作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

LPを聴く楽しみ

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最近、他のブログでもLPの記事が増えています。CDの便利さに慣れてしまうと、1枚1枚袋から取り出して、厳かにターンテーブルに乗せ、ターンテーブルをまわし、やおら針を落とすという、儀式的行為が必要なLPはちょっと煩わしくはありますが、そこから出てくる音楽は不思議と豊か。同じ音楽でもLPの方が心に刺さるような気がします。音質もキレや実体感、リアリティはCDを上回る感じがします。

手元にある、カルロス・クライバー/バイエルン州立歌劇場ヴェルディの「椿姫」は、CDで最初に聴いたのですが、後に手に入れたLPを聴いて異次元の迫力に圧倒されました。クライバーが煽るオケが地の底から頂点まで沸き上がる様子が鮮明に録られ、音楽を聴く快感にアドレナリン大噴出の素晴らしいものでした。おそらくCDに起こす際にかなり音質が落ちたものたと思いますが、それよりもLPという媒体のもつ能力の大きさを痛感した次第でした。

ターンテーブルやトーンアーム、カートリッジやフォのアンプなど、今でも発売され続けるどころか、新製品が増えているくらいなので趣味の世界では逆にLP再興が進んでいるのではないかと思います。

IMG_4229.jpg

私も、仕事に追われながら、空いた時間で記事を書いていますが、なんとなく疲れてかえった時に、ふとLPを聴きたくなることがあり、たまに楽しんでます。

装置はご覧のとおり。

THORENS TD-320MkII
SME-3009 Series 2 Improved
DENON DL-103 / SHURE V-15 TypeV

アームは軽針圧専用のものですが、最近はSHUREでなくDL-103で聴く事が増えています。針圧は標準の2.5gなのでアームの目盛りの範囲を超えてしまいます(笑) ただし、音質、安定感に問題はなく、しかも丸針ゆえ、スクラッチノイズも拾いにくく、ゆったり音楽を楽しめます。

SMEのトーンアームはシェルも含めてインダストリアルデザインの傑作ですね。梨地の部分とクロームの部分の対比、優雅なカーブ、繊細なディテール。こうゆう手の込んだものは、もうなかなか量産できないのではないでしょうか。

レコードの盤面を光にかざし、盤面の状態をたしかめそっと針を落としてヴォリュームを上げ、かすかなノイズの中からゆったりとした音楽がなり始める瞬間、この緊張感が脳の音楽を聴くぞスイッチを入れるんでしょうね。

これからはたまにLPのレビューも加えていきたいと思います。
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2 Comments

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だまてら

No title

おおっ!いよいよこちらの世界へも本格的にご参入ですね。この先待っているのは
一歩足を踏み入れたら抜けられない底なし沼か?・・・・いや、桃源郷と申し上げて
おきましょう。
と言いながら当家は昨年暮れに導入したD/Aコンバータ(FIDELIX社のCAPRICE)が
絶好調で、音そのものと言うよりも空間の再現性が格段に向上しました。
もう1台追加してモノーラル仕様にすると更に向上するそうなので、CD購入を少し
控えて・・・と思うのですが、こちらも中々止まらず昨日はアウリンSQの作品20&
作品50とProfilのソナタ全集(デルジャヴィナ)が到着、現在も拾い聴き中です!

  • 2013/04/07 (Sun) 08:34
  • REPLY

Daisy

Re: No title

だまてらさん、こんばんは。
やはりLPはいいですね。一枚一枚聴くのに真剣に向き合えます。確かに桃源郷かもしれませんね(笑) これがだれも聴いていないものならともかく、最近はLPを聴く方が増えて、皆さん桃源郷ですね。
いつもながら、いろいろオーディオに手を入れられていて、うらやましい限りです。
さて、私もデルジャヴィナの全集を注文しているのですが、他のものに引きずられてまだ届きません。さて、どのようなピアノが聴けるやら、楽しみです。

  • 2013/04/09 (Tue) 23:16
  • REPLY