューナーは惚れ惚れするような洗練されたデザインのT-2。レコードプレーヤーのサブ機はGTほどゴツくない家庭用ベストバランスのYP-D9。両機とも約40年経過した今でも現役バリバリです。昔のヤハマは垢抜けてましたね。T-2を手に入れる時には父とオーディオ店に一緒に行って相談して機種を決めて、重い箱を2人で電車で運び、当時は超贅沢だったタクシーで帰宅。そして箱を開けて取り出した時のワクワク感。ときめきましたね。あの日に帰りたい〜(笑)

脱線が長くなってのでこの辺で(笑)



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【新着】イヴァン・イリッチのピアノによる交響曲集(ハイドン)

しばらくメジャー系のアルバムを取り上げていましたが、そろそろマイナー系が恋しくなってきました(笑)

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TOWER RECORDS / amazon

イヴァン・イリッチ(Ivan Ilić)のピアノによる、ハイドンの交響曲92番「オックスフォード」、75番、44番「悲しみ」の3曲を収めたアルバム。収録は2019年2月28日から3月2日にかけて、イングランドのロンドン北西の海沿いの街、サフォーク(Suffolk)のポットン・ホール(Potton Hall)でのセッション録音。レーベルは英CHANDOS。

ハイドンの交響曲をピアノで演奏したアルバムは、今までにも何枚か聴いていますが、いずれも2楽章など単一楽章を演奏したものばかり。ハイドンのピアノソナタ全集を録音した、ヤンドーやデルジャヴィナなどのものが知られていますが、4楽章をフルにピアノで演奏したものを聴くのは私ははじめて。確認のため所有盤リストを検索してみると、やはり手元にはありませんでした。収録曲も、オックスフォードや悲しみなどよく知られた曲に混じって75番という超マイナー曲が含まれているのが気になります。ということで、これは非常に珍しいアルバムであると言っていいでしょう。

演奏してるイヴァン・イリッチもはじめて聴く人。それもそのはず、このアルバムが彼の5枚目のアルバムで、前4枚はゴドフスキー、モートン・フェルドマン、アントン・ライヒャなど知る人ぞ知る作曲家の作品を再発見に近い形で取り上げるというコンセプトのアルバムばかりです。今回リリースされたのは、作曲家こそメジャーなハイドンですが、名曲の宝庫であるソナタではなく、これまた知る人ぞ知る、交響曲のピアノ版という超変化球を投げてきました。この人、相当マニアックです(笑)

そのピアノ独奏版への編曲(トランスクリプション)は、ドイツの音楽家カール・ダーヴィト・シュテークマン(Carl David Stegmann)によるもの。シュテークマンはハイドンより19歳若く、1751年の生まれで、テノール歌手、オルガン奏者、指揮者、作編曲家として活躍した人とあります。そしてこのアルバムの3曲は全曲世界初録音とのこと。

このような編曲が行われた背景がライナーノーツの触りに記載されていました。ハイドンが活躍していた時代には録音もラジオもなかったため、音楽愛好家にとって曲を知ったり深く理解する唯一の方法は原曲をメロディーやハーモニーをほぼそのまま他の楽器、例えば多くの人が演奏できるピアノ向けに編曲して演奏することがだったとのこと。当時ヨーロッパで絶大な人気を誇ったハイドンの交響曲がピアノ独奏版に編曲されるニーズがあったのは想像に難くないでしょう。現在では数多の録音が流通しているため、こうした原曲のまま他の楽器に移し替えるというニーズはなくなりつつありますが、そうした背景を知ってこの録音を聴くことで、このピアノ独奏版の交響曲という特殊な演奏の深みを味わうことができそうです。

と、ここまで書いて思い出しましたが、そういえばデニス・ラッセル・デイヴィスと滑川真希の連弾による天地創造と四季のアルバムをだいぶ前に取り上げましたね。

2010/09/13 : ハイドン–オラトリオ : ピアノ連弾による四季と天地創造2
2010/09/12 : ハイドン–オラトリオ : ピアノ連弾による四季と天地創造

かなり前のことゆえうろ覚えでしたが、確認してみると、こちらはだいぶ時代が下って、ツェムリンスキーが編曲したものということで、背景は異なるものでした。

さて、肝心の演奏です。

Hob.I:92 Symphony No.92 "Oxford" 「オックスフォード」 [G] (1789)
CHANDOSがよく使う録音会場だけにピアノの響きの艶やかさが印象的な録音。交響曲の充実した響きと比べてしまいがちですが、ピアノという単一の音色の楽器にしてはニュアンスが多彩で、フレーズごとに音楽がスルスルと流れていく快感が味わえます。曲はよく知っている曲だけに、その響きのエッセンスをトレースするように聴こえてきました。音量を少し上げて聴くと迫力も十分。脳内でオケの響きを想像しながら聴くようになり、なんとなくオーケストラ版を聴くよりも脳が活性化する感じ(笑) 表情が豊かなので、聴きごたえ十分。
かっちり多彩な1楽章に続いて、2楽章のカンタービレ。この美しいメロディーはピアノに合いますね。中間部の重量感こそないものの、メロディーラインのひらめきを純粋に味わえるというメリットがありますね。
意外にしっくりきたのがメヌエット。ピアノのキレの良さが曲本来の軽快な印象を浮かび上がらせます。トリオのしっとりとした表情もしっかり対比が効いていて効果的。メヌエットのメロディーと構成の美しさを再認識。
そして、有名なフィナーレ。どうしても脳内には朝比奈隆盤の夢見心地で弾む入りのメロディーが浮かびます。イリッチはリズムをキリリと引き締め、畳み掛けるようにきっちりと音を重ねていきます。やはりここはハイドンのフィナーレの見事な構成感を浮かび上がらせたいのでしょう。オーケストラよりもリズムが明快なのは鍵盤楽器ならではのこと。展開の妙を見事な指捌きで落ち着いて仕上げてくるあたり、やはりテクニックは万全。全く破綻なく最後まで推進力を保つところも見事。

Hob.I:75 Symphony No.75 [D] (before 1781)
序奏のシリアスな陰影と主題に入ってからのメロディーの展開の面白さが、この曲を選んだ理由でしょうか。リズムのキレは前曲の終楽章から変わらず、推進力抜群。なんとなく気づいてきたんですが、この人、強音でも音が全く濁らず、力みもありません。交響曲のスケールを音量で表現しようとすると力みそうなものですが、一貫してクールに攻めます。それはハイドン、すなわち古典の曲だからでしょう。この軽妙さと端正さがハイドンの面白さと知ってのことでしょう。1楽章は小気味良くまとめますが、それこそ狙い通りなんでしょうね。
2楽章は抑制を効かせて実に穏やかな表情が美しい。ハイドンの慈しみ深い穏やかな心情に触れるよう。変奏が進むにつれて、光が射し、表情に明るさが加わっていきます。メヌエットでも小気味良いタッチは健在。音を転がしながらメロディーを作っていく感じ。そのままさらりと終楽章に続き、軽やかに終わります。

Hob.I:44 Symphony No.44 "Trauer" 「悲しみ」 [e] (before 1772)
一番気になっていた曲。あの濃密な曲想をどう料理してくるのでしょうか。1楽章の疾走するような入りは、軽やかと鮮やかなタッチで有無をも言わせぬしなやかさ! 響きは異なるもののこの曲独特の雰囲気をよく表現しています。そして意外にダイナミックな印象もあります。曲が進むにつれて入組む音符の多さと超絶技巧を要するような混濁を経ながら、落ち着いて仄暗い情感を表出していきます。いやいやこれは見事。時折指が絡まりそうになる瞬間がありますが、これがかえってスリリングでいいですね。
メヌエットはあえて淡々とした演奏で1楽章との対比をしっかり印象付けます。そして原曲では美しさの限りを尽くしたアダージョですが、ここも淡々としたままで、ちょっと驚きますが、逆に見透し良くハイドンの美しいメロディーが堪能できて結果的にイリッチにしてやられた感じ。じわじわと癒されていきます。
この曲のフィナーレは力強さと疾走感に包まれる名曲ですが、イリッチはその両方を見事に表現してきます。アルバムの最後にふさわしくぐっと踏み込んでクライマックスを築いてきました。いやいや見事!

イヴァン・イリッチによる、ハイドンの交響曲のピアノ独奏版世界初録音ですが、これは面白い! 実に玄人好みのアルバムで、演奏も見事。単にピアノで弾いたというレベルではなく、原曲のメロディーやハーモニーをなるべく変えないように編曲されたものを、ピアノという楽器の響きの特性を踏まえて、原曲の面白さとはちょっと違うところにしっかりとスポットライトを当て、しかも不自然でなく、また軽妙かつ端正なハイドンの音楽の本質をしっかりと踏まえたものになっています。ハイドン入門者向けとは言えませんが、色々聴いてきたハイドン通の皆さんにこそ聴いていただきたいアルバムだと言えるでしょう。評価は3曲とも[+++++]とします。



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tag : オックスフォード 交響曲75番 悲しみ

【新着】ファレンティン・ラドゥティウのチェロ協奏曲2番(ハイドン)

協奏曲ものが続きます。

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TOWER RECORDS / amazon(mp3)

ファレンティン・ラドゥティウ(Valentin Radutiu)のチェロ、ルーベン・ガザリアン(Ruben Gazarian)指揮のハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団(Württenbergisches Kammerorchester Heilbronn)の演奏でハイドンのチェロ協奏曲2番、アンリ・カサドシュ(Henri-Gustave Casadesus)のチェロ協奏曲ハ短調(J.C.バッハ:チェロ協奏曲 ハ短調 W.C77)、ジャン=バティスト・ジャンソン(Jean-Baotiste Aimé-Joseph Janson)のチェロ協奏曲ニ長調の3曲を収めたアルバム。収録は2016年6月27日から29日、シュトッツガルトの北の街、オッフェナウ(Offenau)のSalineという施設。レーベルはhänssler CLASSIC。

このアルバム、最近の新譜を物色していて手に入れたもの。チェリストも指揮者もはじめて聴く人ということで、いつものことながら新鮮な気分。

ファレンティン・ラドゥティウは1986年ミュンヘン生まれのチェリスト。ミュンヘン放送響のチェロ奏者だった父の手ほどきで6歳からチェロをはじめ、クレメンス・ハーゲン、ハインリッヒ・シフ、ダヴィド・ゲリンガスら名チェリストに師事し、2008年にはカール・ダヴィドフ国際コンクールで第1位と特別賞を同時受賞して頭角を現しました。ラドゥティウという不思議な響きの名前は、父がルーマニアから1977年に亡命したとのことで、ルーマニアの名前なんでしょう。彼のウェブサイトでディスコグラフィーを調べてみると、すでにハイドンの1番もリリース済みでした。ということで1番も追加注文です(笑)

指揮者のルーベン・ガザリアン、はじめて聴く人ではありませんでした! 調べてみると手元にあの、足でホルンを操るフェリックス・クリーサーのアルバムでホルン協奏曲の伴奏を務めていました。もちろんこのアルバムは記事にしています。しかも記事にしていないアルバムでもさらに2枚のアルバム(mDGのトランペット協奏曲、mDGの雌鶏)でもタクトをとっています。いやいや今更ですが記憶力に陰りが忍び寄ってます(苦笑)。どのアルバムのオケは今回のアルバムと同じハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団。調べてみると、このオケはアルゲリッチのハイドンのピアノ協奏曲の伴奏を務めたイエルク・フェルバーが1960年に設立し、2002年からルーベン・ガザリアンが芸術監督兼首席指揮者を務めていましたが、昨年2018年夏よりケース・サリオーネ(Case Salione)に引き継いだとのことです。

ということで、肝心の演奏です。

Hob.VIIb:2 Cello Concerto No.2 [D] (1783)
実にゆったりとして力の抜けた序奏から入ります。録音会場はウェブで調べると平土間の体育館のような感じのホール。それにしては響きもなかなかよく、オケの響きが良く溶け合ったいい録音。ラドゥティウのチェロは伴奏の自然さに呼応してか、こちらもリラックスして自然な入り。虚心坦懐、無欲というか、実に自然な演奏。ハイドンはこう演奏すれば曲の美しさが際立つことを知っているよう。適度に華やかで、抑制も効いて、古典期の協奏曲の理想的な演奏と感じます。そしてリズムは重くなく、むしろ軽やか。速いパッセージをしっかり弾くことで落ち着いた印象も残します。華がないかというとそうではなく、テクニックを誇示しない分音楽自体の魅力が滲む秀演。まだ若いのにこの円熟ぶりはどうでしょう。伴奏のガザリアンとの息もピッタリで、素晴らしい一体感。長大な1楽章は夢見心地です。驚いたのがカデンツァ。Tobias PM Schneid作とありますが、現代音楽風で非常に長いもの。ここで自己主張するということだったんですね。ここでも力むことなく冴えた弓裁きを披露。素晴らしい1楽章でした。
アダージョは予想通り、節度を保ちながらチェロが程よく鳴く見事なもの。全く力みなく非常にリラックスして演奏を楽しんでいるよう。オケの方も余裕たっぷりにさらりとチェロを支える職人芸。音量を抑えてもメロディーが心地良く響きます。2楽章のカデンツァも不協和音を織り交ぜながら訥々と語るような変わったものですが、不思議にこの楽章の静けさを踏まえてマッチしているように聴こえます。
フィナーレは独特の郷愁を誘うような入りからチェロが鳴き気味。引きずるような弓裁きで速いパッセージに陰りを加え、ようやく個性的な色をつけてきました。オケもさっぱりとしながら豊かなニュアンスを残す、ソロとマッチした演奏で花を添えます。

ハイドンのト長調協奏曲は名演揃いですが、このラドゥティウの演奏は薄化粧の美人が爽やかに微笑んでいるような魅力がありますね。協奏曲はソロのテクニックやオケとの掛け合いなど、様々な面白さがありますが、ラデゥティウの冴えたアプローチは、ハイドンの傑作コンチェルトの魅力を最大限に活かす見事なアプローチと言っていいでしょう。レビューのために何度が聴きましたが、全く聴き飽きるどころか、聴くたびに新たな発見がある、実に深い演奏です。私は気に入りました。ということで評価は[+++++]といたします。ハイドンの後の2曲も実に面白い曲。アルバム自体の企画も素晴らしい名盤です。未聴の方は是非!



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tag : チェロ協奏曲

【新着】アレック・フランク=ゲミルのホルン協奏曲(ハイドン)

久々の協奏曲です。

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TOWER RECORDS / amazon

アレック・フランク=ゲミル(Alec Frank-Gemmill)のホルン、ニコラス・マギーガン(Nicholas McGegan)指揮のスウェーデン室内管弦楽団(Swedish Chamber Orchestra)の演奏で、フォルスター、テレマン、ネルーダ、レオポルド・モーツァルト、ハイドンのホルン協奏曲を収めたSACD。収録は2017年2月、スウェーデンのストックホルムから西に内陸にだいぶ入ったところの街、エレブルー(Örebro)のコンサートホールでのセッション録音。レーベルは素晴らしいプロダクション連発のBIS。

このアルバム、タイトルは「モーツァルト以前のホルン協奏曲集(Before Mozart Early Horn Concertos)」というもので、まさにモーツァルト以前のホルン協奏曲の名曲を5曲収めたもの。その中の最後がハイドンのホルン協奏曲(Hob.VIId:3)。当ブログの読者の皆様なら、ハイドンのホルン協奏曲がモーツァルトのそれに勝るとも劣らないものだというのは先刻ご承知のことと思います。つまりこのアルバムのメインがハイドンといっても過言ではありませんね。

さて、オケはおなじみニコラス・マギーガンが振るスウェーデン室内管ということで、マギーガンの方からさらっておきましょう。これまでマギーガンのアルバムは4回取り上げていますが、最初に取り上げたロンドン、88番、時計がイマイチだったんですが、その後の3枚は絶妙なる演奏で、交響曲も室内楽もアリアの伴奏も見事でした。指揮ばかりでなくハンマーフリューゲルやフラウト・トラヴェルソまでこなす才人。マギーガンについては過去の記事をご参照ください。

2018/08/25 : ハイドン–オペラ : ウィリアム・バーガーのオペラアリア集(ハイドン)
2016/01/26 : ハイドン–室内楽曲 : ガメリート・コンソートのピアノ三重奏曲など(ハイドン)
2015/05/09 : ハイドン–交響曲 : 絶品、ニコラス・マギーガンの交響曲集第2弾(ハイドン)
2011/09/03 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ニコラス・マギーガンのロンドン、88番、時計

そして、メインのホルンを吹くアレック・フランク=ゲミルははじめて聴く人。テクニシャン揃いで知られるスコットランド室内管の首席ホルン奏者とのことで、ソロアルバムはこのアルバムで2枚目。ちょっと聴いてみた感じでは弱音のコントロール能力がずば抜けて素晴らしいですね。これは期待できそうです!

Hob.VIId:3 Concerto per il corno [D] (1762)
ハイドンまでの4曲を流して聴いて、さあ、本命。ちょっとヴォリュームを上げて構えて聴き始めます。
マギーガンの振るスウェーデン室内管は爽やかに速めのテンポで入ります。リズムの刻みがキリっと引き締まっていい感じ。フランク=ゲミルのホルンも楽器の難易度を全く感じさせない軽やかな入り。まさに軽々とリズムを合わせていきます。しかもアクセントがくっきりとついて類まれな表現力の持ち主であることがわかります。古楽器のオケに合わせて爽快なメロディーが流れます。徐々に装飾音を付加し始めてテクニックを披露。そのテクニックも尋常でないことが1楽章のカデンツァで明らかになります。ホルンでこれだけの静寂を感じたのは初めて。素晴らしい弱音のコントロールに痺れます。1楽章はそよ風のように流れていきました。
あの弱音をアダージョで披露されたらさぞかしすごかろうという期待を持たせて2楽章に入ります。マギーガンはその期待を知ってか実にしっとりとした入り。序奏から痺れます。予想通り、ホルンという楽器の特性を知り尽くしたハイドンが書いたシンプルなメロディがフランク=ゲミルの演奏で神がかったように厳かに鳴り響きます。音程がぐっと下がるところの筆舌に尽くしがたい美しさ。ホルンの一番美しい響きに痺れます。弱音なのに恐ろしいほどの安定感。そしてこの楽章でもカデンツァは静けさと美しさ極まる素晴らしいもの。絶美。
再び活気に満ちた爽やかフィナーレ。どうしてこれほどまでにホルンを軽々と吹けるのでしょうか。リズムのキレが冴え渡ります。上下する音階の心地よさ。くっきりと浮かび上がるホルンのメロディ。さざめくようにホルンをサポートするオケ。最後のカデンツァも神業。この演奏で聴くと、モーツァルトのひらめきを上回るホルンという楽器の特性と響きを最大限に活かすハイドンの見事な筆致が浮かび上がりますね。短い曲ではありますが、美しさを極める高みと巧みな構成の深みを味わえる素晴らしい演奏でした。

演奏が難しいホルンという楽器をこれだけ見事にコントロールするアレック・フランク=ゲミル、恐ろしい才能の持ち主と見ました。これだけの制御能力を聴かせるのは、ホルン三重奏曲(Hob.IV:5)でのルツェルン祝祭管のアレッシオ・アレグリーニくらいでしょうか。これは是非ともアレック・フランク=ゲミルに超絶技巧を要するホルン三重奏曲に挑んでもらいたいですね。
ということで、評価はもちろん[+++++]とします。ホルン好きな方、必聴です!



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【新着】クレンペラー/バイエルン放送響の「時計」正規盤(ハイドン)

先日虎馬さんから情報をいただいていたクレンペラーの「時計」ですが、ようやくアルバムが手に入りました!

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TOWER RECORDS / amazon(mp3) / HMV&BOOKS onlineicon

オットー・クレンペラー(Otto Klemperer)指揮のバイエルン放送交響楽団(Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)の演奏で、ハイドンの交響曲101番「時計」とブラームスの交響曲4番を収めたCD。ハイドンの収録は1956年10月18日、19日、ミュンヘンのヘラクレスザールでのライヴ。レーベルはバイエルン放送響の自主制作、BR Klassik。

これまで、この演奏ははライヴ系のレーベルからいくつかのなどで知られていた演奏ですが、ご本家BR Klassikからようやく正規盤がリリースされたというもの。ただし、それらの演奏記録は1956年10月19日のライヴとうことですが、今回リリースされたものは前記の通り10月18日と19日というもの。果たして既発盤とどのような違いがあるのかが興味のポイントでしょう。

クレンペラーがバイエルン放送響を振ったのはオイゲン・ヨッフムの招きにより1956年4月のこと。その後1969年5月までの間にミュンヘンで11回のコンサートを振ったとのこと。このアルバムのライナーノーツの記載によれば、このアルバムのハイドンの録音は1956年10月18日、19日でマーラーの4番との組み合わせ。おそらくコンサート自体はこの2日間に行われたのでしょうが、録音が19日のものか、あるいは2日間の録音から編集されたものかはわかりません。

Hob.I:101 Symphony No.101 "Clock" 「時計」 [D] (1793/4)
この演奏自体は流れの良い楷書体の立派な演奏で、後年のEMIのスタジオ録音とも別の良さがあります。1楽章はクレンペラーらしい雄大な感じがありながらもきびきびとスタイリッシュに進む快感が満ちています。自然に吹き上がるオケの魅力とこの1楽章の端正な造形美が両立する素晴らしい演奏。
続く時計のアンダンテはまさに中庸の美学。オーソドックスなのに彫りが深く、素晴らしい立体感。流石にバイエルン放送響、木管の巧さも絶妙です。そして展開部でオケのパワーを見せつけたかと思うと、音量を落として孤高な印象も残します。テンポをあまり動かさずにこれだけ表情の変化をつけるのは流石。
メヌエットはクレンペラーらしく豪快で堅固。リズムをあえて重くして、中間部の軽やかさを引き立てます。そしてフィナーレは1楽章のスタイリッシュさが戻ってきました。オケをグイグイ煽ってハイドンの書いた音楽が鮮やかに広がります。晩年テンポをかなり落とした演奏が多かったクレンペラーですが、この快速のフィナーレは痛快。これをナマで聴いたらさぞかし素晴らしかっただろうと想像してしまいます。いやいや見事。



さて、これまであんまり聴き比べ的なことはやってきていませんが、このアルバムの真価をを明らかにするためには聴き比べ的アプローチも必要ということで、聴き比べ情報も付記しておきましょう。

まずは比較対象を開陳。手元にはクレンペラーがバイエルン放送響を振った時計のアルバムがいくつかありますので、所有盤リスト掲載順に列記しておきます。

(1) (????) [8'26/9'08/7'35/4'22] DISQUES REFRAIN DR 910002-2 ※演奏日の記載なし
(2) (December 1950/Live) [8'12/8'53/7'23/4'14] Couplet CCD-3012 ※CD-R
(3) (18, 19 October 1956/Live) [8'20/8'53/7'25/4'23] BR KLASSIK 900717 ※今回のアルバム
(4) (19 October 1956/Live) [8'12/8'53/7'23/4'14] MEMORIES REVERENCE MR 2266/2277

また、以前謎めいたCouplet盤を取り上げた時にコメントをいただいたライムンドさんのブログよりGolden Melodram盤の記録を転記しておきます。
(5) (19 October 1956/Live) [8'10/8'44/7'18/4'10] Golden Melodram

タイミングだけみると(2)はタイミング的に(4)と一緒なので結局10月19日の演奏なんでしょう。しかも(2)のハイドン以外の曲が1950年10月の演奏なので、ハイドンの演奏日の誤記と考えるのが自然です。(5)のGolden Melodram盤もタイミング的には近いですね。楽章間の時間のとりかたでこの程度はずれるでしょう。(1)はどの楽章も一律に少し演奏時間が長いんですが、1楽章を何度か聞き比べると、ちょっと音程が低いような気がしないでもありません。テープ速度の問題でしょうか。(5)は実際に聴いていませんが、おそらくここにリストアップした演奏は同一の演奏のような気がします。

音質面ではこのBR KLASSIK盤が既発盤とどう違うのかが気になります。もちろん全てモノラルです。
(1)は書いた通り、少しテンポが遅く感じます。それゆえ雄大な感じもあり、音質は自然ではありますが高音が少し詰まって聴こえます。演奏の印象も雄大な感じが強くなります。
(2)が意外にもなかなかいい録音。今回色々と聴き比べてみると、繊細感とバランスがなかなかいい具合。
(3)の正規盤は(2)よりもさらに繊細でダイナミックですが、ヴァイオリンだけちょっと浮かび上がるようなところがあったりかすかに位相がずれているような微妙な違和感があります。色々加工して仕上げてきているような感じ。
(4)は精細感は劣るものの自然さは勝ります。低音が少しボンつく感じはありますが、ライヴ盤としては聴きやすい感じです。

ということで、今回リリースした正規盤もなかなかのところですが、音質面では一長一短で買い直し必須とまでは言い切れないところ。
ということで、当ブログの結論は下記の通り。

このバイエルン放送響とのライヴは絶品。評価は[+++++]。
クレンペラーファンの方は既発盤を含めて全部買う価値があります。既発盤を持っている方は音質面では無理して買い直す必要はありません。なお正規盤でなければ認めないというコンプライアンス意識の高い方で密かに既発盤を持っている方は、既発盤は投げ捨て、正規盤に買い換えましょう!

※ハイドンの演奏コレクターである私はGolden Melodram盤が欲しくなってきました(笑)





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【番外】静岡日帰り紀行

なんだかドタバタとした日を送っておりますが、ちょっと気になる展覧会が静岡で開催されていましたので、日帰りで静岡まで行ってまいりました。骨休め記事でスミマセン。

気になる展覧会というのはこちら。

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静岡県立美術館:熊谷守一 いのちを見つめて

先日NHKの日曜美術館の終わりの展覧会案内で見かけて興味を持ったもの。晩年の非常にシンプルかつアーティスティックに抽象化された画風で知られる熊谷守一の大規模な回顧展ということで、これは見なくてはと思ったもの。会期は9月23日までということで、9月中旬にでも出かけてみようかと思っていたところ、9月9日から東名高速の大井松田ー清水間と静岡に向かう大動脈が集中工事期間に入り、終日対面通行と渋滞が予想されるため、思い立って9月3日の火曜日に嫁さんと二人で出かけることにしました。

ということで3日の朝7時と我々にしては比較的ゆっくりな時間に出発。自宅から東名川崎インターで高速に乗り一路西へ。いつものように車中でコンビニおにぎりをいただきながらのドライブです。平日なので渋滞もなくスイスイと西に進み、海老名や足柄など大きなサービスエリアよりはお客さんも少なくて落ち着いていてお気に入りの鮎沢パーキングエリアで一休み。

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いつもの鉄塔が霧にむせぶように見えますが、最近iPhoneを車の空調の吹き出し口にクランパーでセットするので、ドライブ中はiPhoneが冷え冷えで、カメラのレンズが曇っているだけ(笑)

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幸いこの日は天気に恵まれました。

しばし休憩して、さらに西に向かいます。御殿場を過ぎて新東名と東名の分岐ですが、この日は東名に進みます。最近の旅では走りやすい新東名ばかり使っていたので東名を走るのは久しぶり。裾野、沼津、富士、富士川とやり過ごすと、海沿いに出ます。好天の海沿いをしばらく走ると目的地の最寄りインターである清水インターに程なく到着。あとはいつも通り、Google Mapsの指示通り、日本平の麓にある静岡県立美術館を目指します。

美術館の開館時間は10:00。首尾よく10分前くらいに到着しました。

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入り口の方に歩いて来てみると、目的の展覧会のポスターが目に入ります。

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入り口の前では厳しい日差しを避けて、建物の陰で何人かのお客さんが開館待ち。

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なんだか美術館の建物はあまり個性のないズドーンと長い変わったデザイン。調べてみると設計は静岡県都市住宅部営繕課、設計共同企業体静岡設計連合とあり、開館は1986年と意外に古いことがわかりました。
10時ピタリに守衛さんが鍵を開けて開館。中は冷房がキンキンに効いていて、日光直下の灼熱の中で待っていたので、まるで極楽浄土に来たよう(笑)

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企画展の会場は2階ということで階段を登っていきますが、あまり人がいませんね。

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熊谷守一展に向かうお客さんは数組ということで、狙い通りのんびり見られそうです。

熊谷守一の作品は晩年のものは見覚えのあるものがポツポツとあるものの初期の作品などは全く見たことがないものばかり。配布されていた作品リストをみると200点近い作品が揃っています。展示は年代、テーマ別に分けられて、生涯を追えるようになっていました。

第1章 画家・熊谷守一の誕生
第2章 「モリカズ様式」へ
第3章 いのちを描く
いきもの
第4章 80歳を超えて
第5章 守一とともにあるもの 日本画・書・素描・遺品

多数の作品を体系立ててみたことで、今までユーモラスだったり日本的な単純化といった視点でみていたものが、その単純化が極めて洗練され、抽象芸術的なアーティスティックさに満ちているという印象を得たこと。印刷や映像でみるとイラスト的な印象を持ちますが、実際の絵には豊かなテクスチャーがあり、また熊谷守一の特徴である赤い輪郭線も表面の絵の具を削って下地を見せるという技法によることで、実に趣深いものになっているのがよくわかりました。
以前見たマティスやモネが晩年になるに連れて洗練というか究極的なシンプル化に向かっていったのと同様、熊谷守一もディティールをそぎ落として生き物や物のエッセンスを究極のシンプルさで捉えて絵にしていたんですね。

面白かったのはサイン。どの絵にもサインが入ってますが、晩年はカタカナで「クマガイモリカズ」とまるで子供の絵のように、そして戯れるように絵に釘で引っ掻くようにして書いてあるんですね。よく見るとその位置もかなり大胆。これも天真爛漫な熊谷の作風を象徴していますね。

ということで、この展示は実に面白かった。わざわざ静岡まで見に来た甲斐がありました。やはり空いていて、のんびりと見られるのが一番いいですね。

展示の構成は良かったものの、絵が曲がってかけられていたり、照明がイマイチだったりと、会場設営にはちょっと課題ありでしたね。せっかくの良い企画なので、この辺も手を抜かずにお願いしたいところです。また、県立美術館のこの展覧会のウェブサイトも情報量不足でしょう。展示構成や、SNSを意識したアイデアなどを加えれば集客数を伸ばせる余地がありそうですね。

一通り見終わると、奥にロダン館というのがあり、ロダンの彫刻が集められた大きなホールがあります。こちらも見応えありそうでしたが、熊谷守一をじっくり楽しんだので、さらりと見て出てきました。



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外に出ると灼熱(笑) ちょうど11:30と、約1時間半展覧会を楽しんだことになります。エントランス前の池では守衛さんが鯉の餌やりをしていました。鯉のお昼ご飯ですね。

さて、ここ静岡県立美術館は日本平の麓。せっかく静岡まで来たので、この近くの名所を訪ねることにしました。行き先は久能山。そう、徳川家康が眠る久能山東照宮です。

東照宮といえばもちろん日光が本宮社なんですが、元和2年(1616年)に徳川家康が駿府城で亡くなった直後に柩が運ばれたのが久能山。全国に現在130現存する東照宮のうち最初に建立されたのがここ久能山東照宮ということで、一度来てみたかったところ。事前に行き方を調べていると、海沿いから石段を登っていくのと、日本平パークウェイからロープウェイで降っていくのとふた通りの行き方があるよう。海沿いからの石段はかなりキツイとの情報を得ましたので、迷わず(笑)ロープウェイを選択したわけです。

静岡県立美術館からは、一旦山を下って東名沿いから日本平パークウェイに入って20分少々。日本平には何度か来たことはありますが、東照宮もロープウェイも初めてです。程なく日本平の頂上付近にある日本平ロープウェイの日本平駅駐車場に着きました。

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静鉄グループ:日本平ロープウェイ

車から降りて、切符を買うと、ロープウェイはどうやら10分ごとに運転しているよう。切符売り場から少し下ったところに駅がありました。ここのロープウェイはケーブルカーと同じで、2台のゴンドラが交互に行ったり来たりするタイプ。しかもロープウェイなのに、登るのではなく降るのは非常に珍しいタイプとのこと。見下ろすと青く見えるのは空ではなく駿河湾。海に向かって降りていく感じです。ここ日本平駅が標高269m、向かう久能山駅が標高145mということで、標高差124mを5分かけて降りていくことになります。

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ゴンドラはそれほど広いわけではありませんが、なんと55名も乗れるそう。

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しばらくで出発時間となり、添乗員が乗り込んで出発。観光地ではお決まりの添乗員さんのなかなかの名調子によるコミカルな観光案内アナウンス。これで観光気分が盛り上がります。途中支柱が1本ありますが、眼下の谷は深く、深いところで90mもあるそう。ケーブルカー方式なので途中で昇りのゴンドラとすれ違いますが、意外とスピード出てますね。

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上をみると天井には葵の御紋が。凝ってますね(笑)

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5分ということで、あっという間に久能山駅に着きますが、駅の横には推定樹齢500年の楠。東照宮建立が家康の死後ということで、この楠の樹齢はそれよりはるか以前。調べてみると、ここ久能山は東照宮建立前は久能城という山城で、永禄11年(1568年)、駿府に進出した武田信玄によって築かれたとか、それ以前に今川氏の時代から使われていたなどという可能性もあるそう。周りには城壁だったと思われる古い石垣があり、東照宮建立前の久能城の貴重な遺構になっています。

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ゴンドラを降りて日本平方面を望みます。降りてびっくりしたのが気温。たった100m少し下がっただけなのに暑い! 日本平駅から明らかに気温が上がっています。好天に恵まれたのはいいですが、かなりの暑さで、ちょっと動いただけでも汗が噴き出します。これはロープウェイではなく下から石段を登ってきたら死んでしまいますね(苦笑)

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久能山東照宮

駅から少し下ったところに東照宮の入り口がありました。10mくらい歩いただけなのに予想通り汗だく(笑)

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入り口のある社務所の前から眼下の駿河湾を望みます。海岸沿いには多数のビニールハウスがありますが、これはこの辺りが名産の葉生姜や石垣イチゴのハウスとのこと。いやいやいい景色ですが暑い!

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社務所で拝観料を払って境内に入ります。正面に見えるのは楼門。これは重要文化財。

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石段を登っていきますが、蹴上が普通の石段よりも高くて昇りにくい。なんでも元山城だったことからあえて昇りにくくしているとのこと。この石段が元で後でトラブルが、、、

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楼門をくぐるとさらに上に重要文化財の唐門と回廊に囲われた国宝の御社殿が目に入ります。ここにきて少し涼やかだと思ったら左側の上部のパイプからミストシャワー! あまりの暑さということで、粋な計らいです。これだけでも体感温度が少しは下がりますね。

日光の東照宮は陽明門に到るまで動線を何回か屈折させることで空間の変化をつける見事な配置でしたが、こちら久能山では楼門から御社殿まで一直線の配置。ただし、唐門前の階段は登れず、一旦右に動線を曲げることで、似たような効果を狙っています。

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唐門前の石段の近くまで来ると右に神楽殿がありその脇に入っていきます。

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神楽殿の横にはプラモデル発祥の街静岡らしく、プラモデルが奉納されていました(写真なし)。その裏でちょっと動くものが、、、(笑)
 神楽殿の壁でカマキリが鎌を素振りしてました(笑)

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神楽殿の脇から石段を登ると御本社の右に出ます。正面は日枝神社。そして、この門をくぐると御本社です。

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御本社は手前の拝殿、石の間、本殿が一体となった権現造。2010年と比較的最近国宝に指定されたもの。社殿はかなり手入れが行き届いてますが、明治以降は50年に一度漆の塗り替えがされているそう。現伽藍は2006年に塗り替えが完了したということで、綺麗なわけです。

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日光の東照宮には比べるべくもありませんが、それでも漆の極彩色の建物は絢爛豪華。これは拝殿正面の軒部分。

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御本社の東側にある「家康公御手植のみかん」。本当だとすると400年以上経っているわけですね。樹勢を考えると接木などでDNAを受け継いでるとかでしょうか。

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こちらは御本社の西側にある「大蘇鉄」。こちらは樹齢650年とありますので、先ほどロープウェイの久能山駅の横にあった楠よりもさらに150年古いわけです。

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大蘇鉄の奥にまだ道が続きますので、進んでみると、そこは家康公が眠る神廟でした。日光東照宮にも奥宮宝塔という墓所がありましたが、亡くなられた日にこの地に運ばれたとのことなので、ここにいらっしゃるような気がします。。

ここ久能山東照宮は日光東照宮の圧倒的な煌びやかさにはもちろん及ばないものの、久能城の城壁が残っていたりして、往時を偲ぶ手がかりが色々あり、なかなか見ごたえがありました。そして、ここのウェブサイトは良くできてます。今時SSL対応でないのはご愛嬌ですが、境内各所を360度ビューで見られるページもあり、この手の施設の中ではかなりしっかりとしたつくりで、ウェブサイトを眺めるだけでも行った気になるようできていますので、一度見てみてください。



さて、元来た石段を降りて、社務所前に戻ります。ただこの下りの石段、段差が大きいことは先に書いた通りですが、下りの石段でどうやら嫁さんが膝を痛めたよう。旅から帰った後も痛みが残っていると言っていますので、気をつけなければなりませんね。原因は石段と老化が半々だと思いますが、、(笑)

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再び眼下を見下ろすと駿河湾が輝いてます。遠くに見える山の左は焼津方面。汗だくになって降りてきたところで、ロープウェイの昇りがもうすぐ発車というアナウンス! 慌てて階段を駆け上って、ロープウェイに乗り込みます。往きは空いていましたが、もうお昼過ぎとあって、ゴンドラ内は結構な人混み。息を切らして駆け込み、5分間の空中散歩を経て、日本平駅に戻ってきました。

帰りのゴンドラのアナウンスの最後に、日本平駅の横にあるデジタル放送のアンテナのある日本平夢テラスの案内がありました。

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日本平夢テラス

こちらがデジタル放送アンテナと夢テラス。アンテナのてっぺんは雲の中。この夢テラスも隈研吾さんの設計。隈さん流行ってますね(笑) 嫁さんに「行ってみる?」と聞くと「行かない!」とのご裁定。まあ、石段をだいぶ昇りましたので、この先階段を昇ってテラスに上がるのも厳しいですね(笑)



さて、時刻は12:30過ぎ。そろそろお腹が減ってきましたので、火照った車にエアコンをギンギンにかけて冷ます間、食べログを検索して美味しそうな店を探します。どうやら海鮮丼の美味しい店が見つかりましたので、そちらをセットして、出発することにしました。いつものようにGoogle Mapsの指示通り進むと、往きにきた日本平パークウェイを戻る方向を示します。お店の名前には「清水港」とありましたが、逆に静岡駅方面に進みます。30分ほど走ってついたお店がこちら。

食べログ:清水港みなみ

着いてみると、そこは静岡駅のすぐ脇。お店の名前は確かに「清水港みなみ」。ちょっと紛らわしいですね。ここは人気店らしく、2階にある店舗に続く非常階段に、暑い中、何人かのお客さんが並んでいます。その最後尾に着いてしばらくで順番が回ってきて、店内へ。2時までのランチタイムの1時過ぎということで、いくつかのメニューは品切れ! 私たちが頼んだのはこちら。

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こちらが鮪漬け丼。

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こちらが鮪中トロ炙り漬け丼。

いやいや、これが旨かった! しかも値段も恐ろしく安い。東京でこれをいただいたら1500円は下りませんが、漬け丼は800円台、中トロでも1200円ちょっと。お金を出せば東京でも美味い鮪はいただけますが、ここは漬け方、炙り方が違います。流石に鮪で売っている店ということで見事。今回は旅のついでに寄りましたが、次回静岡に来るときはここの鮪は外せませんね。いやいや大満足でした。



エネルギー充填も完了したということで、嫁さんがここに来る途中に看板が目に入った登呂遺跡に行ったことがないということで、ついでに登呂遺跡に立ち寄ってみることにします。私も登呂遺跡に来たのは30年くらい前。記憶も曖昧です(笑)

静岡駅近くから登呂遺跡までは車で10分ほど。駅から南下してだいぶ海に近いところになります。東名高速脇の登呂遺跡の駐車場に車を停めますが、他に車は数台停まっているのみで、この炎天下からか来訪者は少ないようです。

駐車場から車を降りて、北に向かって畑の脇を歩いて行くと、竪穴式住居らしき姿が見えてきました!

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静岡市立登呂博物館:登呂遺跡

遺跡の手前は田んぼ。

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その中に何やら紫色の稲も混じって顔らしき絵が見えます。田んぼアートでしょうが、地上から見ただけではイマイチ何が書いてあるのかわかりません。Google Mapsの航空写真で確認すると、おそらく現在とは違う富士山らしき絵でした。

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稲は穂が実り始めていますね。しばらくすると黄金色に輝くことでしょう。

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登呂遺跡は国の特別史跡に指定されており、弥生時代(1世紀ごろ)の住居跡で、周辺の田んぼも発掘により当時の姿を再現しているそう。あまり知りませんでしたが、この遺跡の発見は、戦時中の昭和18年にこの辺りに軍需工場(プロペラ工場)を建設する際に見つかったとのことで、戦時中にも関わらず発掘が行われたそう。B29の爆撃でこの遺跡も被害を受けたそうですが、戦後まもなく発掘調査が再開し、今に至るということです。このあたりのことは先の静岡市立登呂博物館のサイトに記載されています。

現在建っている建物は全て復元されたもので、上の写真が竪穴式住居(2号住居)。

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復元住居のうち1号住居はモルタルによる再現とのこと。

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どの竪穴式住居も中に入ることができます。中に入るとやはり少し涼しいですね。中央に囲炉裏が切られ、周りよりも一段低くなっています。昼でも暗い中に入ると当時の生活はどうだったのだろうかと想像してしまいます。夏の暑さは多少は和らぐでしょうが、温暖な静岡でも冬は厳しかったのではないでしょうか。

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こちらは祭殿。形が伊勢神宮の神明造りと似ていますね。この復元がどれだけ当時のものに忠実かはわかりませんが、古くから日本の伝統的な形として伝わるものなのでしょうか。千木にカラスがとまって縄張りを監視しています(笑)

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祭殿の説明書きを読むと、柱穴の位置からか、棟木を外から支える棟持柱の構造であったとあり、これも伊勢神宮と同じ構造。伊勢神宮は大学時代に図面を起こしたので今でも構造が思い出せます。

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真ん中が棟持柱ですね。

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竪穴式住居や祭殿などを一通り見て回ると、4本柱倉庫の日陰にスタッフがいて、暑い中火起こし体験なるものをやっていました。全くご苦労なことです。火起こしに興味がないわけではありませんが、あまりの暑さに「今日は暑いですね〜」などと声をかけて通り過ぎさせていただきました、スミマセン!

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なんとなく一巡した感もあり、駐車場の方に戻ろうとすると、「登呂の火起こし」と題された彫像があるではありませんか。これで当時の火起こしの様子が鮮明に脳裏に焼き付きました(笑)

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そしてその近くには歌碑があるではありませんか。帰って調べてみると、万葉集の体系的研究などの業績でも知られる明治5年生まれの歌人、佐佐木信綱の歌でした。

 「登呂をとめ阿部をのこらが歌垣のうた聲にまじる遠つ潮さい」

とあり、登呂の乙女と阿部の男が歌を交換し合う情景を読んだものとのこと。佐佐木信綱は昭和22年にこの地を訪れ、30首ほどの歌を詠んだとあり、その中の1首。単なる彫像に歌碑ですが、これを見てなんとなくここで稲作をしていた人々の生活に触れたような気になるから不思議なものです。



ということで、本当に駐車場に戻ろうとすると、脇に立派な建物があり、静岡市立登呂博物館とあります。炎天下散々歩いたので、このあと博物館はハードかなと思って素通りしようとすると、「1階は無料開放」との張り紙が!

静岡市立登呂博物館

入ってみると、クーラーの効いた室内はまるでオアシス(笑) 炎天下の遺跡見物でちょっとくたびれてましたのでこれ幸い。

ここは2階が有料の博物館で、1階はミュージアムショップや無料展示スペース。涼みついでにミュージアムショップなどを冷やかしていると、入り口にガチャガチャがあるではありませんか! ということで大枚300円を投入してゲットしたのはこちら(笑)

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コップのフチ子ちゃんならぬコップの埴輪くん。好きです、こうゆうノリ。もちろん自分へのお土産です(笑)

ガチャガチャと戯れているとスタッフの方が1階の無料展示スペースを案内してくれました。実際の遺跡にはかないませんが、中の展示もなかなかの情報量。何より涼しい中見学できるのがいいですね。ということでぐるっと見て回って、駐車場に戻りました。

時刻は14:00過ぎということで、帰りがてら、以前に来たことがある三保の松原に寄ってみることにしました。登呂遺跡から東名高速の下をくぐって海沿いに出て一路東に向かいます。途中、先ほど行った久能山東照宮の真下を通りますが、東照宮から見下ろした距離感とは異なり、下から見上げる久能山は高い! しかも石段は急登に見えます。間近で見るとロープウェイでアプローチして正解でした。この酷暑の中下から登ったら大変でしたね。

ということで久能山下を通り過ぎて、しばらく走ると右に入るように促されしばらくで美保の松原の無料駐車場に到着。こちらは登呂遺跡とは異なり、かなりの台数の車が停まっていました。

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美保の松原の入り口は近くの美穂神社からの松林の参道でつながっており、その参道も多くの観光客が歩いていますが、良くみると日本人は少なく、中国人観光客が多いですね。どうやら人気スポットのようです。
ということで、入り口の看板も日本語の看板の前に外国人向けの看板があり、こちらがメイン(笑)

しかもコピーは「天女に会える、そんな気がする」、英語は”Feel the legend in the breeze.” 煽ってます(笑)

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こちらは日本語の案内看板。内容は至ってオーソドックス(笑)

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松林の砂丘の中を歩いて、、、

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海に出るとやはり絶景です。遠くに大きな船が行き交い、東には富士山を望むはずですが、残念ながらこの日は雲の中。海岸でのんびりと景色を楽しむ人もあれば、甲高い中国語で何やらわめき散らす人もあり、時代は変わりましたね。この三保の松原がどうして中国人や外国人に人気なのかは依然不明です(笑) 広大な中国にはもっと絶景ポイントがありそうですが、、、

さて、サクッと三保の松原を散歩して、駐車場に戻る途中、そろそろお土産などを考える時刻ということで、お土産屋さんに入ってみます。登呂遺跡に三保の松原と歩き回ったので喉も渇いた頃。

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ということで、お茶どころ静岡ということで「抹茶玉露ソフト」を注文。涼しい店内でソフトクリームをいただき、お土産を買い込んで美保の松原を後にしました。



あとは帰途にとも思いましたが、この日はまだ温泉に入っていません。ということで、この辺りで好みに合う日帰り温泉を検索してみると、ちょっと山に入りますが、良さそうな温泉が見つかったので、最後に立ち寄って帰ることにしました。

美保の松原から清水駅の方に戻り、そこから山に入りますが、ちょっと気になったのは入道雲。北側にかなり分厚い入道雲がもくもくと発生しているではありませんか。気にせずGoogle Mapsの指示通り、私好みの抜け道を駆使して温泉を目指しますが、半ばくらいまで来たところで、ポツポツと大粒の雨が降って来ました。ちょうど新東名の下をくぐったあたりからアマゾンのスコールのような超激しい雨に変わり、ワイパーフルスロットルでも追いつかないくらいの集中豪雨。もちろん車のスピードを落とし細心の注意を払って運転しますが、見ず知らずの山中での集中豪雨に不安がよぎります。かといって戻るのも癪なので、そのまま目的地を目指しました。40分ほどで着いたのがこちら。

IMG_8230.jpg
静岡市営清水西里温泉やませみの湯

この写真は帰りに撮ったので雨は上がってましたが、到着時はスコールのまま。所定の駐車場から温泉の入り口までは20メートルくらいですが、外はスコール。やむなく入り口まで車でそろそろと近ずくとスタッフのおじさんが入り口横の障害者駐車場に停めて良いと案内してくれました。まず入り口で嫁さんを下ろして、スリスリとバックして駐車場に車を停め、5メートル先の入り口まで走っていくだけでびしょ濡れ。まあ、風呂でさっぱりしますので濡れるのは構わないのですが、それにしてもすごい雨でした。温泉前の道も5cmくらい冠水していて足もビッショリ(苦笑) そこまで決死の覚悟で来る甲斐があったかどうかはわかりませんが、温泉なしで帰る気にもならなかったというところでしょう。

IMG_7973.jpg

そんな天気ゆえ男風呂に入った時にはお客さんは私一人ということで、内風呂をパチリ(笑) 

ここの温泉はナトリウム・カルシウムー塩化物泉で源泉温度は31度とのこと。内風呂は加温してますが、それでもぬる目。熱い湯好きではありますが、この日ばかりは土砂降りの中ようやくたどり着いたので、ぬる湯に体を沈めてのんびりリラックスさせてもらいました。露天にも3つ浴槽があり、源泉のまま加温していない掛け流しの浴槽もあります。幸い頭にかぶる笠が備え付けられていたので、小雨になったところで、露天風呂も堪能。やはり温泉はいいですね。苦労して来ただけに温泉のありがたみも倍増です(笑)

上がって嫁さんを待っているうちに雨も上がりました。外に出ると先ほどの写真の通り青空ものぞきはじめ、来た時の集中豪雨が嘘のよう。ということで、この日の旅もここで切り上げることにして、帰途につきます。

この温泉施設の前は川。駿河湾に注ぐ興津川の支流の黒川。先ほど土砂降りの中、この川沿いの通って来た道ですが、しばらく走ると路上に何かいます。

IMG_8231.jpg

ん?

IMG_8232_20190911010556d0c.jpg

どうやらザリガニのようですが、勢いよくハサミでこちらを威嚇してくるではありませんか!

IMG_7975.jpg

気になるのでちょっと通り過ぎたところで少しバックして窓を開けると、さらにハサミを振り上げます! やる気ですね(笑)

もちろんそのまま通りすぎましたが、交通量が少ない田舎道とはいえ、この後車が通れば平面ザリガニになっちゃいます。無事だったんでしょうか??

そんなこんなで清水の山奥から、新東名新清水インターで高速に乗り、無事東京まで帰り着きました。熊谷守一に東照宮、登呂遺跡、山奥の豪雨温泉と楽しんだ日帰り旅行。一番の収穫はマグロ丼かしら?(笑)



さて、9月ももう10日。色々仕入れはしておりますので、レビューを何本か書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

(追伸)オフ会はだまてらさん、Haydn2009さん、小鳥遊さんの4名で行きましょうか、、、






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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

Haydn Disk of the Month - August 2019

嫁さんから「まとめちゃん」と呼ばれている月末恒例の記事(笑) 色々あって先月7月はお休みしてしまったため、2ヶ月ぶりの記事になります。

今年の夏は変な気象でしたね。梅雨がなかなか終わらず、日照不足が続いたかと思うと、いざあけてみれば酷暑続きに台風連発。このところも九州で大雨による被害が出たりと、異常気象が続いています。なんだか毎年異常気象が続いているようで、これが平年並みになっちゃうのでしょうか。こう色々と極端だと、農家の人も大変です。夏の入りの日照不足でお米や果物への影響が心配ですね。
また、秋刀魚も不漁との情報です。出たては高いものですが、先日新ものの秋刀魚がスーパーで1匹500円! 庶民の秋の味覚が遠のきますね。

色々あって、自分でスーパーなどに買い物に出かける機会も増え、その辺の野菜やお魚の値段の変化に敏感に反応するようになりました。そんな中でも安くて新鮮なものに出会うと創造意欲、もとい食欲をかき立てられます。

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スーパーの魚売り場にあるワタリガニは大抵は中国産かバーレーン産。ワタリガニはパスタにすると美味しいので色々やってみましたが、中国産はいけません。バーレーン産は少しはマシなものの、やはり宮城産が飛び抜けていい出汁が出ます。しかも高くないんですね。たまに出会う宮城産のワタリガニ1尾まるごとを包丁で脳天唐竹割りにしてパスタにすると実に旨いんですね。

IMG_7186.jpg

魚も色々ありますが、安くて美味しいものの代表はイワシ! DHAも豊富で言うことなし。新鮮なイワシは焼いて良しにて良し。ただし飽きるので変化が必要です。イワシも粉吹いてこんがり焼いてパスタにするんですが、この前はまるごと塩焼きにしてアサリのトマトソースをかけて変化球。脂がのって美味しいですね。

全く意味不明なマクラはこの辺にして、本題です。



8月のベスト盤はこちら!

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2019/08/31 : ハイドン–交響曲 : 【新着】絶品! エンリコ・オノフリ/セビリア・バロック管の「悲しみ」(ハイドン)

つい先ほど駆け込みで記事をアップしたばかりのものです。このアルバムを聴くまではデルジャヴィナかツァイーデで行こうと決めていたんですが、このアルバムを聴いて心変わりしました。オノフリの振る「悲しみ」ですが、これは文字通り絶品です。古楽器による演奏ですが、これまで聴いたどの古楽器の演奏よりもハイドンの交響曲の核心に迫る素晴らしい演奏です。アンサンブルの一体感、キビキビとしながらも自然なアーティキュレーション、何より心を打つアダージョと荒れ狂うフィナーレ。セッション録音ですが、ライヴのようないきいきとした演奏で、自己の表現意欲ではなくハイドンの音楽自体に込められた創意とエネルギーを発散させるような見事な音楽に仕上がっています。名曲の名演奏ということで多くの人に聴いていただくべき名盤と言っていいでしょう。未聴の方はぜひ聴いてみてください。

8月に高評価だったアルバムは下掲のとおり。両盤ともにオススメです!

2019/08/25 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】仏美女4人組ツァイーデ四重奏団のOp.50(ハイドン)
2019/08/12 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】名盤! エカテリーナ・デルジャヴィナの変奏曲と小品(ハイドン)


なかなか記事を書く時間が取れませんが、9月もそれなりにがんばります!

(業務連絡)
だまてらさんからお声かけいただいたオフ会の件ですが、日程調整に入ります。まずは参加意向のある方は、コメントもしくはメールにておしらせください。これまで参加いただいた、だまてらさん、Haydn2009さん、小鳥遊さん、Skunjpさん、Katsudonさん、ご意向をお知らせください。初参加の方も歓迎です。都内のカジュアルな居酒屋で開催の予定です。

(業務連絡追記)
だまてらさん、Haydn2009さんはそもそも参加表明いただいてますので、ご連絡不要です!

2019年8月のデータ(2019年8月31日)
登録曲数:1,365曲(前月比±0曲) 登録演奏数:11,613(前月比+19演奏)



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

ハイドン(Franz Joseph Haydn)の膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。私はなぜハイドンにはまったのか?

最新記事
カテゴリ
ハイドン所有盤リスト
Joseph Haydn Discography
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものはリスト冒頭に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

登録曲数:1,365
登録演奏数:11,529
(2019年3月31日)
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交響曲4番モーツァルトヨハン・クリスチャン・バッハオックスフォードロンドン豚の去勢にゃ8人がかりピアノソナタXVI:51ピアノ三重奏曲十字架上のキリストの最後の七つの言葉ヘンデルラモースカルラッティバッハ驚愕ショスタコーヴィチシェーンベルク交響曲75番悲しみチェロ協奏曲古楽器ホルン協奏曲時計弦楽四重奏曲Op.50アンダンテと変奏曲XVIII:6弦楽四重奏曲Op.64弦楽四重奏曲Op.20弦楽四重奏曲Op.54天地創造ヴォルフレスピーギヨハン・シュトラウスリヒャルト・シュトラウスタリスリゲティ交響曲10番軍隊ピアノソナタXVI:49迂闊者交響曲54番ネルソンミサバリトン三重奏曲ベートーヴェンピアノソナタXVI:52交響曲2番ピアノソナタXVI:37ピアノソナタXVI:46日の出皇帝弦楽四重奏曲Op.71交響曲88番ブルックナーベルリオーズウェーベルンベンジャミンナッセングリゼーメシアンヴァレーズシェルシOp.20弦楽四重奏曲交響曲67番交響曲65番交響曲9番弦楽四重奏曲Op.76狩り交響曲39番交響曲73番交響曲61番リームピアノソナタXVI:6アンダンテと変奏曲XVII:6ピアノソナタXVI:20ピアノソナタXVI:48四季交響曲全集リムスキー・コルサコフラヴェルピアノソナタXVI:45ピアノソナタXVI:44ピアノソナタXVI:21第九太鼓連打ヒストリカルボッケリーニ交響曲99番シューベルト交響曲5番ストラヴィンスキーチャイコフスキーライヴピアノ協奏曲XVIII:11弦楽四重奏曲Op.2序曲ヴィヴァルディオペラ序曲パイジェッロアリア集ピアノとヴァイオリンのための協奏曲XVIII:6すみだトリフォニーホールピアノソナタXVI:34ブーレーズサントリーホール弦楽四重奏曲Op.74哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェ変わらぬまこと無人島アルミーダ騎士オルランドチマローザ英語カンツォネッタ集ピアノ協奏曲XVIII:4ピアノ協奏曲XVIII:3ピアノ協奏曲XVIII:1ラメンタチオーネアレルヤ交響曲79番交響曲3番チェロ協奏曲1番交響曲27番交響曲58番交響曲19番紀尾井ホールドビュッシーミューザ川崎LPオーボエ協奏曲協奏交響曲ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタピアノソナタXVI:50ピアノソナタXVI:40ピアノソナタXVI:32ピアノソナタXVI:38ピアノソナタXVI:29スタバト・マーテルピアノソナタXVI:39マーラー告別交響曲97番交響曲90番交響曲18番奇跡ひばりフルート三重奏曲交響曲102番交響曲86番ヴァイオリン協奏曲哲学者小オルガンミサミサブレヴィスニコライミサ交響曲95番交響曲93番交響曲78番ピアノソナタXVI:23王妃武満徹SACDライヴ録音交響曲81番交響曲80番マリア・テレジア交響曲21番クラヴィコードBlu-ray東京オペラシティ交響曲11番交響曲12番交響曲15番交響曲37番交響曲1番ピアノソナタXVI:2ピアノソナタXVI:42ピアノソナタXVI:14ピアノソナタXVI:8ピアノソナタXVI:12ピアノソナタXVI:25ピアノソナタXVI:3ピアノソナタXVI:5ピアノソナタXVI:4ピアノソナタXVI:1ディヴェルティメント東京芸術劇場交響曲98番ピアノソナタXVI:7ピアノソナタXVI:36ピアノソナタXVI:35ロッシーニライヒャドニぜッティ弦楽三重奏曲東京文化会館フルート協奏曲弦楽四重奏曲Op.9弦楽四重奏曲Op.17剃刀弦楽四重奏曲Op.77弦楽四重奏曲Op.103ピアノソナタXVI:31ピアノソナタXVI:26ファンタジアXVII:4アレグリパレストリーナバードモンテヴェルディ美人奏者交響曲70番ピアノ協奏曲XVIII:7アコーディオンスコットランド歌曲ヴェルナーガスマンピアノソナタXVI:24交響曲35番交響曲46番交響曲51番DVD交響曲47番テレジアミサピアノソナタXVI:28アリエッタと12の変奏XVII:3帝国ラ・ロクスラーヌハイドンのセレナードラルゴ五度ラウドン将軍弦楽四重奏曲Op.1弦楽四重奏曲Op.33騎士交響曲17番ピアノソナタXVI:27シベリウス時の移ろい交響曲42番ベルリンフィルホルン信号弦楽四重奏曲Op.55交響曲87番トランペット協奏曲リュートピアノソナタXVI:10ピアノ五重奏曲チェチーリアミサ東京国際フォーラムラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン雌鶏冗談ナクソスのアリアンナピアノ協奏曲XVIII:9ピアノ協奏曲XVIII:5ヴァイオリンソナタ交響曲52番ピアノ協奏曲XVIII:2ロンドン・トリオドイツ国歌カノンモテットオフェトリウムよみうり大手町ホールパッヘルベルアダージョXVII:9受難交響曲84番パリセットベルク主題と6つの変奏オペラアリアスクエアピアノピアノソナタXVI:41交響曲57番交響曲68番リラ・オルガニザータ協奏曲交響曲50番交響曲89番CD-R偽作トビアの帰還ホルン三重奏曲薬剤師オルガン協奏曲交響曲38番火事リベラ・メピアノ協奏曲XVIII:10交響曲34番交響曲77番温泉フルートソナタドイツ舞曲誕生日校長先生音楽時計曲ピアノソナタXVI:47bisピアノソナタXVI:11ピアノ小品カートリッジ雅楽プロコフィエフサン=サーンス交響曲36番リストオーディオバリトン二重奏曲交響曲66番交響曲91番長岡鉄男歌舞伎おすすめ盤ピアノソナタXVI:47読売日響オペラ歌舞伎座スケルツァンド弦楽四重奏曲op.33ザルツブルク音楽祭ピアノソナタXVI:22変奏曲XVII:7天地創造ミサジャズ弦楽四重奏曲Op.42交響曲76番ピアノソナタXVI:43古楽器風東急文化村ノットゥルノヴェーベルン府中の森芸術劇場裏切られた誠実バリトン五重奏曲ハイドン入門者向け歌曲ピアノソナタXVI:G1ウィーンフィル月の世界交響曲72番建築ファリャ交響曲56番マリアテレジア2つのホルンのための協奏曲展覧会ピアノソナタXVI:19弦楽四重奏曲全集シャンゼリゼ劇場皇帝讃歌交響曲24番大オルガンミサ新橋演舞場テ・デウムサルヴェ・レジーナカッサシオン室内楽曲ベトナム料理国立新美術館高音質CD交響曲28番交響曲13番交響曲62番交響曲107番交響曲108番ジプシー・ロンドチェンバロ四重奏曲カンタータ声楽曲戦時のミサ珍盤ザロモンセットN響ハルモニーミサミサ曲全集NHKホールハインリッヒミサピアノソナタ全集ジュピターレコードマーキュリー管弦楽曲室内楽変奏曲XVII:5交響曲41番ギターピアノソナタXVI:33府中ピアノソナタXVI:30カラヤンスウェーリンク書籍交響曲71番アプラウスピアノソナタXVI:13魂の歌仙台ヤナーチェク現代音楽ピアノソナタ

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