Haydn Disk of the Month - April 2019

本日は、世の中的には平成最後の日ということで、時代の変わる節目の日。テレビでは平成を振り返る番組や皇居の中継などお祭り気分。もちろん、昨日嫁さんのお父さんの葬儀を終えたばかりの当家はあまりお祭り気分にはなれませんが、自分的には本日は私の誕生日でありまして、57歳になりました。いよいよ前期高齢者も目の前(笑)。ということでいろいろあった4月を振り返ってひと段落しております。

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本日もいろいろと片付けをして、最近ちょっと間が空いていたスポーツクラブに行って泳いで体はスッキリ。スポーツクラブには大抵嫁さんと一緒に行くのですが、風呂から上がるのが早い私が買い物をしておくのがしきたり。本日は誕生日なので、嫁さんからはいい食材を買って、いいワインを開けようとのありがたいお導きがありましたので、プチ贅沢。ということで、ステーキ肉もいつもはモモ肉なのをヒレ肉にグレードアップ。そして明太子があったので明太子スパゲティにしましたが、上にイクラを乗せるといういつになくラグジュアリーな仕様にして楽しみました(笑)

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自分で買った誕生日プレゼントはツチノコの貯金箱。なかなかリアルな姿でしょう?



前置きはこのくらいにして、4月にレビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。今月はこのアルバムです。

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2019/04/16 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】井上裕子のフォルテピアノによるXVI:46(ハイドン)

全く未知だった井上裕子という人のデビュー盤。フォルテピアノでハイドンの初期の傑作ソナタであるHob.XVI:46を弾いています。詳しくは記事を参照して欲しいのですが、このアルバム、演奏の素晴らしさはもちろん、アルバムの企画、楽器の選定、調律から、解説に到るまで非常に丁寧につくられたもので、デビュー盤にしてすでに抜群の存在感を発揮しております。千変万化する曲調のC.P.E.バッハを得意とするだけに、ハイドンの演奏も非常に彫りの深い演奏で、この名曲の美しさを際立たせるもの。この演奏の真価は当ブログの影のご意見番、Skunjpさんのお墨付きです。未聴の方は是非聴いてみてください。

今月は井上裕子さんとマクスウェル四重奏団のどちらにしようか迷いましたが、マクスウェル四重奏団のアルバムもデビュー盤。この演奏、一聴してさりげないものなんですが、聴き込むと類い稀な音楽性を感じる素晴らしいもの。曲間に置かれたスコットランドの曲も非常に興味深いもので、こちらもデビュー盤らしからぬ完成度です。また、シレーネサクソフォン四重奏団のサクソフォンによる弦楽四重奏曲の演奏も一聴の価値ありです。イタリア四重奏団はすでに名盤の誉れ高いということで選外としていますが、これまた見事なものです。

2019/04/13 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : イタリア四重奏団の皇帝、日の出(ハイドン)
2019/04/07 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】マクスウェル四重奏団のOp.71(ハイドン)
2019/04/05 : ハイドン–交響曲 : ローター・ツァグロゼク/ベルリン・コンツェルトハウス管の88番(ハイドン)
2019/04/01 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : シレーネ・サクソフォン四重奏団によるOp.20のNo.1(ハイドン)

さて、明日から令和。平穏な時代が続くことを祈ります。

2019年4月のデータ(2019年4月30日)
登録曲数:1,365曲(前月比±0曲) 登録演奏数:11,552(前月比+23演奏)



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

嫁さんのお父さん、旅立つ

かねてから自宅療養中だった嫁さんのお父さんが、4月24日に亡くなり、本日29日に無事葬儀を終えることができました。

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私の母親と同学年で、享年82歳。肺炎で自宅で静かに息を引き取りました。

私の母親は昨年11月に亡くなりましたが、半年も経たずに、まるで母に呼ばれたように間をおかずに亡くなられました。母親の生前、パーキンソン病やリウマチの通院が定期的にあり、私が仕事をしているために、家から2駅離れた病院までの母親の通院の送り迎えを、車で小一時間の距離に住んでいる嫁さんのお父さんが買って出てくれていて、いつも母親の通院を嫁さんと一緒にサポートしてくれていました。車の運転が好きだった嫁さんのお父さんにとっても定期的に公用(笑)で出かけられるのを何よりの楽しみにしていて、母親が入院するまで、長い間世話になっていました。通院後に娘と私の母親と3人でランチを外食するのはとても楽しかったとのこと。

そのお父さん、昨年末、食が細くなり思い立って市の健康診断を受けたところ、レントゲンで肺の異常を指摘され、近くの大病院に即日緊急入院。母親の葬儀などでバタついていた我々もひと段落した矢先に、今まで元気そうにしていたお父さんが意外に重篤な状況だったことに驚きを隠せませんでした。

幸い最初の入院は点滴治療などの甲斐もあって一旦退院することはできましたが、その後、自宅療養中も体力は徐々に低下。3月に入って再び入院し、医師からは今度は退院できるかどうかわからないとの厳しい宣告を受けました。熱が出たり引いたりを繰り返してはいましたが、本人は比較的元気でした。本人の強い希望で退院の上、自宅で訪問医療で治療を続けることを選択。我々も信州旅行から帰ると翌日から退院に備えて、介護ベットなどの搬入のためにピアノを売却してスペースを作ったり、私の母親の時に使った介護用品を総動員して自宅療養の準備を整え、ケアマネさんを中心にチームを組んでもらってお父さんが退院して自宅に戻ったのが4月19日。戻るなり40度近い発熱でヒヤリとしましたが、持ち直して、訪問医、訪問看護師の皆さんの献身的なサポートで、自宅で過ごせるようになりました。

いつもおどけて人を笑わすことが好きなお父さん、自宅に戻って高熱を出した翌日、声が出ないので、五十音のボードを指差しながら言いたいことを伝える状態となっていましたが、私が顔を出すと、ボードで何かを言いはじめました。
「あ」、「つ」、「て」、「う」、、、、
何が言いたいのかわかりかねていると、続きを指でなぞります。
「は」、「な」、、、
わかりました。
「お父さん、会ってうれしいはないちもんめ?」と聞くと、ニヤリと笑顔に。
こんな状況でもダジャレで我々を笑わせようとする気力有と知り、まだ大丈夫だと思っていました。

その後数日間安定した状態に嫁さんも急変は予想しておらず、23日は事前に予定していた友人と筍掘りに行くというイベントを直前に決行と判断して、友人宅に早朝向かう車内に、嫁さんのお母さんから電話が入り、手元に置いてある酸素計(パルスオキシメーター)が80を切ったとの急報。私の父も母も最後は肺炎で亡くなりましたので、酸素の低下の意味は実体験を踏まえて十分理解しています。ということで友人宅の目の前まで来ていたので、友人に事情を説明し筍掘りは中止。引き返す間に訪問医も駆けつけてくれて、急遽酸素吸入器を持って来てもらい、酸素を吸い始めると容体は改善しました。しかし、ベテランの訪問看護師と訪問医はこの状況をみて、先が長くないことを把握して、いろいろアドバイスしてくれました。体温、尿量、脈拍、呼吸などの状況をみて、苦しまないために最善の選択肢をしっかりと説明してくれ、その通りにした結果、翌24日午後、静かに呼吸を終え、旅立ちました。

本が好きで、膨大な蔵書(隠し蔵書含む)を持つお父さん、お母さんに見つからないように本を手にいれる手引きは我々夫婦の役目。最初の入院の退院手続き時に私と2人きりになった時、お父さんからことさら小声で手に入れて欲しい本があるとの密命を受けます。人は大事なことは小声で話すもの。即座にオークションで「岩波書店三木清全集全19巻」を競り落とし、数巻ずつ細心の注意を払って、他の荷物と一緒にこっそりお父さんに届けたのは言うまでもありません。お父さんの此の期に及んでの密命の重さがいかほどのものか、収集癖では負けてはいない私にはよくわかりました。

もちろん全巻揃うとみかん箱一杯分の書籍は隠せるものではなく、程なくお母さんの知るところになりましたが、今日、葬儀後の会食時にお母さんから、2度目に入院するまでの間お父さんが1巻ずつとても楽しそうに読んでいたと知り、ちょっと嬉しくなりました。お母さんにバレてからはお父さんは「私のことを一番わかってくれたのは彼(私)だ」と何度も言っていたそうです。そう、コレクターの気持ちはコレクターにしかわかりません(笑)

天真爛漫で書を愛し、皆に笑顔を振りまいたたお父さん、自身の最後の時を知り、強い意志で過分な治療を拒み、自ら自然に枯れるように亡くなりました。

父が亡くなり、叔父が亡くなり、母が亡くなり、義理の父も亡くなってしまいました。親戚も歳をとり、世の定めに従って順番が訪れます。だんだん時間が貴重になってくることを痛感しますね。

当ブログを訪問いただく皆さんも、ご自身、ご家族を大切に、健康に気をつけて、心穏やかなる時を過ごしていただけるよう願うばかりです。

そのためには心穏やかになる記事を書かねばなりませんね。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

※写真は嫁さんのお父さんが好きだった我が家の庭のアケビの花(4月2日撮影)





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テーマ : ひとりごと
ジャンル : 日記

【番外】春の信州桜めぐり(その4)

その1へ)

この旅2日目は目的地である高遠城址公園を散策。前々日の雪で桜の花の開花が予想よりも遅れ、満開を狙ったのに5分咲きとはなりましたが、町中に桜が溢れる高遠を堪能。14:00には高遠を後にしてこの日の宿のある飯田に向かいました。天気は雨がぱらつく状況。

いつものようにGoogle Mapsに目的地を仕掛けて出発。伊那市内にもあちこちに咲く桜を楽しみながら南下していきます。高遠からは長野県道209号で天竜川沿いまででて、国道153号で南下。途中から中央アルプス花の道に入ると沿道にはカラフルな花が目立つようになります。駒ヶ根まで進んで駒ヶ根から中央高速に乗ります、飯田インターまで一直線。インターを出たあとはGoogle Mapsの指示通り抜けて飯田市の中心部に向かいます。

雨だった高遠から下ってきて、飯田市街に入ると晴れ間が差しいい天気になりました。飯田は伊那谷の南部の街。西に中央アルプスや恵那山、東に南アルプスに囲われた谷あい、どちらをみても山が綺麗です。飯田市役所や飯田市美術博物館などをやり過ごして、伊那谷に突き出た半島のような高台の先端に向かいます。正面に神社が見えるとそれを迂回して裏に回るように道が進み、ようやく宿に到着です。

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飯田城温泉 天空の城 三宜亭本館

この宿、高遠の近くで評判の良い宿を探してねと嫁さんに頼んで予約した宿。確かに高遠と同じ伊那地方ですが、伊那市からかなり南下した飯田の宿。この日は長野の北部、白馬まで行っていますので、長野の南部の飯田まで長野県を南北に縦断するという荒業となった訳です。着いてみると、建物は昭和の香りがする古いもの。昔ながらの制服を着たスタッフがにこやかに迎えてくれました。

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車を停めた駐車場からも飯田市街が見下ろせる絶景。ここが昔飯田城があったところというのもうなづけるところ。

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チェックインして部屋に案内されますが、この部屋、この宿で一番の部屋でしょう。というのもこの城がある半島というか丘の突端の角部屋。造りは古いですが眺望は最高。和室を中心に周りにコタツがあったり別に寝室があるなど豪勢です。ここで叔母と3人泊り。

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早速窓を開けて南アルプス方面を望みます。雲がなければ赤石岳などが見えるはず。

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そして天竜川の川下方面。眼下に飯田が一望できる見事な景色。まるで飯田城主になったような気分です(笑) 眺望を味わって一休みしたところで、浴衣に着替えて温泉です。この日は高遠で温泉を省略してしまいましたので、体が温泉を求めてます。

この宿は日帰り温泉も営業していますので、共用の大浴場に向かいます。この大浴場が素晴らしかった! 中は写真が撮れませんので宿のウェブサイトをご覧ください。

造りは古いものの中は広々。まずは掛け湯をして内風呂に身を沈めると、こちらも割と熱め。43度くらいでしょうか。これはいい。泉質はアルカリ性単純泉。少しぬるっとする無色透明の温泉。そしてお目当の露天風呂へ。源泉温度が38度で加温しているということで、露天は流石に温度が少し低めで40度を切るくらい。しかし、しかし、眺望は最高です。目の前に桜の樹があり上の方は花をつけています。伊那谷をわたる風のなんと気持ち良いことでしょう。遠くの山を見つめながらしばしぼおっとします。ふと横を見ると露天風呂の手すりにプレートが貼ってあり、眼前に見える山々の名前が記載されています。これはありがたい。そのプレートと景色を見比べながらまたしばし湯に浸かって最高の気分。この日の150キロを超えるドライブ疲れを癒します。

いやいや素晴らしい。温泉良し、景色よし、気分良し。最高です。この日は平日の4時過ぎということで他にお客さんもまばらでのんびり温泉を楽しめました。

ということで、風呂上がりのビールでも飲もうと部屋の冷蔵庫を開けるとカラ。それなりの格の宿ではありますが、どうやらビールは自販機で買うというというのがこの宿の流儀です。もちろんそそくさと自販機に行ってビールをゲット。後から上がってきた嫁さんと叔母と乾杯して冷たいビールをゴクリ。こりゃたまりませんな(笑)

外をみると先ほどから少し陽が傾いて黄昏てきました。まさに景色を肴に一杯やっている感じです。そんなことをしているうちに夕食の時間となりました。

夕食会場は先ほど入った大浴場の上の階。フロントから電話がかかってきて夕食会場に向かいます。ちょっと迷路的な宿ですので、フロントの人も「大浴場の上です」と念をおされます(笑)

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案内されたテーブルに着くと、この日のお品書きが置かれています。なかなか手の込んだ懐石料理が並びます。

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この日のプランは一人一本お酒がつくプランだったようで、先ほど部屋でビールを飲んできましたので、お酒もいいわねということで、スタッフに勧められるまま、熱燗をいただくことにします。席に徳利が3本運ばれ、それぞれお猪口に注ぎあって乾杯です。ちょっと古びた旅館で熱燗で一杯。これもなかなか乙なもの。

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最初は前前菜。鶏のハチミツマスタード焼きとか粽餅(ちまきもち)人参クリームチーズ寄せ蕨烏賊とか、品書きを見るととても手の込んだもの。板長の意気込みを感じる品々が並びます。量も適度でなかないいですね。

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続いて椀もの。桜鯛青海苔揚を魚ソーメン、梅肉、じゅんさいなどで味つけたもの。出汁の味の深さもさることながら、黄色と木の芽の緑のコントラストも見事なもの。

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そして名物らしい鯉甘煮。鯉は各地で名物になっていますね。これは熱燗に合います。ちびちびつまみながら酒が進みます。

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お造りは春の吹き寄せ盛りと題されたもの。鮪、ホタテ、サーモンをカラフルに盛り付けたもの。センスの良い色彩感覚が見事。板長、キレてます(笑) こういう盛り付けは食欲を刺激しますな。

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品書きとは順序が変わりますが、鍋物は浅利鍋。バター風味です。

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そして蓋物、長芋の松前煮とありますが、主役は筍に鰆。筍が季節感ありますね。

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揚物は蟹しんじょパリパリ揚。どれも適度なヴォリュームでここまできました。

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そしてご飯に香の物。

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デザートと無事完食。お酒は熱燗を3人分、私が大半飲んで、追加注文なし(笑)。ということでのんびりと食事を楽しめました。

食事から部屋に戻ると満腹感から一寝入り。目が覚めると12時近くですが、もちろん温泉に行ってシャッキリしてから休みました。



翌朝は5時に目覚めました。カーテンを開けて外をみると、見事な朝焼けです。

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日の出前に空が赤く染まる時間。南アルプスの山並みがくっきりと見えます。

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日の出るところはもう少し左でしょうか。左の方が赤らみが強いです。これは露天から眺めた方が良さそうだということで、大浴場に向かいます。掛け湯もそこそこにまずは露天風呂に行ってみると、湯の表面にウレタンマットが浮かべてあり、掛札に入るときはマットをどけて入ってくださいとの但し書きが。人があまり入らない時間帯は湯温が下がらないようウレタンマットで蓋をしているということでしょう。マットの甲斐あって、前日ちょっと温いと感じた露天もシャッキリするようないい温度。そして昨日夕景を楽しんだ露天で今度は朝の光を楽しみました。いやいや極楽です。朝5時ということで大浴場も露天も貸切り。もちろん露天を上がって仁王立ちになり朝の光を体いっぱい浴びたことは言うまでもありません(笑)

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部屋に戻って6時を過ぎると外の景色もだいぶ明るくなってきました。入れ替わりで叔母と嫁さんが風呂に行きますが、嫁さんが露天に入っているときに日の出を迎え、霊験あらたかなご来光を拝めたとのこと。

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朝食まで時間があるため、前日のドライブで車が泥をかぶっていた車の掃除に出て行くと、なんと全面に霜が降りて真っ白になっているではありませんか。やはり夜は寒いんですね。ちょっと車を拭いてみましたがすぐに手が冷たくなって断念(笑) と言うことで宿のすぐ目の前の神社を見に行きます。

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ここは長姫神社といって三宜亭と同様飯田城址にあり、「ご三霊さま」といって初代飯田藩当主となった戦国・安土桃山時代の武将・大名堀氏三代が祀られているとのことです。
・従四位下侍従左衛門督秀政(堀秀政)
・従五位下美作守親良(堀親良)
・五位下美作守親昌(堀親昌)

現在は修繕工事中のようでした。

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宿に戻ろうとして歩いて行くと、宿の前の桜の樹も上の方は花が咲いているではありませんか。しっかり見てないと気づきません(笑)

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そしてもう一つ、同じく宿の入り口の脇には「飲泉可」と書かれて温泉が流されていました。そういえば先ほどの長姫神社の手水も温泉で三宜亭提供と書いてありましたので、この温泉は神泉な訳です。

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部屋に戻ると時刻はそれでもまで6:30。外はどんどん明るくなっていきます。

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すでに陽は高く昇り眩しいほど。飯田市内にはうっすらとガスがかかり幻想的な風景。正面の桜も綺麗。と言うことで、朝食の時間まで荷物をまとめたりして過ごします。



朝食は7:30。前夜同様少し前にフロントから電話がかかってきて朝食会場に来るよう案内されますが、この日も「朝食会場はフロントの上の階になります」と迷路のような宿で、夕食会場とも異なる場所ということで念を押されます(笑)

3人で朝食会場に向かいますが、フロントの上もいくつか宴会場のような部屋があって、ちょっと迷いましたが、すぐにスタッフが案内してくれて席に着きます。こちらの宴会場も年季の入った感じ。最近の宿は夜と朝と別のスタッフのことも多いですが、前夜と同じ方が「昨夜はゆっくりお休みになれましたか」などと笑顔で応対してくれます。

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すでに朝食が整えられていました。いわゆる旅館の典型的な朝ごはん。シャケに湯豆腐にサラダに海苔、茶碗蒸しなど、どれも美味しくいただけました。微笑ましいのがテーブルにかけられた白のビニールクロス。ちょっとシワシワで最近はあまり見ないもの。

この宿、この地の老舗らしくお客さんも多く、建物や設備が古いにも関わらず人気を保っているようです。ベテランスタッフの燻し銀の接客と美味しい料理、そして絶景温泉の魅力がお客さんを引きつけているのでしょう。前日泊まった界アルプスはほぼ新築で垢抜けた感じでしたが、歴史の重みのようなものは皆無。スタッフは若く、庭の花の名を尋ねてもさっぱりわからずじまい。こちらは垢抜けても新しくもありませんが、それでもお客さんが離れない魅力を持っている宿。ちょっと両極端な宿に2日続けて泊まったことで、サービスというか宿の魅力について考えさせられましたね。

朝、車に霜がびっしりついてビックリしましたが、前々日の雪のことをスタッフに尋ねると、飯田市内はこの冬は雪はほとんど降らず、4月に入って前々日にどかっと重い雪が降ったため、先ほど幻想的だと評してアップした写真に写る桜は大きな枝が折れてしまったそう。部屋に帰って桜の樹をよく見ると、確かに大きな枝が根元からボッキリ折れているのがわかりました。長く勤めるスタッフは宿のこと、地域のことががよくわかっていて安心感がありますね。

のんびり食事を楽しむことができました。部屋に帰って嫁さんたちが身支度をしている間に車に荷物を運び入れると、車の霜、朝日を浴びてほぼなくなっていました。車をさっと拭いて、チェックアウトに戻ろうとすると、、、

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先ほどは気づきませんでしたが、宿の入口の前には白いツバキの花が咲いていました。なんとなく心和みますね。

快晴の飯田の老舗旅館を後に出発です。この日は東京に帰りますが、添乗員たる私の提案は3案。①天竜川沿いに浜松に下り、一同大好きな鰻をいただく、②伊那谷を北上し千畳敷や周辺の観光地を訪問、③一つ奥の木曽谷に行き、妻籠などを見学と3案を提示したところ、鰻を選ぶと想定されていた叔母が、「鰻はまたこれるからいいわ、せっかくなので山をもう少し見たいわ」とのご裁定。ということで、なんとなく③の流れかなということで、Google Mapsにとりあえず妻籠宿をセットして出発です。



Google Mapsの指示通り進むと、中央高速の飯田インターまでは、来た時と同じ道。そして飯田インターで高速に乗り、名古屋方面に進みます。高速に乗って数分、すぐ次の飯田山本インターで降りるよう促されます。そのまま指示通り国道153号を南下し、阿智村を過ぎたところで、国道256号に入ります。すぐに昼神温泉の温泉街で、そのまま進むと山道。峠を越えると妻籠宿は目の前となります。

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ここにも桜が咲き誇っていました。

妻籠は10年前くらいに木曽に来た時に立ち寄った覚えがあります。すると妻籠宿のちょい手前に馬籠宿左折という看板が出現。馬籠に行ったのは確か高校生の修学旅行以来。ということで妻籠を目的地としながら、目前のアドリブで、馬籠を目指すことにしました。左折したのはいいものの、先ほど来た道よりもさらに急で狭い山道になり、若干不安がよぎります。それでも30分ほどで馬籠宿に到着。実は結果的には先ほどの中央高速で飯田山本インターの一つ先、中津川インターまでいって戻った方が道も素直でだいぶ速かったということは嫁さんや叔母には内緒です(笑)

車を停めたのは坂になっている馬籠宿の上の方、馬籠宿高札場近くの駐車場。

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駐車場の脇にも花が植えられ客人をもてなします。

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馬籠観光協会 -中山道 木曽路 馬籠宿-

前に来たのがあまりに昔のことで、馬籠宿の記憶はかなりぼやけています。馬籠宿が坂の宿場だったことも覚えていませんでした。この日は土曜日ですが、時刻はまだ10時。宿場には観光客はまだ多くなく、のんびり散策を楽しめそうです。

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坂をおりて行く前に、馬籠峠に登って行く方には石柱が立ち「中山道 馬籠宿 京江五十二里半 江戸江八十里半」とあります。その奥には高札でしょうか。リュック姿で馬籠峠方面に登って行く人の姿もちらほら。晴れ渡る空はハイキング日和ですね。

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下り始めてすぐ右にある看板。中山道の由来、この辺りが陣場と呼ばれていること、そして高札場の説明が書かれています。中山道は昔は中仙道と書かれていたんですね。

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私は向かいの酒屋さんが気になります。木曽のお酒が勢揃い。

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少し坂をおりていった左がわに空いたスペースがあり、正面には雄大な恵那山を望むことができます。皆さんここで恵那山の写真を撮っていました。そういえば馬籠は長野県だとばかり思っていましたが、今は岐阜県になるとのこと。かつては長野県木曽郡山口村だったものが、2005年に越県合併により、岐阜県中津川市になったとのこと。ブログタイトルの信州さくら巡りが偽りになってしまいました(笑)

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晴れ渡って空は綺麗。坂の上から望む宿場町の屋根のリズムが心地良いですね。

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街道脇には水が流れていて、所々に溜めが作られています。

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そしてここでも桜が綺麗。東京はすでに散ってしまっていましたが、今回の旅行では各地で桜を詣でることができました。

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こちらは枝垂れ桜。

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宿場町の真ん中くらいまで下ってきました。ここは馬籠脇本陣資料館。ここはなんとなく昔の記憶があります。

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そしてその隣にある藤村記念館。植木の手入れが見事です。

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まだまだ宿場は続きます。

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こちらは店番をしているニャンコ君。ちょっとちょっかいを出しても悠然として動きません(笑) 観光客慣れしているんですね。

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お土産やさんが途切れません。ラムネののぼりが風情があっていいですね。

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坂になっている馬籠宿の下りきったところが見えてきましたので、帰りの上りを考えてこの辺りで引き返すことにします。帰りはちょっと脇道に逸れて観光客のいない裏道を歩いて登ってみます。表通りの華やかさとは違い、まさに生活道路。なんとなくこちらも風情を感じるところ。

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途中で表通りに戻って、上りの風景。空が大きく見える下りの風景とは印象がだいぶ違いますね。最初に下った方が印象がよかったです。叔母もいるのでゆっくりと上り、往きに気になった酒屋でお土産を一本物色(笑)。

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10時ごろから歩き始めて晴天の中40分ほどの散策でした。昔の宿場の風情と恵那山の雄大な姿を楽しめました。駐車場から車を出して嫁さんと叔母をピックアップ。帰りもありますので、このまま木曽谷を北上することにします。馬籠を堪能したので、当初予定していた妻籠はスルー(笑)



Google Mapsにとりあえず塩尻を仕掛けて出発。しばらく北上すると、まるで河津七滝のループのようなループがあり、ぐるっと回って降りると、木曽川と中央本線に沿って走る国道19号に出ます。この先の道は勝手知ったる道。木曽川に沿ってゆったりと登って行くので快適です。また、歩道をハイキングで歩く方も多数。木曽谷を縦断するのでしょうか、各所でかなりの方が歩いています。

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国道19号に入ってしばらく走り、中央線の野尻駅の付近を走っていると、真っ白に雪をかぶった山々が神々しく輝く姿が目に入るようになります。これは前日散策した伊那谷とこの木曽谷の間にそびえる木曽駒ケ岳。こちらも数日前に新雪が降ったからこその純白の山姿なのでしょう。青空に新雪が映えます。

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そして少し先の大桑駅付近での木曽駒ケ岳の姿。手前の桜と新雪の山の取り合わせは今年だけのものかもしれませんね。

快適なドライブで北上を続け、この日のお昼をどこで食べるか、ネットで嫁さんが検索。この辺りだとやはりお昼は奈良井宿ということになり、奈良井宿の駐車場に車を停め、ここも散策することにします。奈良井についたのは12時過ぎ。

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中山道木曽路 奈良井宿観光協会

奈良井には母親と叔母づれで2016年にも来ていますので記憶は定か。馬籠や妻籠に比べて素朴な感じがしていいですね。奈良井宿の南側の駐車場に停め街道筋を歩きながら、お昼をいただくスポットを探します。前回寄った「こころ音」はお客さんが結構並んでいたので、その先に進んで、かぎの手を過ぎてしばらくいったところの相模屋に入ることにします。

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奈良井宿観光協会:相模屋

こちらが、奈良井宿のほぼ中央にある相模屋。土曜日のお昼すぎにも関わらず、すぐに座れました。

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手打ちのお蕎麦でメニューは色々ありましたが、叔母はざるそば、私と嫁さんは、地元のすんきづけなる漬物をぶっかけにした「すんきそば」をいただきました。ちょっと酸味のある不思議な味の漬物で、これは他では食べられないものですね。量も少なめで、連日の旅館食で過食気味の我々にはちょうどいい量でした。

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お蕎麦をいただいた後は、奈良井駅方面にぶらぶらとお散歩。かぎの手で屈折する以外は一直線に伸びる宿場町。観光協会のウェブサイトには奈良井宿の建物の建築様式に関するわかりやすい説明があるので引用しておきましょう。

二階を少しせり出した出梁(だしばり)造り、入口にはめられた大戸、そして日常の出入りにつかうくぐり戸、入口の横のしとみ戸、二階の手すりの真黒くすすけて落ち着いた格子、その両脇につけられた白漆喰の袖うだつ、各部にさりげなくそえられた彫物、これらはすべて奈良井に残された宿場の建築です。そして、長くのびた軒の小屋根((庇(ひさし))をおさえた猿頭(さるがしら)と呼ばれるサン木は格子やしとみ戸とよく調和して他においてはみられない深い味わいをかもし出しています。


また、各戸の軒高が時代により変わってきて、時代が下るにつれ軒高が高くなるなどのことも触れられていて興味深いですね。

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こちらは相模屋のライバル店(笑)、越後屋の構え。丸の看板に歴史の重みを感じます。

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こちらは民宿いかりや。出梁(だしばり)造りの様子がよくわかります。

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奈良井駅が見えるところまで歩いて、引き返します。ここ奈良井も青空の下、散策を楽しむことができました。各地でお土産も仕入れ済みですので、まっすぐ駐車場に戻ります。時刻は13時過ぎ。この日は土曜なので、夕方の高速の上りの渋滞に巻き込まれないよう早めの出発が吉ということで、そろそろ帰路につきます。

奈良井を出ると、もう塩尻はすぐそば。国道19号の北上を続け、塩尻市内に入ると、一面の葡萄畑になります。

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そう、ここは桔梗ヶ原、非常にレベルの高いメルロー種が栽培されているところ。この先に井筒ワイン、五一ワイン、信濃ワインのワイナリーがあり、時間に余裕があれば行ってみたいのですが、断念です。遠くにうっすら雪景色をした山が写っていますが、北アルプスの端っこでしょう。今回の旅では色々山を見ましたが、槍、穂高、白馬などの北アルプスの峰々は残念ながら見ることができませんでしたね。

左折すればワイナリーがある桔梗ヶ原の交差点をやり過ごし、中央高速の塩尻インターに向かいます。

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高速に入って諏訪湖畔を走っているあたりから左手に八ヶ岳が見えるようになります。

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須玉インターに近づいてくると、今度は南アルプスの勇姿。甲斐駒、白峰三山、鳳凰三山。皆白く輝いてます。

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そして、最後は富士山!

狙い通り、小仏トンネルも含めて渋滞はなく、塩尻から八王子料金所まで一気にきて、先の石川パーキングエリアでようやく休憩。渋滞がなければ速いですね。そして新宿で叔母を送り届けた上で、夕食の買い物をして無事帰宅。今回も無事故で旅を楽しむことができました。

いつも通り、宿だけ決めて後はアドリブばかりの旅でしたが、結果的に信州を縦断、もとい突き抜けて岐阜まで食い込んで、各地の桜と観光名所、そして山を楽しむことができました。旅の前日の全国的な寒波で肝心の高遠の桜は満開の時期を外しましたが、逆に各地の山は新雪をかぶって白く輝く冬山のような神々しい姿を拝むことができました。桜と新雪をかぶった山を同時に見られるのは滅多にないことですので、これも貴重な機会となりました。加えて東京ではなくてもそれほど困らないスタッドレスタイヤも手に入れましたので、今後は冬もアグレッシブな計画を立てることができるというおまけもつきましたので、この先の温泉巡りが楽しみとなりました。

いつもながら、だらだらとした旅行記にお付き合いいただき申し訳ありません。次の記事から正常化したいと思いますが、もう一つ記事を書かなくてはならないことになりました、、、





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【番外】春の信州桜めぐり(その3)

その1へ)

春の信州旅行の2日目の朝。

前日泊まった星野リゾート界アルプスで朝早く目覚めて部屋のカーテンを開けると、、、

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朝6時前の北アルプス方面。朝日で赤らむ近くの山々。雲は前日より少ないものの遠くのアルプスまでは見通せず。まあ、この日は晴れる予定ということで、眺望も期待できるでしょう。

ということで、まずは目覚ましに温泉へ。露天は前夜と変わらず熱めでいい感じ。夕刻の空と早朝ではまた雰囲気が変わって印象も異なります。さくっと上がって、荷物整理などをしているうちに朝食の時間です。

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朝食も界らしく、地元食材をうまくアレンジしたもの。チェックイン時はホットで出されてハッとしたリンゴジュースは、朝食時はおなじみ冷えた状態。コクのある甘みが心地いいですね。この辺りは糸魚川から入る海の食材と、長野の山の食材の両方が地のものということで、お品書きもイカなど海のものと山のものをうまく組み合わせたもの。もちろん美味しく量も適度で朝食を楽しめました。

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朝食後はフロント横のショップでお土産などを物色、トラベルライブラリーでコーヒーをいただき一休み。

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部屋に帰る前に、宿の奥の御社を見に行ってみます。この御社の脇に生えるカラマツが露天風呂から仰ぎ見えたもの。この御社は大町温泉郷の一番奥にあり、この辺りの鎮守様だったのでしょうか。

部屋に戻って朝食前に荷支度はできていますので、身支度をしてチェックアウトです。車を先ほどの御社の前まで移動して、荷物をのせ、さあ出発です。



スタッフに見送られながら正面の門を出て少し進むと左手には「立山プリンスホテル」の看板とどなたかの銅像が目に入りますが、何やら動いてます。よく見るとニホンザルです!

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実は前日の夕刻、大町ダムから宿に戻る途中にもサルを見ていましたが、まさに旅館街の宿の入口にもいるということで、ずいぶんと人里近くにいるものだと驚きました。

サルにびっくりしながら大町温泉郷を出て、この日の旅程は高遠の桜を見に行くという計画ですが、前日、黒部ダムに向かって途中まで行ったところで見た新雪をかぶった山の神々しさが忘れられず、まずは近くの山に行ってみようということで、前日訪れた大町ダム方面に車で登ってみることにします。

まずは前日と同じく扇沢に向かう道に入り、すぐに「高瀬ダム・七倉ダム・大町ダム」というダム好きにはたまらない看板に誘われるように左折。そして劇団四季記念館、上原の湯をやり過ごして、今度は槍ヶ岳線という道路に入ります。これを登っていくと前日行った大町ダムです。

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大町ダムの入口手前にある橋を渡っていると、センターライン付近に何やら動物の影が。車が近づくとセンターラインの上を走って逃げて行きます。サルかと思いきやどうもサルではなさそう。

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上の写真を拡大。長い尻尾と尖った耳は明らかにキツネ。橋を渡りきったところでこちらを振り返って目が合いました(笑) キツネです。ここまでくるとサルもキツネもいるわけですね。

すぐに前日曲がった「国土交通省大町ダム管理所・高瀬渓谷緑地公園」の看板に出くわしますが、この日は曲がらず直進して、さらに山奥を目指します。するとすぐ先に車を停められるスペースがありましたので停めて降りてみると、大町ダムが堰きとめる龍神湖を上から俯瞰できる展望台でした。

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駐車場も雪が被ってまさに冬の景色。

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こちらは下流側、登ってきた大町市街方面。

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そしてこちらは上流側、これから行く奥地方面。だんだんスタッドレスタイヤが活躍しそうな場面になってきました(ワクワク)

駐車場を出てさらに先に進みます。左側に龍神湖を眺めながらいくつかトンネルを抜けると葛温泉の旅館街になります。いくつかの旅館をやり過ごすと、こちらもこの先冬季通行止の柵に突き当たりました。地図をみるとその少し先に七倉ダムがありますが、通行止では仕方ありません。この先七倉ダム、高瀬ダムを超えて行くと槍ヶ岳の登山口に続くよう。昔登った山なのでちょっと感慨深いですね。

ユーターンして、元来た道を大町温泉郷まで戻り、ここまで来たので、昔登った山続きで、白馬あたりまで行ってみようということになります。白馬も私だけでなく嫁さんも登ってます(笑)

界アルプスの裏手の道が白馬方面につながっていたということで、あまり考えずに北アルプス方面に北上します。

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界アルプスの裏手を少し過ぎたところで車内から嫁さんが撮った写真。陽が差して山の眺望が開けてきました。右手遠くに見えるのが白馬でしょうか。

このままドンドン北上すると、Google Mapsから右折するよう指示が出ます。まっすぐ行くと白馬方面だと思い込んでいたので、止まって確認すると直進は行き止まりのようです。ということで右折すると、、、

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スタッドレスの威力を楽しむ適度な雪道から、スタッドレスでもちょっと心配な凍りついた路面に変わります(笑)

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この先はHAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場ということ。すでにシーズンは終わっているのか、車もなく、また対向車とも全く出会わない凍った道に少々不安になります(笑)

人気のないスキー場をやり過ごすと、今度は急な下り。今まで緩やかな登りできましたので、これほど高いところにいたという実感はないのですが、ともかく対向車とすれ違えないほどの急な雪まみれの道を下っていきます。このときようやく軽トラとすれ違いましたが、この軽トラ、地元民のよう。軽トラとすれ違った後も急な下り坂をドンドン下っていきますが、カーブでついにスタッドレスの限界が露呈。ハンドルを緩やかに切ったんですがハンドルとは逆方向にタイヤが横滑りしてビックリ。幸いどこにもぶつかりませんでしたが、やはり凍った坂は怖いですね。緊張感が増して、アクセルワークもミクロン単位のデリケートさで降り続けると、降り切ったところで対向車向けの看板が立ってます。

車両通行止!

なんと、我々は車両通行止めの道路から出てきたことになります。想像ですが、先ほどの軽トラが看板を設置していたのかもしれませんね。

平地に出るとそこは大糸線の簗場駅近くの温泉街でした。

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簗場駅の前に車を停めて、下ってきた山を見上げたところ。直滑降のようなスキーコースの脇をくねくね降りてきたわけです。急なわけですね。兎にも角にも無事に平地にでてひと段落。このまま大糸線に沿った道を白馬方面目指して北上します。

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するとすぐに中綱湖。

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続いて、青木湖。湖畔にはキャンプ場がたくさんあり、夏は賑わうことでしょう。写真がグリーンがかっているのは車の窓越しに撮ったから。

湖畔の道から大町と糸魚川を結ぶ国道148号に出てしばらく行くと道の駅がありますので立ち寄ってみます。ここは道の駅白馬。

道の駅白馬

この白馬あたりで引き返すということで、お土産を色々物色。自分へのご褒美はこれ!

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前夜界アルプスで飲んだ白馬連邦の醸造元北安醸造の「北安大國しぼりたて生原酒」。限定販売のポップに惹かれて即ゲットです(笑)

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ここは白馬の入り口にあたりますので、もう少しだけ北上し、大糸線の飯森駅の前まで来てみます。駅前から望む北アルプス。近隣の山の姿はくっきり見えるものの、肝心の白馬岳は雲の中。この少し先の白馬駅まで行っても同様でしょう。

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ちなみに飯森駅はこんな感じ。実に素朴な造り。この左に公衆トイレがあるのですが、駅舎よりよほど立派なのが微笑ましいところ。

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私は飯森駅舎、叔母は白馬連邦にそれぞれ興味津々の図(笑) 嫁さんなかなかいいカットです。

このあたりで北上するのはストップにして、この日の目的地である高遠に向かうことにします。この旅の最北到達地点は飯森駅でした。

Google Mapsに高遠城址公園を仕掛けていざ出発。北アルプスの麓を色々みて回りましたが時間はまだ10時すぎ。目標は高遠でお昼です。

ということで、来るときは中綱湖、青木湖畔の道で来ましたが、帰りはバイパスになっている国道148号でずんずん南下。眺望はイマイチですが、やはりバイパスだけあって速い。往きに通らなかった木崎湖を超えたところで国道を外れ、右に入って高瀬川沿いに進みます。往きに通った蓮華大橋を渡ったところで山麓線ではなく高瀬川沿いに南下する道に入ります。この道は北アルプスパノラマロードといって高瀬川の堤防を走るので信号も最小限でなかなかいい道。流石Google Mapsです。そのまま進むと知らぬ間に安曇野わさび街道。わさび街道に進んですぐ左折するよう促されて曲がると、なんと大王わさび農場の横に出ます。Google Maps前日の観光をおさらいする道を選んでいるのでしょうか?? そのまま進むをスイス村ワイナリー。するとすぐそこが長野自動車道安曇野インターということで、ようやく高速道路にたどり着きました。

ガソリンが心もとなくなってきたので、インター手前のスタンドで給油。実に久しぶりのセルフ以外のスタンドなので、茶髪のお姉さんが「窓拭いていいっすか?」という掛け声が実に新鮮(笑) 素直に笑顔で頷くと、前後左右ミラー含めてゴシゴシ拭いてくれました。昔は皆こうだったんですね(笑)

さて、満タンになって安曇野インターから長野自動車道に乗り、あとはひたすら南下。松本、塩尻北、塩尻、岡谷とやり過ごして、岡谷ジャンクションで中央高速に合流。もちろん伊那方面に進み、辰野をすぎると、先の伊那ではなく次の伊北で高速を降りるよう指示。以前は伊那で降りましたが、知らない道を通るのは楽しいので、指示通り伊北で降りて、Google Mapsの指示に従って山道に分け入ります。意外とスムーズに伊那から高遠につながる道に合流して、さあ、高遠です。時刻は12:15。



高遠の街は前々日のライブカメラでは城址公園が丸ごと雪景色だったのが嘘のよう。街中には雪はほとんど残っておらず、もちろんスタッドレスが必要な局面は皆無(笑) まあ、安全にここまでこれたので良しとしましょう。

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伊那から高遠城址公園につながる道の脇の桜は満開。

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ただ道の正面奥に見える城址公園はまだ桜色に染まっておりません。桜色に染まる城址公園を見にきたんですが、前々日の雪で予想よりも開花状況が遅れているのでしょう。実は2014年に母親づれで最初に高遠に来た時にはこの位置から突如桜色の山が出現して、驚きに包まれたんですね。その時の感動を伝えるため、2014年の記事から一部引用しておきましょう。

ちょっと丘を超えて、視界に入ったのは全体が桜色に染まった山というか城趾。ヒマラヤの山を越えてエベレストが見えた瞬間、フランスのモン・サン=ミシェルが突如視界に入った瞬間、はたまた古代進がワープを繰り返してようやくイスカンダルを見た瞬間に近い驚き(わたしはどれも直接見た事はありません、、、)。車のなかにどよめきが走ります。これはスゴイ。山、街全体が桜色に染まってます。わざわざ遠くから人が見に来る理由がわかりました。


初訪時の高遠の桜の素晴らしさが伝わりましたでしょうか(笑)

今回は高遠の開花状況を調べて満開の時に訪れる完璧な予定を組んだつもりでしたが、気まぐれな天候まで読みきれなかったということです。

さて、お昼を過ぎていますが、高遠でのお昼も事前に調べた上でお店もあたりをつけていたので、まっすぐ進んで市内に入ります。平日なので駐車場もごった返していないのは予想通り。商店街の駐車場に余裕で車を停め蕎麦屋さんに向かいます。目的地はJRバスの高遠駅の目の前にあるお蕎麦屋さん。以前も何回か訪ねたんですが、店主が怪我をしていたりとか色々で、結局お蕎麦にありついていません。ということで、食べログで定休日まで調べて今回訪ねたんですが、今年は定休日を変え、どこかで蕎麦打ちを教えているということで、結局この日もお休みでした。桜の季節に店を休むとは、こりゃ商売心よりも探究心が勝るということなんでしょう。ということでこのお店は諦め、城址公園方向に歩いて行くことにします。

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商店街の脇に咲く桜は満開。なかなか見事です。

しばらく歩いて行くと途中にあるお蕎麦屋さん2軒も平日にも関わらずかなりお客さんが並んでいます。お腹の具合は、前夜のフルコースと、当日朝食も旅館でしっかりいただいてきましたので、まだ大丈夫ということで、まずは城址公園に行ってみようということになりました。

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商店街を下って高遠公演下の交差点。こちらも桜は満開。晴れ間も見えますが、北の空は少々雲が重い感じ。

この交差点から高遠城址までは結構な段数の階段があります。2014年に来た時にはゆっくりですが、母親も自分の脚で登れました。犬山城の急階段に苦労した叔母に階段は大丈夫かと尋ねると、笑顔で「大丈夫よ」とのことなので、登ることにします。

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ゆっくり階段を登って公園の外の桜林まで来ます。この辺りは5分咲きくらいでしょうか。陽あたりによるのか、木によっては満開近いものもあります。

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5分咲きくらいの桜の枝。

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こちらは満開近い桜の枝。おそらく一昨日に雪が降るような寒さでなければ、ほとんどの木がこのくらい花が開いていたことでしょう。

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信州伊那高遠さくら祭り2019

そして、城址公園の入り口まで来て、入園料を払って中に入ります。流石に桜の季節。平日にも関わらず城址公園内は多くの人で賑わっていました。日本人は春に桜を見ると幸せな気分になるようDNAに仕組まれているんですね。満開前の桜ではありますが、みなさん桜の花を見上げて笑顔がほころびます。

嫁さんと叔母がトイレに行っている間に添乗員たる私のひらめきというか独断で出店で五平餅を買っておきます。叔母に五平餅を渡すとまんざらでもなさそう。五平餅をかじりながらの花見も悪くありません。花見がてら五平餅が昼食になりました。そぞろ歩きながら、今度はお焼きを売る出店があったので、野沢菜と茄子味噌をゲット! もちろんかじりながら花見継続です。

入場した北ゲートからのんびり城址内をぐるっと一周して中央アルプスが望める本丸あたりまでやってきました。

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この辺りも5分咲きくらい。遠くの中央アルプスも雲の中。以前来た時は城址内も高遠市街もコヒガンザクラ独特の濃い桜色に染まっていました。

ひとしきり桜を楽しんだので、城址公園を出て車を停めた高遠駅の方に戻ることにします。シャトルバスで戻る手もあったんですが、叔母に尋ねると、ゆっくり歩いて帰りましょうとのことで、まだ体力は大丈夫そうです。

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訪問客の車の列が絶えない細い道をのんびり歩いて帰ります。元三の丸のあった高遠城楼門前の桜。

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やはり樹によって花の咲き具合に差があります。

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そして往きに登った階段ではなく、車の登ってくるなだらかな道の方から降りて行くことにします。

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途中の民家の庭に咲く桜も見事。街中に桜の樹があり、街中の散歩も優雅な気分になります。

往きにやり過ごしたお蕎麦屋さん2軒の前のお客さんの列はさらに長くなってました(笑) 観光客の人数に対してお昼を食べられるお店の数が圧倒的に少ないんですね。ただ、この街にお客さんが来るのはこの桜の季節のみ。通年やっていくことを考えるとなかなか大変なんでしょう。

しばらく歩いて、車を停めた駐車場に戻りました。時刻は14時少し前。高遠の桜の名所は城址公園の他、勝間の枝垂れ桜や美和湖の桜などもあります。勝間の枝垂れ桜は城址公園の桜よりもさらに遅咲きということはわかっていますので、まだ見頃ではなさそうなので、美和湖の桜を見てみようということになり、車に乗り込み走り出してすぐ、フロントガラスに雨粒が落ちてきました。

いやいや、歩き終わった瞬間に雨模様とは運がいい。高遠に着いた時に北の空の雲が重かったので雨が降るかもとは思ってましたが、これはラッキーでした。

ということで、車で先ほど歩いた商店街を降り、高遠公園前の交差点を通り、トンネルを抜けて高遠湖のさらに上流にある美和湖まで登ってみます。

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パラパラと雨が降る中、美和ダムの脇に車を停め、しばし桜見物。ここ美和湖の桜もいいんですね。桜とダムを両方見られて、しかも人が少ない穴場スポットです。

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本当はダムの先まで歩いてみたいんですが、雨天ということで駐車場の周りの桜を眺めるだけにしておきました。

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美和湖の水は緑色。緑の背景に桜が映えます。

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そして前回来た時も、可憐な花が印象的だったダムの脇のハクモクレン。

雨脚が強まってきたので、高遠の桜めぐりはこのあたりで切り上げです。いつもは街はずれのさくらの湯という温泉に立ち寄るんですが、今回は温泉はスルー。ということで、この日の宿は高遠から1時間くらいのところということで、宿に向かうことにしました。

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高遠から伊那市街に抜ける途中にもそこここに桜があって来訪者の目を楽しませてくれるんですね。なんとなく後ろ髪引かれる余韻が残る中、この日の宿のある飯田に向かうことにします。

その4に続く)



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【番外】春の信州桜めぐり(その2)

その1へ)

春の温泉旅行の1日目。この日は早朝に東京を発ち、松本、安曇野、黒部入り口近辺を散策し、夕刻宿に到着。ついたのはこちら。

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星野リゾート 界アルプス

ご存知星野リゾートの旅館、界アルプス。界は出雲、松本、伊東、川治と色々泊まっています。今回高遠の桜目当てでの信州旅行でしたが、ここ界アルプスは来たことがなかったのと、界としてはリーズナブルな値段だったので予約したもの。

界アルプスの看板のある門から敷地に入ると、真ん中を貫く通りを挟んで左右2棟に別れ、雁木づくりのような回廊が囲うようになっています。車で乗り付けるとどこが建物のエントランスだか全くわからないので、やむなく門の横の駐車場に車を停め、荷物を降ろしていると、ようやく中からスタッフが出てきて建物に案内されます。雰囲気は独特なものの建築的にエントランスに動線を導くサインを置かない造りな上に、スタッフもいないということで初訪客の多い旅館としてはイマイチな設計&サービスです。これは見直した方が良いでしょう。

スタッフについて左側の建物に入るとそこがフロントでした。温かいりんごジュースが供されてチェックイン手続。チェックイン時に食事でアレルギーなどの確認がありますが、以前は私のアレルギーで生のエビを断っていたことがちゃんと引き継がれていて、確認がありました。今は大丈夫と伝えると、情報を更新しておきますとのこと。チェックイン手続きを終えると、部屋に案内されます。部屋はこの雁木づくりの建物の背後に別棟がありその別棟の入り口正面の部屋でした。こちらもおそらくこれまで泊まった界の情報を引き継いで、脚の悪い母親連れであった時の情報を引き継いでアプローチが短い部屋にしてくれたのでしょう。この辺は流石星野リゾートといったところ。

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最近リニューアルしたということで部屋は綺麗。今回は叔母連れの3人ということで、ベッドを3台入れた部屋。

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部屋は北アルプスに大きな窓があり、晴れていればちょうど大天井岳が見える方向ですが、相変わらず山は雲に包まれております。

この階アルプス、調べてみると昔は「仁科の宿 松延」という旅館で、2006年に星野リゾートが運営に入り、2012年から「界アルプス」の名称に変更。そして施設の老朽化に伴い2017年12月にリニューアルオープンしたとのこと。以前の建物の様子をネットの写真で見ると全く異なるものゆえ全面建て替えでしょう。Google Mapsの航空写真もこの記事執筆時点では前の建物で、敷地も門から入って右側のみの敷地だったようです。

部屋で一休みして、まずは温泉です。温泉は門から見て右側の棟の奥にあります。浴衣に着替えて風呂に向かいますが、部屋からフロントへも、お風呂へも、一旦外に出る動線。これは雪の多いこの地方で、どこに行くにもあえて雪に接する機会をもうけるという動線設計でしょう。冬は寒いでしょうが、雪が売り物というコンセプトが明快でいいですね。ただしお風呂は2階でエレベーターはなく階段のみ。これはお年寄りには厳しいですね。我々も母親づれだったらこの宿は選べません。

大浴場は綺麗で広々。中の様子は宿のウェブサイトでご覧ください。先ほど安曇野でしゃくなげの湯の高温の温泉で疲れをとっていますが、その後黒部の入り口やダム見物で歩き回ってますので、体が再び温泉を求めてます(笑) ザブザブ掛け湯をして、当然のごとく露天に行きます。ひんやりとした空気を感じてザブンと体そ沈めると、こちらも旅館にしては温度が高めでいいですね。泉質は単純泉で、翌日おとづれる山あいの葛温泉から引湯しているとのこと。しばらく半身浴でお湯と風を楽しんで、内風呂に戻ります。内風呂の方が温度が低いくらいで、さっとお湯を浴びて上がりました。

露天はすぐそばのカラマツの枝越しに北アルプスの空を眺められますが、おそらく塀が高いので温泉に浸かるとせっかくの山は見えないでしょう。作りが新しいので綺麗ではありますが、界にしてはなんとなくコスト重視感が漂うちょとチープな造りなのがイマイチ。あと玉石などに枯れ枝が散乱していて清掃が行き届いていません。ちょっと緊張感が足りない感じでした。

大浴場の1階に湯上がり処があり、そば茶などをいただいて部屋に戻ります。じきに嫁さんたちも上がってきて一休み。この日の夕食は17:30と早めでしたので、程なく夕食の時間になりますので、湯上がりのビールは我慢(笑)



夕食会場はちょうどフロントの向かいの建物。

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窓際の席に案内されると品書きが置かれていました。

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この日のお品書きはこの通り、豪華懐石料理。ビールは長野のご当地ビール、よなよなエールを注文。叔母は「このビール濃いわね〜」と驚いた様子(笑)

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まずは先付け「本山葵と牛肉 安曇野沢仕立」。竹かごにわさびの葉を敷いて、その上のわさびを形どった皿にローストビーフが乗り、そしてそれに生わさびをすりおろして薬味にしていただくという趣向。この日の午後は安曇野の大王わさび農場で清らかな水で育ったわさびを見てきたばかりですので、脳内イメージは広大なわさび田と清流(笑) 鮫皮のおろし金でおろしたわさびは意外にまろやかで、ローストビーフの薬味としては完璧。初球はビシッとストライクで来ました。

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続いてお椀は「春山三色進上 海老旨煮 木の芽」。進上はまさに色鮮やか。マイルドな出汁もあって実に優しい味。

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その次は八寸、お造り、酢の物が宝楽盛で盆にのって出てきました。お造りの器の取っ手には杉の葉が添えられ風情ある感じに仕立てられています。

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お造りが来た時点で日本酒が飲みたくなります。私と叔母は長野のお酒の飲み比べを注文。左から佐久千曲錦酒造の帰山、安曇野大雪渓酒造の大雪渓、地元大町の北安醸造の白馬連邦と並びます。帰山は芳醇、白馬連邦はスッキリ系、バランスが良いのが大雪渓と味も変化があってなかなかいい組み合わせ。甘口好きの叔母でも帰山は甘いと感じるようです。お造りには意外に白馬連邦が合う感じ。

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揚げ物は「鶏の最中射込み揚げと和風ピクルス」。だいたい揚げ物あたりで満腹中枢がやられてくるんですが、この揚げ物、量も適度でピクルスで爽やかな余韻を残す見事なつなぎ。板長、工夫してます。

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蓋物は「鯛の桜葉蒸し」。季節感があっていいですね。

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そしてメインの台の物は「雪鍋」。コンロの上の鍋にかかるのは見た目通り綿菓子。

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火を入れてしばらくでスタッフが割り下を注ぎ入れます。

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綿菓子が溶けるとすき焼きが出てくるという寸法。要はすき焼きの割り下の砂糖の代わりに綿菓子を使ったもの。これは見事な演出です。演出のインパクトが優って、肝心なすき焼きの味を記憶が曖昧(笑) 美味しかったんですが、どう美味しかったのか思い出せないということです。

この後ご飯と止め椀、香の物をいただきます。適度にお腹いっぱいなんですが、ご飯はやはり美味しい。いつも小食で半分は残す叔母も、ここまでだいたいいただけてますので、量も適度で良かったです。

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デザートは2種から選ぶもので、こちらは「りんごとシャーベット はちみつと山葵の香り」。「おめでとう」のチョコプレートがあるのは、私と嫁さんの誕生日、結婚記念日が4月だからということで宿があしらってくれたもの。

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こちらが「桜のデザート」。嫁さんがりんごとシャーベットを選んだので、私は自動的にそれ以外の方を選ぶというしきたりなんですね(笑) どちらも美味しくいただけました。

それほど時間が経っていないようにも思いましたが、確認すると19:30くらい。もう2時間も経っていました。星野リゾートは食事は皆いいですね。ご当地ものを中心に色々工夫して楽しめる演出もあり、存分に楽しめました。



部屋に帰ってのんびりして、酔いが覚めたところで、外をぶらついてみることに。

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到着時に写真を撮らなかった入り口の門。
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車で中に入って来たときはこんな感じ。宿への動線も一直線の道をまっすぐに来ますので、ちょっと威厳のある門構えに映ります。


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少し進んでも、どこがエントランスだかさっぱりわかりません。左側の樹は桜。この宿のシンボル的にライトアップされています。

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さらに進んでエントランス前から桜を見返します。この辺りだとまだ開花前ですが、もう1週間ぐらいで開花するとのこと。この桜が満開になると綺麗でしょうね。

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エントランスを入ると、チェックイン時には気づきませんでしたが、花が生けてありました。この辺は手堅いところ。

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こちらはフロント横のトラベルライブラリー。この辺りの観光に必要な書籍などが置いてあるほか、コーヒーやお茶などの飲み物置いてあり自由に楽しめます。

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そして田舎体験ができる囲炉裏。囲炉裏を囲んで燗酒が飲めたり、お焼きを食べたりできるそうですが、旅館のご飯の前後にその体験をできる状態ではないのが惜しいところ(笑)

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フロント横の生け花は桜。横に筍とそら豆が添えられています。素朴でいいですね。

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そして大浴場に続く雁木。冬は雁木の周りは雪で埋まるのでしょう。

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あちこちに雪の塊が残っていて、前日の余韻を感じさせます。この後、もう一度風呂に入って休むことにしました。この旅初日の夜は更けていきます。



翌朝はいつものように早めに目が覚めたので、部屋のカーテンを開けると、、、

その3に続く)



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【番外】春の信州桜めぐり(その1)

いつも突然ですが、旅に出てきましたので少々お付き合いください。

3月末で仕事を退職したことは3月のベスト盤の記事で書いた通り。3月末まで仕事の引き継ぎなどで夜遅くまで働いていたのでクタクタ。4月に入っても自分の諸手続きや身辺整理と母親の部屋の後片付けなどでドタバタしていましたが、せっかくの桜の季節、このところ毎年のように出かけていた信州の高遠に行ってみようということで、2泊3日の旅行に出かけることにしました。幸い嫁さんのお父さんの具合も安定しているようで、嫁さんも旅に出る踏ん切りがついたという流れ。メンバーは我々夫婦と叔母の3名。叔母の予定と高遠の桜の開花情報を分析して、花見にジャストミートな旅程を組んで宿を予約しましたが、それほど予定通りに進みませんでした(笑)

旅程は4月11日(木)出発で、高遠の桜が見頃を迎えると予想された12日(金)に花見予定だったんですが、出発前日の10日は全国的に大寒波が押し寄せ各地で季節外れの豪雪。東京でも郊外は雪が積もる悪天候。翌日の出発に備えて長野や途中通る山梨のライブカメラなどを色々見ていると、道路は雪に覆われているばかりか、肝心の高遠城址公園まで雪景色というか雪に埋もれてます!

4月の旅行ということで、特段雪対策は考えていなかったので、車は夏タイヤ。チェーンは持ってますが、叔母を乗せてロングドライブには不安があるということで、無理を承知で近くのカーショップなどを何店か回ってみると、オートバックスのやる気満点の店員さんが、タイヤメーカーに次々と電話して、その日中にスタッドレスを装着できるよう手配してくれ、夕刻にはスタッドレス仕様で万全の体制が整いました。

いつものように出発は早朝。6時過ぎに自宅を出発して、7時に新宿の叔母宅で叔母をピックアップ。平日の朝の上りは多少渋滞していて、叔母のピックアップもちょい遅れ。

初台から首都高に乗り、一路長野を目指します。

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前日の降雪で富士山には新雪が積もったのか真っ白に雪化粧して、見事な姿。前日の悪天候が嘘のように晴れ渡り、幸先良いスタートです。

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しばらく走って、笹子トンネルの手前の初狩パーキングエリアで一休み。この辺りも昨日の雪で屋根も畑も真っ白。道路の方は濡れてもいませんので走るのに困ることはありませんが、やはり結構な降雪だったことがわかります。

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近くの山越しに富士山もクッキリ。しばし休んで出発です。笹子トンネルを抜け、甲府盆地に入るとピンク色に染まった桃の花が目に入ります。

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そして今度は南アルプスが眼前にクッキリと現れます。鳳凰三山、北岳など南アルプスも新雪をかぶって誠に神々しく威容を現します。鳳凰三山は1度、北岳は3度登ったことがありますが、それもかなり昔のこと。

この先、中央高速はどんどん高度を上げて八ヶ岳山麓に入ります。周りは雪景色ですが、高速道路上に雪はなく、ドライブも快適。お昼は松本近辺でと決めていたので、諏訪、岡谷を抜けて松本に向かおうとすると、Google Mapsに塩尻インターで高速を降りても同時到着予定と出ましたので、塩尻で降りることにします。

Google Mapsの指示通り進むと「アルプス展望しののめのみち」という農道に入りますが、富士山、南アルプス、八ヶ岳は絶景だったにも関わらず、肝心の北アルプスは雲の中(涙)。まあ、空いた農道ゆえドライブは快適でしたので良しとしましょう。

しばらく走って松本市街に入ります。ところどころ日陰に雪は残るものの、道はすでに乾いており、スタッドレスが必要な状況ではありません。お昼に狙っていた蕎麦屋さんが11:30開店ということで、ちょっと時間に余裕があるため、松本市街の観光地をぶらついてみようということになり、ナビ役の嫁さんが検索してたどり着いたのがこちら。

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信州・松本 なわて通り商店街

松本市の中心部、松本城の少し南に流れる女鳥羽川沿いにある縄手通り。ここは川沿いに長屋風のお店が並ぶ商店街。この日は平日の11時前ということで人もまばら。しかもこの辺りのお店は木曜定休の店が多く、閉まっているお店も多かったんですが、好天もあり、そぞろ歩きには絶好。

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女鳥羽川沿いには桜の樹があり、満開寸前。

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観光客が少ないのを良いことに野良猫が我が物顔で散歩(笑)

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ちょっと歩くと大きな神社があります。四柱神社(よはしらじんじゃ)というそうで、四柱とは天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神を祭神として祀ることによるものとのこと。調べてみるとこの辺りは戦後闇市があり2001年に現在の姿に改修されたということで、神社の門前の露店の賑わいを長屋風に改修して観光地化したということでしょう。

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この縄手通りにはあちこちにカエルのお土産を売っているのですが、このカエルが縄手通りのシンボルとのこと。脇を流れる女鳥羽川には昔は清流に生息するカジカガエルが沢山見られたようですが、今はもう見られないとのことで、その復活と街おこしをかけてカエルをシンボルにしているそう。写真はそのカエルを祀るカエル大明神。御社を作っちゃうとは本格的です(笑)

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そして縄手通りの西側の入り口には巨大なカエルのオブジェが!

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振り返ると松本城をカエルがなめているイラストの顔ハメパネルがあり、すでに嫁さんと叔母がはまってました(笑)

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30分ほどでしたが、まだ人気の少ない午前中の縄手通りを散策。車を停めた駐車場に戻る途中にあった「深酒」という意味深な名前の居酒屋(当日定休日!)の前でパチリ。東京は花粉シーズンはほぼ終わりかけでしたが、こちらはまだ花粉が舞っているということで私と叔母はマスク姿です。

好天と桜を楽しんでいるうちに11:15くらいとなり、そろそろお腹が減ってきました。温泉旅行の朝は早朝の車内でサンドウィッチなどが定番ですので、お腹も減るわけです。これから2泊で夕食は豪華な旅館飯ということで、我々の旅では「昼は軽めに」という不文律がありますので、いつも通り食べログで探したお蕎麦屋さんに向かいます。

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時間に余裕があったので、蕎麦屋に向かう途中松本城の周りを通れという嫁さんの指令に従って、松本城の周りをぐるり。お堀端の桜の花がいい感じに咲き始めています。東京から10日遅れくらいでしょうか。

蕎麦屋に向かう途中、蔵造りの道を通り、何処かで見た風景。後でわかったのですが、女鳥羽川の北側が縄手通りで、南側の一本入ったところが蔵造りの街並みの中町通りだったんですね。この中町通リは以前母親と叔母連れでこの辺りを旅行した際に立ち寄りました。

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お目当のお蕎麦屋さんはこちら。ついたのは開店10分前くらい。幸い一番乗りです。我々が外で待っているのを見かけた店員さん、5分前くらいに中に入れてくれました。

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適度な散歩で喉も乾きました。嫁さんと叔母はビール、私はノンアルコールビールを注文(涙) そしてつまみに焼味噌。これが実に美味。脳内で日本酒を飲んでいるイメージを最大限膨らませて、焼味噌をちびります(笑)

このお店はお蕎麦はざるそばと十割ざるそば、温かいきのこそばのみ。天ぷらそばも鴨南蛮もなく、そばのみの直球勝負の店。叔母が十割とざるをどちらにしようかと、「十割はボソボソするのかしら、、、」と小声で呟くと、「ボソボソするような十割は品書きに載せちゃぁダメなんだよ」といきなり店主に突っ込まれます(笑) ということで叔母と嫁さんは十割。こういう場合は私がざるを頼むという役割分担になりますので、いつもの流れに従ってざるを注文。

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出てきたざるそばがこちら。嫁さんたちに出てきた十割もほぼ同じ外見。そばの色もほとんど同じ。ということで食べ比べてみると、十割はそばの香り、そしてざるは歯ごたえに勝る感じ。どちらも素晴らしい完成度。流石にそばだけで勝負している店だけあって、叔母も激賞。いやいや美味しかった。

このお店、食べログで高評価にも関わらず、店内には食べログやインターネットへの投稿ご遠慮くださいとの張り紙がありましたので、記事には店名は載せませんので、画像からご判断ください。



お腹も適度に満ちたところで出発です。

先ほど松本城の周りを一周したのですが、嫁さんから、やはり松本に来たからには松本城に行くべきとの至極当然な要望が寄せられましたが、以前叔母を連れて犬山城に行った時に急階段に叔母が苦労していたことも考慮して、松本城の外観だけ見に行こうということで、先ほど通った道を戻って松本城に向かいます。

松本城の正面に車がついて、どこに車を停めようかと駐車場を探していると、叔母がコンビニに行きたいとのお達し。この日は木曜日。旅先でも木曜日には週刊文春を手に入れることを欠かしません(笑)。 ということで松本城正面のファミマで色々買い物ついでにちょっと松本城に立ち寄り。

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国宝松本城

信号を渡ると、「国宝松本城天守」との大看板が威容を誇ります。

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我々は入り口に向かわず、左の天守閣を一望できるお堀端の方に行き、さも松本城に行ったというアリバイ写真(嫁さん談)を撮影してミッション終了(笑) このままだと、松本城の記憶がフォルムのみになってしまいますので、多少情報を補っておきましょう。

松本城は戦国時代の永正年間(1504-1520年)に信濃守護家小笠原氏(府中小笠原氏)により造られた深志城が始まりで、詳しくは松本城のウェブサイトをご参照いただきたいのですが、12城現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城という貴重なもの。黒の板壁の印象からか市民からは烏城と呼ばれているとのこと。

天守の姿をよくみると犬山城のように最上階の周りに外に出られる回り縁がありません。犬山城の天守では外に出て絶景を眺められましたが、叔母にとってはなかなかスリリングな体験でした。実際に登ってみたので構造の違いに気づくわけで、松本城も登ってみると色々発見があるかもしれませんね。

コンビニの駐車場に停めての見学ゆえ長居は禁物。5分くらいの見物で先に進みます。この日の宿は、松本の北の大町にありますので、北上することにします。



松本城を後にして、お城の周りを再びぐるっと回って、篠ノ井線に沿って進む国道19号を北上。市街地から風光明媚な景色に変わりますが、相変わらす北アルプスは雲の中。晴れていれば雄大な北アルプスが望めるはずです。左手には木曽谷の奈良井につながる奈良井川が流れていますが、途中から上高地方面から流れてくる梓川と合流し、犀川になります。河川敷にはこの季節に黄色い花をつける大きな木が目立ちますが、調べても名前がわからず。

しばらく北上したところで、Google Mapsの指示で左折して川を渡り、安曇野市街に入ります。午後最初に訪れた場所はこちら。

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大王わさび農場 | 信州安曇野に広がる日本一のわさび園

犀川の西岸、安曇野市の穂高駅にほど近いところにあるわさび農場。松本城をショートカットしてこちらに来たのには理由があるんですね。叔母との旅行の立ち寄り先でこれまで高評価だったポイントは、
 ①適度な散歩ができる
 ②豊かな自然
 ③できれば空いている場所が良い
ということで、これらのポイントを総合すると、松本城よりもわさび農場の順位が上がるわけです(笑)

ここ、大王わさび農場は北アルプスから流れ出る清水を利用してわさびを栽培している農場。先ほどから並走してきた犀川と万水川(よろずいがわ)に挟まれたところにあります。万水川はWikipediaによると、

安曇野一帯は複合扇状地で砂礫が多く、地表の水がいったん地中に潜ることがあり、さらにはいったんは潜行した水が扇状地の先端から再度湧きだすケースも多く、地元ではそのような場所を花見(けみ)と呼びならわしている。花見の代表的な河川が万水川である。


Google Mapsの指示通りに車を進めて大王わさび農場の駐車場に到着。駐車場には適度に車は停まっていますが、人影はまばら。狙い通りです(笑)。

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車を降りて、わさび農場に入るとまず目にはいるのはわさびのオブジェ、、、ではなく、背後に広がる広大なわさび田。わさび田は砂利敷きで、整然と区画割され、ストライプのように水流が流れているのですが、隣り合う水流の高さが高低交互になっており、高い水流から低い水流に毛細血管のようにさらに細かい溝が切られて水が流れるようになっていて、そこにわさびが一列に植えられています。見ていると誠に整然とした構造。絶えず新鮮な水流がすべてのわさびに行き渡るようになっているんですね。

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わさび田の周りをぐるっと回ると、万水川に出ます。水が綺麗なことからカヌーやカヤックを楽しむ人も多いとのことで、それも頷ける澄み切った水の流れ。

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万水川べりには3連の水車小屋があります。蕎麦でも轢いているのでしょうか。実にのどかな風景です。この辺りも前日雪が降ったようですが、我々が訪れた時に雪はありませんでした。松本市内は晴天だったものの、安曇野のこの辺りは曇っており、清流の清らかさも手伝って、涼しいというより肌寒い感じ。

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万水川べりを離れて、わさび田をぐるっと一周し、小高い丘に登ると、梅が咲いています。

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そしてその隣には桜が! 梅と桜が同時に花をつけているのを見るのは非常に珍しいこと。

この丘に登る少し前にサイレンのようなものが鳴り、その時は何かわからなかったんですが、桜の後ろに広がるわさび田をよく見ると、先ほどまで誰もいなかった水路に作業員の方が各水路に1名づつ入り、底の砂利を掘り返しながら整然と進んでいます。おそらく先ほどのサイレンは13:00のお昼休みの終わりの合図で、午後の作業が始まったということでしょう。この作業、絶えずそうしているのでしょう、砂利をかき混ぜて新鮮な水流が維持できるようにしているのでしょうか。それにしても冷たい雪解け水の中での大変な作業です。良いわさびを育てるために必要なのでしょうね。

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丘の土手にはシソ科のヒメオドリコソウが花をつけています。梅に桜にヒメオドリコソウと春を告げる花が見事。

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丘の降り口のところで発見した複雑な流れ。よく見ると水流が立体交差しています。横の流れは高い流れ。赤い鉄板が橋のようになっていてその下を低い流れが通ります。ちょうど左手の土手をくり抜くように高い流れが来ますが、その脇のスペースにも水を流すために迂回させて清流を導く見事な構造。いやいやよく考えてわさび田を作るものです。

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土手の向こう側にもわさび田は広がっていました。まさに広大な敷地。北アルプスの雪解けから生まれる豊富な伏流水を使ってわさびを量産するために様々な工夫を重ねて現在に至っていることがよくわかりました。

この大王わさび農場は大正4年に土地を取得してから、長年かけて開拓を重ねてきて今の姿になっています。詳しくは上につけたウェブサイトの「大王の歴史」に触れられています。

ぐるっと一周の散策で小一時間、安曇野の自然を満喫。肌寒い中を散策したので、そろそろ温泉が恋しくなってきました。ということで持参した信州の旅必携のガイド「ガイドのとら信州温泉」の安曇野のページで近くの温泉を調べると、いくつかあるなかでピンときたところがありましたので、そちらに向かいます。



大王わさび農場から市街地を西に向かってGoogle Mapsに言われた通り進むと、15分ほどで温泉に着きました。選んだ施設はこちら。

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安曇野しゃくなげの湯

安曇野、穂高駅の西にあるしゃくなげの湯という日帰り温泉施設。相変わらず曇っておりますが、地図を確認すると、背後には蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳と槍・穂高のの東側を囲む山が聳えているはず。その昔、私だけでなく嫁さんも槍ヶ岳に登ってこれらの山々の素晴らしい姿を天空から眺めたことがあります。その麓にある温泉。建物はかなり新しく広々として綺麗です。叔母は宿が近いということでロビーで松本城前で仕入れた週刊文春を読むとのことで、我々夫婦のみ入湯です。

ザブッとかけ湯をして露天に向かうと、なんと露天風呂に「あつ湯」と「ぬる湯」があるではありませんか! もちろん迷いなくあつ湯の方に体を沈めるといい温度。43〜4度くらいでしょうか。泉質はアルカリ性単純泉ということで、少々ヌルッとした感じがする温泉。朝早くから運転しどおしで、先ほどの大王わさび農場ではちょっと肌寒かったので、この熱めの温泉はちょうどいいですね。本当は45、6度がちょうどいいんですが、、、(笑) お湯に入ったり風に当たったりを繰り返して中に戻ると、なんと冷水風呂もあるではありませんか! これはいい。一旦露天のあつ湯に戻ってしっかり温まってから、中の冷水風呂にドボンと体を沈め、しばし鎮静。いやいや極楽浄土とはこのことです。ドライブ疲れが吹き飛ぶ爽快感。素晴らしいですね。もちろん繰り返すことあと2回。完全に昇天しました(笑)

ということで、それでも30分ほどで上がるとロビーで週刊文春を読みふける叔母を発見。嫁さんが上がってくると、予想した流れはソフトクリームを買いに行くですが、建物内のキッチンに買いに行った嫁さん、手ぶらで帰ってきます。なんでも予想したものがなく、ただのバニラソフトしかなかったとのことで買わずに帰ってきたとのこと。意外に自制心があることがわかりました(笑)

さて、温泉で体もほぐれたので、そろそろ宿に向かうにはいい時間となってきました。時間は14:40くらい。外に出ると雨がぱらつき始めました。急いで車に乗り込み出発です。



Google Mapsにこの日の宿を仕込んで出発です。しゃくなげの湯から、この日の宿までは30分ほどで着くとのことで、山麓線と呼ばれる北アルプス山麓の道を北上します。走り出すと、しばらくで道に「穂高城」との看板が目につくようになります。車内はお城があるなら行ってみましょう的ムードに包まれます。これまであまり有名でないお城にアドリブ的に寄ると、淡路島の洲本城といい、新潟六日町の坂戸城といい、なかなか見応えがあるという経験をしている我々にとって、全く予備知識のない「穂高城」は意外な穴場と映りました。

ということで、「穂高城」という左折を促す看板に従って左折してすぐに正体判明。この穂高城、穂高城という名前の旅館でした! しかも老舗のようです。いやいや紛らわしい。看板に「旅館穂高城」と書くのが筋というもの。穂高城がお城ではないと知った時の車内の落胆というか、ズッコケ感は相当なもの(笑) これはJAROに訴えるべき誇大広告というものです。

気をとりなおして、ユーターンして山麓線に戻り、どんどん北上します。天気はたまにワイパーを動かす必要があるくらのパラパラ雨が降ったり止んだり。しばらく北上して行くと、景色が一変します。これまで北側の日陰などに前日に降った雪がちょこっと見えるだけだったのが、あたり一面の雪景色に変わります。幸い道路は濡れてはいませんが、この雪景色を見ると前日の降雪がかなりのものだったことがわかります。せっかくスタッドレスを新調したので雪の上を走りたい感はありましたが、安全重視ですのでグッと我慢します。

山麓線が高瀬川を渡る蓮華大橋を渡ったところで、大町温泉郷左折の看板に従って左折して直進。今度は鹿島槍から流れてくる鹿島川沿いに北上。目的地の大町温泉郷はもうすぐです。突き当たって左折して鹿島川を渡るともうそこは大町温泉郷の入り口。宿に入ろうとすると、正面に、直進すると黒部ダムという看板が出現。時刻はまだ15時ちょっと過ぎくらい。ここまできたら、黒部ダム方面に行ってみようといいうことになり、大町温泉郷入り口をやり過ごして、一路黒部ダム方面に直進します。おそらくこの先は雪が残り、新調したスタッドレスタイヤが威力を発揮するでしょう!

大町アルペンラインと名付けられた道をぐんぐん登って行くと、黒部ダム方面につながる山並みが新雪をかぶって神々しく輝くではありませんか。木々に新雪が積もってとても春の景色とは思えません。

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しかしながら、しばらく走ったところでで行き止まり。宿を予約する時に調べていたんですが、この先扇沢からの黒部ダムの観光ルートは今年は4月15日から営業開始ということで、道路もここで行き止まりです。この日が11日でしたので数日違いでした。

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ここで少し日が差して、この先の山々が輝き始めます。あたりにいるのは私たちのみ。しんみりと夕方の深山幽谷景色に見とれます。

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北アルプスのこの時期に行ける最深部ということで記念撮影(笑) 叔母も山が綺麗ね〜と絶賛でした。

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さて、車をUターンさせて戻ります。ここまでも周りは雪ですが、道路は乾いていてというか、おそらく路肩の雪を見ると除雪したのでしょう、ここでもスタッドレスでなくても大丈夫な路面状況。ここまできてスタッドレスの威力発揮の場所がないというのもかわいそうなので、ちょっと路肩にはみ出してアクセルをぐっと踏むと、しっかりグリップ。スタッドレス君、ようやく仕事ができました(笑)

先ほど来た道を戻ると、往きにも気になっていたんですが、高瀬渓谷、葛温泉、大町ダムという看板が出現。特にダムが気になります。ナビの画面には大きな湖の影が! 魚群探知機で魚の群れを発見した漁師の気分です(笑) まだ時間に余裕があるので、立ち寄ってみることにして、右折して山道に入ります。ぐんぐん登っていくと、路面に雪が! スタッドレス君、ようやく本来の仕事です。

ちょっと行った先に「国土交通省大町ダム管理所、高瀬渓谷緑地公園」という看板があり、それに促されるまま、降りていくと、ダム、ありました!

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信州安曇野最北端 大町ダム・龍神湖

信濃川水系高瀬川をせき止めて作られた大町ダム。重力式コンクリートダムで竣工は1985年。大きく見えますが比べてみると総貯水量は奥多摩の小河内ダムの5分の1くらいで、意外と大きくないんですね。

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水量はあまり多くありません。前日に降ったが周りの山に残り、まるで冬のような雰囲気。

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こちらが龍神湖側。

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そしてこちらが川下側。

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こちらが大町ダム管理所。なぜか建物の入り口には「国土交通省」とだけ書かれ、さも霞ヶ関にある建物然としたサイン。普通は「国土交通省大町ダム管理所」と表示するのでしょうが、これに嫁さんと叔母が「偉そうね〜」と反応。確かに一ダム管理所が国土交通省と名乗るのは偉そうです(笑) それはともかく、帰ってからこのダムの情報を調べると、ダムのオフィシャルサイトはかなり丁寧な作り。普通はリンク先をダム便覧とするのですが、オフィシャルの方にリンクしておきます。

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夕刻の人気のないダムを散策していい気分。

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ダムから眼下を見下ろすと大町市街が遠望できます。この日の観光はこれでおしまい。下に見える道を下って、ようやくこの日の旅館に向かいます。

その2に続く)





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ブログをSSL対応に変更しました

最近自分のブログをSafariで見ると、URL欄には「安全ではありません」と表示されるではありませんか。別に不謹慎な情報を書いているわけでもなく、ウィルスを拡散させているわけでもなく、政府を転覆させるような悪事を企んでいるわけでもないことは皆さんご存知の通り(笑) もちろん、この表示はSSL対応していないと表示されるという、近年のネットのセキュリティ強化の流れを踏まえたものです。

個人のたわいもないブログということで、しばらく様子見していたわけですが、「安全ではありません」とレッテルを貼られるに至り、重い腰をあげて、SSL対応に踏み切り、それに伴ってURLも変更になりましたのでお知らせいたします。

(旧URL)
http://haydnrecarchive.blog130.fc2.com

(新URL)
https://haydnrecarchive.blog.fc2.com

"http"が"https"に変わっただけでなく、サーバー番号130もとれました。このサーバー番号、ブログ登録時に自動採番されるのですが、130を無理やり読むと「イサオ」で、奇遇にも父の名前と一緒で愛着があったのですが、安全と引き換えでは仕方ありませんね。

旧URLにアクセスしても転送されるようですので、閲覧には差し障りないかと思いますが、念のためお知らせまで。

引き続きよろしくお願いいたします。



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テーマ : クラシック
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【新着】井上裕子のフォルテピアノによるXVI:46(ハイドン)

最近リリースされたアルバム。絶品です。

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TOWER RECORDS / amazon / HMV&BOOKS online

井上裕子(Yuko Inoue)のフォルテピアノによる"The Art of Emotions"と題されたアルバム。この中にハイドンのソナタが含まれています。収録曲は下記の通り。収録は2018年3月16日から18日にかけて、オランダのエンスヘーデ(Enschede)にある楽器修復家のエドウィン・バンク(Edwin Buenk)のアトリエでのセッション録音。レーベルはノルウェーのSIMAX classics。

C.P.E.バッハの「識者と愛好家のための曲集 第5巻より幻想曲ハ長調とロンド(Wq.59)
C.P.E.バッハ:ソナタ ト短調(Wq.65/17)
ハイドン:ソナタ 変イ長調(Hob.XVI.46)
モーツァルト:幻想曲(前奏曲)とフーガ(K.383a(394))
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」のテーマによる15の変奏曲とフーガ(Op.35)

このアルバムは奏者の井上裕子さんのデビューアルバムとのこと。いつものようにハイドン関係の新譜を物色している中で見かけて注文していたもの。いつものように、未聴の奏者のアルバムということで虚心坦懐に聴いたところ、爽やかな容姿に似合わず、これはなかなか骨のある演奏ということで取り上げた次第。

アルバムは輸入盤ですが、珍しくライナーノーツには日本語も付いていて、奏者自身による読み応えのある詳細な解説がつけられている本格的なもの。アルバムタイトルである"The Art of Emotions"とは奏者が心酔するC.P.E.バッハの下記の言葉に基づいて付けられたもの。

「音楽家は自分自身が感動するのでなければ、聴衆を感動させることはできない。したがって音楽家は、聴衆の心に呼び起こそうとするすべてのアフェクトの中に自分浸ることがどうしても必要である。音楽家が自分の感情を聴衆に示し、そして彼らをそれに共感させるのである。悄然として悲しい部分では、自分自身悄然とし、悲しまなければならない。聴衆が、それを見、それを聞いて曲の内容を理解するのである」 (C.P.E.バッハ) ※ライナーノーツから引用


ということで"The Art of Emotions"は「感情表現の創造」とでも訳すのでしょうか。そして、アルバムの収録曲はC.P.E.バッハを敬愛したハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの作品から奏者が選んだ曲を配したものということです。

冒頭に置かれたC.P.E.バッハの曲は、まさに千変万化する感情表現を極めたような曲。いつも整然として知的でもあり、ユーモラスでもあり、起承転結が明快なハイドンの音楽を聴いているせいか、フレーズごとに型破りな音楽がどんどん展開されるのが非常に新鮮。演奏もC.P.E.バッハを得意としているだけに、全く迷いなくこのめくるめく展開を手中に収め、作曲者の感情と一体化するような見事なもの。C.P.E.バッハを聴いただけで、奏者の表現の幅の広さを確信した次第。

Hob.XVI:46 Piano Sonata No.31 [A flat] (1767/70)
この曲はハイドンのソナタでも奏者が度々演奏してきた曲とのこと。ハイドンの初期のソナタの中でも美しい曲想で知られ、録音も多い人気曲なのは皆さんご存知の通り。C.P.E.バッハで聴かせた幅広い表現は、ハイドンでは少し抑え気味にしてしなやかな曲の流れの良さを活かしていきます。それでも音階の一つ一つが粒立ち良く刻まれ、起伏が大きく、陰影も深くなるのは持ち前の雄弁な表現力によるところでしょう。使用している楽器はこのアルバム共通ですが、この曲の変イ長調(1楽章)、変ニ長調(2楽章)という特殊な調に伴い、調律もまろやかな響きになるように修正しているとのことで、華やかながらまとまりのよい響きに繋がっていると思われます。流石なのは、フレーズごとにかなり大胆な表現を織り交ぜているのに、音楽の流れに一貫性があり、ハイドンらしい機知と展開の妙を存分に楽しめること。
続くアダージョは奏者が「夢のような楽章」と言うように、まさに夢見るような境地。自在なタッチから紡ぎ出される音楽のなんと心地よいこと。コンディションの良い楽器だからこその弱音の美しさが際立ち、静寂の中に繊細な音楽が流れる快感。至福。
終楽章はC.P.E.バッハでも聴かれたキレキレのタッチで、ハイドンのフィナーレを壮麗に盛り上げます。快速テンポでもテクニックは万全。テクニックの誇示のような印象はなく、ここでも音楽がいきいきと弾み、クライマックスでは楽器の響きが濁る寸前まで鳴らしきる見事な終結。いやいや見事な演奏でした。

この後のモーツァルトとベートーヴェンももちろん出色の出来。特にベートーヴェンはこの奏者の表現力が見事にマッチして素晴らしいですね。

井上裕子によるハイドンのXVI:46ですが、これは日本人による演奏という但し書きをつけなくても、この曲の古楽器による演奏のベストと言っていいでしょう。評価はもちろん[+++++]とします。表現の方向は少々異なりますが、フォルテピアノの表現力はアンドレアス・シュタイアーと遜色ありません。最近聴いたベズイデンホウトや、ボビー・ミッチェルなどのフォルテピアノ奏者に続き、フォルテピアノでは最先端を行く人でしょう。デビュー盤でこの完成度ですので、この先が楽しみな人です。是非ハイドンの曲を録音してほしいものです。



最後に奏者のウェブサイトも紹介しておきましょう。日本語対応ですので経歴などは下記のウェブサイトをご覧ください。

Yuko Inoue | cembalist & fortepianist

このサイト、フッターに"Website crafted by Yuko Inoue"と書かれているので、おそらく本人が作っているのでしょう。経歴やコンサート活動の他にもこのデビュー盤を録音したエドウィン・バンク氏のアトリエでの録音風景の写真や、使われている同氏所有のフォルテピアノの写真などがアップされており、なかなか興味深いものです。



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tag : ピアノソナタXVI:46

イタリア四重奏団の皇帝、日の出(ハイドン)

今更ですが、名盤です。

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イタリア四重奏団(Quartetto Italiano)の演奏による、ハイドンの弦楽四重奏曲Op.76のNo.3「皇帝」、No.4「日の出」の2曲を収めたLP。収録情報は記載されていませんが、Pマークが1976年となっています。レーベルは蘭PHILIPS。

最近、母親の遺品整理などの片付け物を集中して行っており、朝から晩まで体を動かしています。夕食後のわずかな時間に音楽を聴きながらオークションを物色したりしていますが、このLP、音源はCDで持っているかと思ってスルーしようとしていたところ、うとうとしているうちに指が滑って入札していました(笑)。まあ、値ごろだったので良しとするということで手に入れた次第。届いて、いつものように所有盤リストに登録してみると、確かに皇帝は手元にCDがあるものの、日の出は未入手だったということがわかり、結果オーライ。確認のためいつものように必殺美顔ブラシとVPIのクリーナーで丁寧にクリーニングして針を下ろしてみてビックリ! いやいや凄い音がするではありませんか。全盛期のPHILIPSの面目躍如、クァルテットのエネルギーが吹き出してくる見事な録音です。ジャケット裏面は黄ばんですすけていましたが、盤は非常に良いコンディション。これは巡り合わせが良かったですね。

イタリア四重奏団の演奏は過去に2度取り上げていますが、いずれもPHILIPS盤ではありません。

2013/12/09 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : イタリア四重奏団の鳥(ハイドン)
2011/03/17 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : イタリア四重奏団の「皇帝」、Op.33 No.2

2011年に取り上げた皇帝は仏Ades盤で1965年録音ということで、今日取り上げるアルバムの演奏より前のもの。このほか記事にはしていませんが、1969年のライヴもあります。メンバーは黄金期のこの4人。

第1ヴァイオリン:パオロ・ボルチャーニ(Paolo Borciani)
第2ヴァイオリン:エリサ・ペグレッフィ(Elisa Pegreffi)
ヴィオラ:ピエロ・ファルッリ(Piero Farulli)
チェロ:フランコ・ロッシ(Franco Rossi)

Hob.III:77 String Quartet Op.76 No.3 "Kaiserquartetett" 「皇帝」 [C] (1797)
歯切れの良いクァルテットの響きが眼前に広がります。実体感があり、しかも程よく残響が乗って理想的な響き。何より力強さとエネルギー感が素晴らしい演奏。まさに精気みなぎるとはこのこと。聴き慣れたこの曲ががっしりと鳴り、4人がせめぎ合う迫真の演奏が音溝に刻まれています。同音源のCDと聴き比べてみましたが、鮮度と解像度はやはりLPに分があります。流麗な弓捌きはイタリアのクァルテットならでは。独墺系のハイドンの音楽なのに基本的に陽性な明るさに満ちて輝かしさがが感じられます。1楽章はまさに見事すぎるボウイングの魅力で圧倒されます。
そしてこの曲の聴かせどころの2楽章。やはり沁みるような流麗さに包まれる音楽。変奏に入ると各パートの音色の美しさが際立ちます。これぞ名演奏という絶品の演奏に耳をそばだてます。クライマックスは変奏の後半。グッと音量を落として精妙さを極める部分。あまりの精妙さに鳥肌がたたんばかり。糸を引くような精緻なボウイング。
メヌエットも王道を極めたような堂々とした演奏。力みも外連もなく、ただただオーソドックスに攻め切る酔眼。そこから香り立つ弦のアンサンブルの気品。燻らしたような深い音色がもたらす深い陰影にうっとり。
終楽章は精緻なアンサンブルとボルチャーニの華麗な弓捌きが際立ちます。はっきりと区切りをつけるフレージングによって、まるでミケランジェロの彫刻のようなデフォルメされた深い陰影が生じ、音楽に異常な立体感が生まれ、聴き手を圧倒するような迫力を帯びる奇跡的な演奏。CDでも感じていた迫力はLPで本領発揮です。

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Hob.III:78 String Quartet Op.76 No.4 "Sonnenaufgang" 「日の出」 [B flat] (1797)
LPをひっくり返して「日の出」です。こちらもいきなりボルチャーニの見事なヴァイオリンに釘付け。次々にパートが重なって畳み掛けるような迫力。やはり素晴らしい迫力に圧倒されます。やはりアンサンブルの見事さに惹きつけられます。皇帝同様、まったく隙のない見事な演出に唸ります。全編に漲る素晴らしい説得力。
2楽章のアダージョは、皇帝以上に緊張感が張り詰めた演奏。やはりフレージングはくっきりとメリハリをつけますが、陰影はよりシャープで緊張感を強調するような演奏。この緊張感こそこの曲の聴かせどころ。
メヌエットはこの曲の本質をえぐるように弾みます。この入りの精妙な躍動感は何でしょうか。単なるフレーズなのに他の演奏とは一線を画すアーティスティックな演出。音符から音楽を掘り出して、ディティールが最も際立つようにライトを当て、素材の質感を完璧に表現した彫刻のよう。
終楽章は皇帝とはうって変わって流すような力の抜けたアンサンブル。聴かせどころは2楽章と3楽章にあり、その火照りを徐々に鎮めるような演奏ということでしょうか。最後のアクロバティックな展開も余裕たっぷり。これが粋というものでしょう。

今までこのアルバムをスルーしていたのは痛恨の極み。このLPにはイタリア四重奏団の真髄が詰まっていました。精妙さとリアリティがこれほどまでとは思いませんでした。LPを聴いてはじめてCD化で失われてしまったものがわかりました。ジャケットに写るフォーマルないでたちの4人の姿は、まさにこの曲の代表盤になることを確信して撮影に臨んだような迫力を感じます。まさに至宝と呼べるアルバムでしょう。両曲とも評価は[+++++]といたします。

(追伸)
新たにTHORENSのTD520とSME3012Rを導入。これは別記事で! ターンテーブルの色は違いますが、これでだまてらさん宅に少々近づきました(笑)



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tag : 皇帝 日の出

【新着】マクスウェル四重奏団のOp.71(ハイドン)

久々に新着アルバムを取り上げます。

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TOWER RECORDS / amazon

マクスウェル四重奏団(Maxwell Quartet)によるハイドンの弦楽四重奏曲Op.71のNo.1からNo.3と各曲後にスコットランドの伝統音楽が3曲配されています。収録は2018年4月11日から14日にかけて、ロンドンの南にあるストーク(stoke)にあるユーディ・メニューヒン音楽学校のメニューヒンホールでのセッション録音。レーベルは英LINN。

マクスウェル四重奏団とは聞いたことのない団体ですが、それもそのはず、新設団体のデビュー盤ということです。王立スコットランド音楽院を卒業した4人によって2010年に設立され、翌年には同音楽院のレジデントアーティストになります。2014年にメンバーが一部入れ替わり、2017年にはトロンヘイム国際室内楽コンクールで1等と観客賞を受賞。以後イギリスを中心に欧米諸国で活躍しているとのこと。このアルバム録音時のメンバーは下記の通り。

第1ヴァイオリン:コリン・スコビー(Colin Scobie)
第2ヴァイオリン:ジョージ・スミス(George Smith)
ヴィオラ:エリオット・パークス(Elliott Peaks)
チェロ:ダンカン・ストラチャン(Duncan Strachan)

ジャケットに写る4人の姿は印象的。森の中にたたずむ4人がじっとこちらを見据えて黙って演奏を聴けとでも言っているよう。流石にLINNレーベルからデビュー盤がリリースされるだけあって、演奏は実にフレッシュかつレベルの高いもの。Op.71が新鮮に感じる見事なものです。

Hob.III:69 String Quartet Op.71 No.1 [B] (1793)
流石にLINN。澄み渡る空気感。スピーカーのやや奥にクァルテットが鮮明に定位するシャープな録音。まるで森の中を吹き抜けるそよ風のように1楽章が響きます。リズムの軽やかさは尋常ではありません。フレッシュという言葉がピタリとくる演奏。デビュー盤でこの鮮度勝負のようにフレッシュな音楽を繰り出してくるあたり、相当な実力とみました。展開部に入ると小気味よく畳み掛けるようなスリリングさが心地良いですね。
アダージョに入ってもフレッシュな響きは変わらず、訥々とメロディーを語っていきます。第1ヴァイオリンを中心に各パートが非常にデリケートな弓使いでアンサンブルも精緻。響きをキッチリと合わせるアルバン・ベルクのような精緻さではなく、それぞれのしなやかさが精緻に重なっている感じ。
メヌエットはさっと雰囲気を変え、軽やかに起伏を超えていく快感に満ちたもの。フレーズごとの表情の変化の面白さは類稀なもの。
そして、その面白さはフィナーレでも健在。ハイドンの音楽の面白さの真髄を突くもの。華やかにメロディーが舞い、アンサンブルの緊密な軽やかさで聴かせきります。これは素晴らしい。

曲後に箸休め的にマクスウェル四重奏団編曲の編曲によるスコットランドの曲が置かれます。
キャプテン・サイモン・フレイザー(Captaio Simon Fraser:1773-1852)の「美しきスコットランドの北(The Beauty of the North)」、ニール・ガウ(Niel Gow:1727-1807)の「ミス・ダンブリック(Miss Dumbreck)」を合わせて6分ほどの曲。前者は不思議と郷愁を感じさせる独特のメロディー。後者はケルト民謡ような曲。ハイドンの曲にこれらを挟んでくるのは彼らが出身地であるスコットランドにオリジンがあるとのメッセージなのでしょう。

Hob.III:70 String Quartet Op.71 No.2 [D] (1793)
1曲めでマクスウェル四重奏団の音楽の素晴らしさがわかりましたので、安心してNo.2を聴けます。冒頭から第1ヴァイオリンのコリン・スコビーの軽やかなボウイングが実に心地いいですね。リズムのキレとフレッシュさは変わらず、そしてアンサンブルの緊密さも同様。各パートが自在にさえずりながら音楽が流れていく快感。
続くアダージョ・カンタービレではカンタービレだけあって、メロディーを朗々と弾いて、ハイドンの書いたメロディーの美しさを際立たせます。フレージングが非常にデリケートなのでメロディーの美しさが最大限に表現されています。メヌエットは軽やかに弾んだのはフィナーレの落ち着いた入りを引き立たせるため。変化に富んだフィナーレを正攻法で攻めますが、表現に余裕があるため堅苦しくなることはなく、4楽章の構成をしっかりと見切っての解釈でしょう。終結部の鮮やかな音階も余裕たっぷり。

この曲間はジェームズ・スコット・スキナー(James Scott Skinner:1843-1927)の「アレンヴェール墓地の薔薇の蕾(The Rosebud of Allenvale)」とジョージ・スミス(メンバー)の「ガーズウェル農場での永遠の誓い(Guardswell and Truly)」、ジェームズ・スコット・スキナーの「ハリケーン(The Hurricane)」。無印良品のBGM的癒し系音楽ですね。

Hob.III:71 String Quartet Op.71 No.3 [E flat] (1793)
Op.71の中では最も躍動的な1楽章。まさにさえずるように自在な第1ヴァイオリンの存在によって、実に軽やかに響きます。これほど軽やかなこの曲は聴いたことがありません。一貫して演奏スタイルは保ちますが、一貫して自在なため、単調さの対極にある変化に富んだ音楽が一貫して流れます。2楽章はメロディーがゆっくりと展開していく面白さをじっくり料理する感じ。そして続くメヌエットは表現を抑えて、繰り返されるメロディーによるあえてコミカルな余韻を引き立てるよう。そしてフィナーレも表現が難しい曲ですが、繊細な感性によって表現される穏やかさを軸にして入りますが、中盤以降の音階の展開に表現を引き継いで曲の個性を印象付けます。最後は鮮やかな弓捌きを聴かせて終了。なかなか巧みな表現。

最後はマクレガー夫人(Lady MacGregor)のGriogal Cridhe 'Gregor's Lament' 「最愛のグレガー(グレガーの嘆き)(Griogal Cridhe 'Gregor's Lament')」 。最後の箸休めはスコットランドの荒涼とした景色が目に浮かぶような哀愁に満ちたメロディー。ゆっくりと呼吸するように流れ、これも感動的。ハイランドモルトを飲みたくなってしまいますね。

マクスウェル四重奏団によるハイドンのOp.71ですが、これはOp.71のベスト盤と断じます。グリラーも良いのですが、このマクスウェル四重奏団の演奏は、この曲集の爽やかな魅力にスポットライトを当てた名演奏。録音も完璧で間に置かれたスコットランドの曲も、どれも素晴らしく聴きごたえ十分。これは次なるハイドンの録音も期待してしまいますね。評価は全曲[+++++]といたします。室内楽、弦楽四重奏曲好きな皆さん、必聴です!

(追伸)
若手の演奏がお好きなSkunjpさんも是非! 道場破り返しではありません(笑)



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tag : 弦楽四重奏曲Op.71

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Daisy


Author:Daisy

ハイドン(Franz Joseph Haydn)の膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。私はなぜハイドンにはまったのか?

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登録曲数:1,365
登録演奏数:11,529
(2019年3月31日)
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