【新着】クレンペラー/バイエルン放送響の「時計」正規盤(ハイドン)

先日虎馬さんから情報をいただいていたクレンペラーの「時計」ですが、ようやくアルバムが手に入りました!

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オットー・クレンペラー(Otto Klemperer)指揮のバイエルン放送交響楽団(Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)の演奏で、ハイドンの交響曲101番「時計」とブラームスの交響曲4番を収めたCD。ハイドンの収録は1956年10月18日、19日、ミュンヘンのヘラクレスザールでのライヴ。レーベルはバイエルン放送響の自主制作、BR Klassik。

これまで、この演奏ははライヴ系のレーベルからいくつかのなどで知られていた演奏ですが、ご本家BR Klassikからようやく正規盤がリリースされたというもの。ただし、それらの演奏記録は1956年10月19日のライヴとうことですが、今回リリースされたものは前記の通り10月18日と19日というもの。果たして既発盤とどのような違いがあるのかが興味のポイントでしょう。

クレンペラーがバイエルン放送響を振ったのはオイゲン・ヨッフムの招きにより1956年4月のこと。その後1969年5月までの間にミュンヘンで11回のコンサートを振ったとのこと。このアルバムのライナーノーツの記載によれば、このアルバムのハイドンの録音は1956年10月18日、19日でマーラーの4番との組み合わせ。おそらくコンサート自体はこの2日間に行われたのでしょうが、録音が19日のものか、あるいは2日間の録音から編集されたものかはわかりません。

Hob.I:101 Symphony No.101 "Clock" 「時計」 [D] (1793/4)
この演奏自体は流れの良い楷書体の立派な演奏で、後年のEMIのスタジオ録音とも別の良さがあります。1楽章はクレンペラーらしい雄大な感じがありながらもきびきびとスタイリッシュに進む快感が満ちています。自然に吹き上がるオケの魅力とこの1楽章の端正な造形美が両立する素晴らしい演奏。
続く時計のアンダンテはまさに中庸の美学。オーソドックスなのに彫りが深く、素晴らしい立体感。流石にバイエルン放送響、木管の巧さも絶妙です。そして展開部でオケのパワーを見せつけたかと思うと、音量を落として孤高な印象も残します。テンポをあまり動かさずにこれだけ表情の変化をつけるのは流石。
メヌエットはクレンペラーらしく豪快で堅固。リズムをあえて重くして、中間部の軽やかさを引き立てます。そしてフィナーレは1楽章のスタイリッシュさが戻ってきました。オケをグイグイ煽ってハイドンの書いた音楽が鮮やかに広がります。晩年テンポをかなり落とした演奏が多かったクレンペラーですが、この快速のフィナーレは痛快。これをナマで聴いたらさぞかし素晴らしかっただろうと想像してしまいます。いやいや見事。



さて、これまであんまり聴き比べ的なことはやってきていませんが、このアルバムの真価をを明らかにするためには聴き比べ的アプローチも必要ということで、聴き比べ情報も付記しておきましょう。

まずは比較対象を開陳。手元にはクレンペラーがバイエルン放送響を振った時計のアルバムがいくつかありますので、所有盤リスト掲載順に列記しておきます。

(1) (????) [8'26/9'08/7'35/4'22] DISQUES REFRAIN DR 910002-2 ※演奏日の記載なし
(2) (December 1950/Live) [8'12/8'53/7'23/4'14] Couplet CCD-3012 ※CD-R
(3) (18, 19 October 1956/Live) [8'20/8'53/7'25/4'23] BR KLASSIK 900717 ※今回のアルバム
(4) (19 October 1956/Live) [8'12/8'53/7'23/4'14] MEMORIES REVERENCE MR 2266/2277

また、以前謎めいたCouplet盤を取り上げた時にコメントをいただいたライムンドさんのブログよりGolden Melodram盤の記録を転記しておきます。
(5) (19 October 1956/Live) [8'10/8'44/7'18/4'10] Golden Melodram

タイミングだけみると(2)はタイミング的に(4)と一緒なので結局10月19日の演奏なんでしょう。しかも(2)のハイドン以外の曲が1950年10月の演奏なので、ハイドンの演奏日の誤記と考えるのが自然です。(5)のGolden Melodram盤もタイミング的には近いですね。楽章間の時間のとりかたでこの程度はずれるでしょう。(1)はどの楽章も一律に少し演奏時間が長いんですが、1楽章を何度か聞き比べると、ちょっと音程が低いような気がしないでもありません。テープ速度の問題でしょうか。(5)は実際に聴いていませんが、おそらくここにリストアップした演奏は同一の演奏のような気がします。

音質面ではこのBR KLASSIK盤が既発盤とどう違うのかが気になります。もちろん全てモノラルです。
(1)は書いた通り、少しテンポが遅く感じます。それゆえ雄大な感じもあり、音質は自然ではありますが高音が少し詰まって聴こえます。演奏の印象も雄大な感じが強くなります。
(2)が意外にもなかなかいい録音。今回色々と聴き比べてみると、繊細感とバランスがなかなかいい具合。
(3)の正規盤は(2)よりもさらに繊細でダイナミックですが、ヴァイオリンだけちょっと浮かび上がるようなところがあったりかすかに位相がずれているような微妙な違和感があります。色々加工して仕上げてきているような感じ。
(4)は精細感は劣るものの自然さは勝ります。低音が少しボンつく感じはありますが、ライヴ盤としては聴きやすい感じです。

ということで、今回リリースした正規盤もなかなかのところですが、音質面では一長一短で買い直し必須とまでは言い切れないところ。
ということで、当ブログの結論は下記の通り。

このバイエルン放送響とのライヴは絶品。評価は[+++++]。
クレンペラーファンの方は既発盤を含めて全部買う価値があります。既発盤を持っている方は音質面では無理して買い直す必要はありません。なお正規盤でなければ認めないというコンプライアンス意識の高い方で密かに既発盤を持っている方は、既発盤は投げ捨て、正規盤に買い換えましょう!

※ハイドンの演奏コレクターである私はGolden Melodram盤が欲しくなってきました(笑)





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【番外】静岡日帰り紀行

なんだかドタバタとした日を送っておりますが、ちょっと気になる展覧会が静岡で開催されていましたので、日帰りで静岡まで行ってまいりました。骨休め記事でスミマセン。

気になる展覧会というのはこちら。

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静岡県立美術館:熊谷守一 いのちを見つめて

先日NHKの日曜美術館の終わりの展覧会案内で見かけて興味を持ったもの。晩年の非常にシンプルかつアーティスティックに抽象化された画風で知られる熊谷守一の大規模な回顧展ということで、これは見なくてはと思ったもの。会期は9月23日までということで、9月中旬にでも出かけてみようかと思っていたところ、9月9日から東名高速の大井松田ー清水間と静岡に向かう大動脈が集中工事期間に入り、終日対面通行と渋滞が予想されるため、思い立って9月3日の火曜日に嫁さんと二人で出かけることにしました。

ということで3日の朝7時と我々にしては比較的ゆっくりな時間に出発。自宅から東名川崎インターで高速に乗り一路西へ。いつものように車中でコンビニおにぎりをいただきながらのドライブです。平日なので渋滞もなくスイスイと西に進み、海老名や足柄など大きなサービスエリアよりはお客さんも少なくて落ち着いていてお気に入りの鮎沢パーキングエリアで一休み。

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いつもの鉄塔が霧にむせぶように見えますが、最近iPhoneを車の空調の吹き出し口にクランパーでセットするので、ドライブ中はiPhoneが冷え冷えで、カメラのレンズが曇っているだけ(笑)

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幸いこの日は天気に恵まれました。

しばし休憩して、さらに西に向かいます。御殿場を過ぎて新東名と東名の分岐ですが、この日は東名に進みます。最近の旅では走りやすい新東名ばかり使っていたので東名を走るのは久しぶり。裾野、沼津、富士、富士川とやり過ごすと、海沿いに出ます。好天の海沿いをしばらく走ると目的地の最寄りインターである清水インターに程なく到着。あとはいつも通り、Google Mapsの指示通り、日本平の麓にある静岡県立美術館を目指します。

美術館の開館時間は10:00。首尾よく10分前くらいに到着しました。

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入り口の方に歩いて来てみると、目的の展覧会のポスターが目に入ります。

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入り口の前では厳しい日差しを避けて、建物の陰で何人かのお客さんが開館待ち。

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なんだか美術館の建物はあまり個性のないズドーンと長い変わったデザイン。調べてみると設計は静岡県都市住宅部営繕課、設計共同企業体静岡設計連合とあり、開館は1986年と意外に古いことがわかりました。
10時ピタリに守衛さんが鍵を開けて開館。中は冷房がキンキンに効いていて、日光直下の灼熱の中で待っていたので、まるで極楽浄土に来たよう(笑)

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企画展の会場は2階ということで階段を登っていきますが、あまり人がいませんね。

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熊谷守一展に向かうお客さんは数組ということで、狙い通りのんびり見られそうです。

熊谷守一の作品は晩年のものは見覚えのあるものがポツポツとあるものの初期の作品などは全く見たことがないものばかり。配布されていた作品リストをみると200点近い作品が揃っています。展示は年代、テーマ別に分けられて、生涯を追えるようになっていました。

第1章 画家・熊谷守一の誕生
第2章 「モリカズ様式」へ
第3章 いのちを描く
いきもの
第4章 80歳を超えて
第5章 守一とともにあるもの 日本画・書・素描・遺品

多数の作品を体系立ててみたことで、今までユーモラスだったり日本的な単純化といった視点でみていたものが、その単純化が極めて洗練され、抽象芸術的なアーティスティックさに満ちているという印象を得たこと。印刷や映像でみるとイラスト的な印象を持ちますが、実際の絵には豊かなテクスチャーがあり、また熊谷守一の特徴である赤い輪郭線も表面の絵の具を削って下地を見せるという技法によることで、実に趣深いものになっているのがよくわかりました。
以前見たマティスやモネが晩年になるに連れて洗練というか究極的なシンプル化に向かっていったのと同様、熊谷守一もディティールをそぎ落として生き物や物のエッセンスを究極のシンプルさで捉えて絵にしていたんですね。

面白かったのはサイン。どの絵にもサインが入ってますが、晩年はカタカナで「クマガイモリカズ」とまるで子供の絵のように、そして戯れるように絵に釘で引っ掻くようにして書いてあるんですね。よく見るとその位置もかなり大胆。これも天真爛漫な熊谷の作風を象徴していますね。

ということで、この展示は実に面白かった。わざわざ静岡まで見に来た甲斐がありました。やはり空いていて、のんびりと見られるのが一番いいですね。

展示の構成は良かったものの、絵が曲がってかけられていたり、照明がイマイチだったりと、会場設営にはちょっと課題ありでしたね。せっかくの良い企画なので、この辺も手を抜かずにお願いしたいところです。また、県立美術館のこの展覧会のウェブサイトも情報量不足でしょう。展示構成や、SNSを意識したアイデアなどを加えれば集客数を伸ばせる余地がありそうですね。

一通り見終わると、奥にロダン館というのがあり、ロダンの彫刻が集められた大きなホールがあります。こちらも見応えありそうでしたが、熊谷守一をじっくり楽しんだので、さらりと見て出てきました。



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外に出ると灼熱(笑) ちょうど11:30と、約1時間半展覧会を楽しんだことになります。エントランス前の池では守衛さんが鯉の餌やりをしていました。鯉のお昼ご飯ですね。

さて、ここ静岡県立美術館は日本平の麓。せっかく静岡まで来たので、この近くの名所を訪ねることにしました。行き先は久能山。そう、徳川家康が眠る久能山東照宮です。

東照宮といえばもちろん日光が本宮社なんですが、元和2年(1616年)に徳川家康が駿府城で亡くなった直後に柩が運ばれたのが久能山。全国に現在130現存する東照宮のうち最初に建立されたのがここ久能山東照宮ということで、一度来てみたかったところ。事前に行き方を調べていると、海沿いから石段を登っていくのと、日本平パークウェイからロープウェイで降っていくのとふた通りの行き方があるよう。海沿いからの石段はかなりキツイとの情報を得ましたので、迷わず(笑)ロープウェイを選択したわけです。

静岡県立美術館からは、一旦山を下って東名沿いから日本平パークウェイに入って20分少々。日本平には何度か来たことはありますが、東照宮もロープウェイも初めてです。程なく日本平の頂上付近にある日本平ロープウェイの日本平駅駐車場に着きました。

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静鉄グループ:日本平ロープウェイ

車から降りて、切符を買うと、ロープウェイはどうやら10分ごとに運転しているよう。切符売り場から少し下ったところに駅がありました。ここのロープウェイはケーブルカーと同じで、2台のゴンドラが交互に行ったり来たりするタイプ。しかもロープウェイなのに、登るのではなく降るのは非常に珍しいタイプとのこと。見下ろすと青く見えるのは空ではなく駿河湾。海に向かって降りていく感じです。ここ日本平駅が標高269m、向かう久能山駅が標高145mということで、標高差124mを5分かけて降りていくことになります。

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ゴンドラはそれほど広いわけではありませんが、なんと55名も乗れるそう。

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しばらくで出発時間となり、添乗員が乗り込んで出発。観光地ではお決まりの添乗員さんのなかなかの名調子によるコミカルな観光案内アナウンス。これで観光気分が盛り上がります。途中支柱が1本ありますが、眼下の谷は深く、深いところで90mもあるそう。ケーブルカー方式なので途中で昇りのゴンドラとすれ違いますが、意外とスピード出てますね。

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上をみると天井には葵の御紋が。凝ってますね(笑)

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5分ということで、あっという間に久能山駅に着きますが、駅の横には推定樹齢500年の楠。東照宮建立が家康の死後ということで、この楠の樹齢はそれよりはるか以前。調べてみると、ここ久能山は東照宮建立前は久能城という山城で、永禄11年(1568年)、駿府に進出した武田信玄によって築かれたとか、それ以前に今川氏の時代から使われていたなどという可能性もあるそう。周りには城壁だったと思われる古い石垣があり、東照宮建立前の久能城の貴重な遺構になっています。

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ゴンドラを降りて日本平方面を望みます。降りてびっくりしたのが気温。たった100m少し下がっただけなのに暑い! 日本平駅から明らかに気温が上がっています。好天に恵まれたのはいいですが、かなりの暑さで、ちょっと動いただけでも汗が噴き出します。これはロープウェイではなく下から石段を登ってきたら死んでしまいますね(苦笑)

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久能山東照宮

駅から少し下ったところに東照宮の入り口がありました。10mくらい歩いただけなのに予想通り汗だく(笑)

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入り口のある社務所の前から眼下の駿河湾を望みます。海岸沿いには多数のビニールハウスがありますが、これはこの辺りが名産の葉生姜や石垣イチゴのハウスとのこと。いやいやいい景色ですが暑い!

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社務所で拝観料を払って境内に入ります。正面に見えるのは楼門。これは重要文化財。

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石段を登っていきますが、蹴上が普通の石段よりも高くて昇りにくい。なんでも元山城だったことからあえて昇りにくくしているとのこと。この石段が元で後でトラブルが、、、

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楼門をくぐるとさらに上に重要文化財の唐門と回廊に囲われた国宝の御社殿が目に入ります。ここにきて少し涼やかだと思ったら左側の上部のパイプからミストシャワー! あまりの暑さということで、粋な計らいです。これだけでも体感温度が少しは下がりますね。

日光の東照宮は陽明門に到るまで動線を何回か屈折させることで空間の変化をつける見事な配置でしたが、こちら久能山では楼門から御社殿まで一直線の配置。ただし、唐門前の階段は登れず、一旦右に動線を曲げることで、似たような効果を狙っています。

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唐門前の石段の近くまで来ると右に神楽殿がありその脇に入っていきます。

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神楽殿の横にはプラモデル発祥の街静岡らしく、プラモデルが奉納されていました(写真なし)。その裏でちょっと動くものが、、、(笑)
 神楽殿の壁でカマキリが鎌を素振りしてました(笑)

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神楽殿の脇から石段を登ると御本社の右に出ます。正面は日枝神社。そして、この門をくぐると御本社です。

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御本社は手前の拝殿、石の間、本殿が一体となった権現造。2010年と比較的最近国宝に指定されたもの。社殿はかなり手入れが行き届いてますが、明治以降は50年に一度漆の塗り替えがされているそう。現伽藍は2006年に塗り替えが完了したということで、綺麗なわけです。

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日光の東照宮には比べるべくもありませんが、それでも漆の極彩色の建物は絢爛豪華。これは拝殿正面の軒部分。

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御本社の東側にある「家康公御手植のみかん」。本当だとすると400年以上経っているわけですね。樹勢を考えると接木などでDNAを受け継いでるとかでしょうか。

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こちらは御本社の西側にある「大蘇鉄」。こちらは樹齢650年とありますので、先ほどロープウェイの久能山駅の横にあった楠よりもさらに150年古いわけです。

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大蘇鉄の奥にまだ道が続きますので、進んでみると、そこは家康公が眠る神廟でした。日光東照宮にも奥宮宝塔という墓所がありましたが、亡くなられた日にこの地に運ばれたとのことなので、ここにいらっしゃるような気がします。。

ここ久能山東照宮は日光東照宮の圧倒的な煌びやかさにはもちろん及ばないものの、久能城の城壁が残っていたりして、往時を偲ぶ手がかりが色々あり、なかなか見ごたえがありました。そして、ここのウェブサイトは良くできてます。今時SSL対応でないのはご愛嬌ですが、境内各所を360度ビューで見られるページもあり、この手の施設の中ではかなりしっかりとしたつくりで、ウェブサイトを眺めるだけでも行った気になるようできていますので、一度見てみてください。



さて、元来た石段を降りて、社務所前に戻ります。ただこの下りの石段、段差が大きいことは先に書いた通りですが、下りの石段でどうやら嫁さんが膝を痛めたよう。旅から帰った後も痛みが残っていると言っていますので、気をつけなければなりませんね。原因は石段と老化が半々だと思いますが、、(笑)

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再び眼下を見下ろすと駿河湾が輝いてます。遠くに見える山の左は焼津方面。汗だくになって降りてきたところで、ロープウェイの昇りがもうすぐ発車というアナウンス! 慌てて階段を駆け上って、ロープウェイに乗り込みます。往きは空いていましたが、もうお昼過ぎとあって、ゴンドラ内は結構な人混み。息を切らして駆け込み、5分間の空中散歩を経て、日本平駅に戻ってきました。

帰りのゴンドラのアナウンスの最後に、日本平駅の横にあるデジタル放送のアンテナのある日本平夢テラスの案内がありました。

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日本平夢テラス

こちらがデジタル放送アンテナと夢テラス。アンテナのてっぺんは雲の中。この夢テラスも隈研吾さんの設計。隈さん流行ってますね(笑) 嫁さんに「行ってみる?」と聞くと「行かない!」とのご裁定。まあ、石段をだいぶ昇りましたので、この先階段を昇ってテラスに上がるのも厳しいですね(笑)



さて、時刻は12:30過ぎ。そろそろお腹が減ってきましたので、火照った車にエアコンをギンギンにかけて冷ます間、食べログを検索して美味しそうな店を探します。どうやら海鮮丼の美味しい店が見つかりましたので、そちらをセットして、出発することにしました。いつものようにGoogle Mapsの指示通り進むと、往きにきた日本平パークウェイを戻る方向を示します。お店の名前には「清水港」とありましたが、逆に静岡駅方面に進みます。30分ほど走ってついたお店がこちら。

食べログ:清水港みなみ

着いてみると、そこは静岡駅のすぐ脇。お店の名前は確かに「清水港みなみ」。ちょっと紛らわしいですね。ここは人気店らしく、2階にある店舗に続く非常階段に、暑い中、何人かのお客さんが並んでいます。その最後尾に着いてしばらくで順番が回ってきて、店内へ。2時までのランチタイムの1時過ぎということで、いくつかのメニューは品切れ! 私たちが頼んだのはこちら。

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こちらが鮪漬け丼。

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こちらが鮪中トロ炙り漬け丼。

いやいや、これが旨かった! しかも値段も恐ろしく安い。東京でこれをいただいたら1500円は下りませんが、漬け丼は800円台、中トロでも1200円ちょっと。お金を出せば東京でも美味い鮪はいただけますが、ここは漬け方、炙り方が違います。流石に鮪で売っている店ということで見事。今回は旅のついでに寄りましたが、次回静岡に来るときはここの鮪は外せませんね。いやいや大満足でした。



エネルギー充填も完了したということで、嫁さんがここに来る途中に看板が目に入った登呂遺跡に行ったことがないということで、ついでに登呂遺跡に立ち寄ってみることにします。私も登呂遺跡に来たのは30年くらい前。記憶も曖昧です(笑)

静岡駅近くから登呂遺跡までは車で10分ほど。駅から南下してだいぶ海に近いところになります。東名高速脇の登呂遺跡の駐車場に車を停めますが、他に車は数台停まっているのみで、この炎天下からか来訪者は少ないようです。

駐車場から車を降りて、北に向かって畑の脇を歩いて行くと、竪穴式住居らしき姿が見えてきました!

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静岡市立登呂博物館:登呂遺跡

遺跡の手前は田んぼ。

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その中に何やら紫色の稲も混じって顔らしき絵が見えます。田んぼアートでしょうが、地上から見ただけではイマイチ何が書いてあるのかわかりません。Google Mapsの航空写真で確認すると、おそらく現在とは違う富士山らしき絵でした。

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稲は穂が実り始めていますね。しばらくすると黄金色に輝くことでしょう。

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登呂遺跡は国の特別史跡に指定されており、弥生時代(1世紀ごろ)の住居跡で、周辺の田んぼも発掘により当時の姿を再現しているそう。あまり知りませんでしたが、この遺跡の発見は、戦時中の昭和18年にこの辺りに軍需工場(プロペラ工場)を建設する際に見つかったとのことで、戦時中にも関わらず発掘が行われたそう。B29の爆撃でこの遺跡も被害を受けたそうですが、戦後まもなく発掘調査が再開し、今に至るということです。このあたりのことは先の静岡市立登呂博物館のサイトに記載されています。

現在建っている建物は全て復元されたもので、上の写真が竪穴式住居(2号住居)。

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復元住居のうち1号住居はモルタルによる再現とのこと。

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どの竪穴式住居も中に入ることができます。中に入るとやはり少し涼しいですね。中央に囲炉裏が切られ、周りよりも一段低くなっています。昼でも暗い中に入ると当時の生活はどうだったのだろうかと想像してしまいます。夏の暑さは多少は和らぐでしょうが、温暖な静岡でも冬は厳しかったのではないでしょうか。

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こちらは祭殿。形が伊勢神宮の神明造りと似ていますね。この復元がどれだけ当時のものに忠実かはわかりませんが、古くから日本の伝統的な形として伝わるものなのでしょうか。千木にカラスがとまって縄張りを監視しています(笑)

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祭殿の説明書きを読むと、柱穴の位置からか、棟木を外から支える棟持柱の構造であったとあり、これも伊勢神宮と同じ構造。伊勢神宮は大学時代に図面を起こしたので今でも構造が思い出せます。

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真ん中が棟持柱ですね。

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竪穴式住居や祭殿などを一通り見て回ると、4本柱倉庫の日陰にスタッフがいて、暑い中火起こし体験なるものをやっていました。全くご苦労なことです。火起こしに興味がないわけではありませんが、あまりの暑さに「今日は暑いですね〜」などと声をかけて通り過ぎさせていただきました、スミマセン!

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なんとなく一巡した感もあり、駐車場の方に戻ろうとすると、「登呂の火起こし」と題された彫像があるではありませんか。これで当時の火起こしの様子が鮮明に脳裏に焼き付きました(笑)

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そしてその近くには歌碑があるではありませんか。帰って調べてみると、万葉集の体系的研究などの業績でも知られる明治5年生まれの歌人、佐佐木信綱の歌でした。

 「登呂をとめ阿部をのこらが歌垣のうた聲にまじる遠つ潮さい」

とあり、登呂の乙女と阿部の男が歌を交換し合う情景を読んだものとのこと。佐佐木信綱は昭和22年にこの地を訪れ、30首ほどの歌を詠んだとあり、その中の1首。単なる彫像に歌碑ですが、これを見てなんとなくここで稲作をしていた人々の生活に触れたような気になるから不思議なものです。



ということで、本当に駐車場に戻ろうとすると、脇に立派な建物があり、静岡市立登呂博物館とあります。炎天下散々歩いたので、このあと博物館はハードかなと思って素通りしようとすると、「1階は無料開放」との張り紙が!

静岡市立登呂博物館

入ってみると、クーラーの効いた室内はまるでオアシス(笑) 炎天下の遺跡見物でちょっとくたびれてましたのでこれ幸い。

ここは2階が有料の博物館で、1階はミュージアムショップや無料展示スペース。涼みついでにミュージアムショップなどを冷やかしていると、入り口にガチャガチャがあるではありませんか! ということで大枚300円を投入してゲットしたのはこちら(笑)

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コップのフチ子ちゃんならぬコップの埴輪くん。好きです、こうゆうノリ。もちろん自分へのお土産です(笑)

ガチャガチャと戯れているとスタッフの方が1階の無料展示スペースを案内してくれました。実際の遺跡にはかないませんが、中の展示もなかなかの情報量。何より涼しい中見学できるのがいいですね。ということでぐるっと見て回って、駐車場に戻りました。

時刻は14:00過ぎということで、帰りがてら、以前に来たことがある三保の松原に寄ってみることにしました。登呂遺跡から東名高速の下をくぐって海沿いに出て一路東に向かいます。途中、先ほど行った久能山東照宮の真下を通りますが、東照宮から見下ろした距離感とは異なり、下から見上げる久能山は高い! しかも石段は急登に見えます。間近で見るとロープウェイでアプローチして正解でした。この酷暑の中下から登ったら大変でしたね。

ということで久能山下を通り過ぎて、しばらく走ると右に入るように促されしばらくで美保の松原の無料駐車場に到着。こちらは登呂遺跡とは異なり、かなりの台数の車が停まっていました。

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美保の松原の入り口は近くの美穂神社からの松林の参道でつながっており、その参道も多くの観光客が歩いていますが、良くみると日本人は少なく、中国人観光客が多いですね。どうやら人気スポットのようです。
ということで、入り口の看板も日本語の看板の前に外国人向けの看板があり、こちらがメイン(笑)

しかもコピーは「天女に会える、そんな気がする」、英語は”Feel the legend in the breeze.” 煽ってます(笑)

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こちらは日本語の案内看板。内容は至ってオーソドックス(笑)

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松林の砂丘の中を歩いて、、、

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海に出るとやはり絶景です。遠くに大きな船が行き交い、東には富士山を望むはずですが、残念ながらこの日は雲の中。海岸でのんびりと景色を楽しむ人もあれば、甲高い中国語で何やらわめき散らす人もあり、時代は変わりましたね。この三保の松原がどうして中国人や外国人に人気なのかは依然不明です(笑) 広大な中国にはもっと絶景ポイントがありそうですが、、、

さて、サクッと三保の松原を散歩して、駐車場に戻る途中、そろそろお土産などを考える時刻ということで、お土産屋さんに入ってみます。登呂遺跡に三保の松原と歩き回ったので喉も渇いた頃。

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ということで、お茶どころ静岡ということで「抹茶玉露ソフト」を注文。涼しい店内でソフトクリームをいただき、お土産を買い込んで美保の松原を後にしました。



あとは帰途にとも思いましたが、この日はまだ温泉に入っていません。ということで、この辺りで好みに合う日帰り温泉を検索してみると、ちょっと山に入りますが、良さそうな温泉が見つかったので、最後に立ち寄って帰ることにしました。

美保の松原から清水駅の方に戻り、そこから山に入りますが、ちょっと気になったのは入道雲。北側にかなり分厚い入道雲がもくもくと発生しているではありませんか。気にせずGoogle Mapsの指示通り、私好みの抜け道を駆使して温泉を目指しますが、半ばくらいまで来たところで、ポツポツと大粒の雨が降って来ました。ちょうど新東名の下をくぐったあたりからアマゾンのスコールのような超激しい雨に変わり、ワイパーフルスロットルでも追いつかないくらいの集中豪雨。もちろん車のスピードを落とし細心の注意を払って運転しますが、見ず知らずの山中での集中豪雨に不安がよぎります。かといって戻るのも癪なので、そのまま目的地を目指しました。40分ほどで着いたのがこちら。

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静岡市営清水西里温泉やませみの湯

この写真は帰りに撮ったので雨は上がってましたが、到着時はスコールのまま。所定の駐車場から温泉の入り口までは20メートルくらいですが、外はスコール。やむなく入り口まで車でそろそろと近ずくとスタッフのおじさんが入り口横の障害者駐車場に停めて良いと案内してくれました。まず入り口で嫁さんを下ろして、スリスリとバックして駐車場に車を停め、5メートル先の入り口まで走っていくだけでびしょ濡れ。まあ、風呂でさっぱりしますので濡れるのは構わないのですが、それにしてもすごい雨でした。温泉前の道も5cmくらい冠水していて足もビッショリ(苦笑) そこまで決死の覚悟で来る甲斐があったかどうかはわかりませんが、温泉なしで帰る気にもならなかったというところでしょう。

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そんな天気ゆえ男風呂に入った時にはお客さんは私一人ということで、内風呂をパチリ(笑) 

ここの温泉はナトリウム・カルシウムー塩化物泉で源泉温度は31度とのこと。内風呂は加温してますが、それでもぬる目。熱い湯好きではありますが、この日ばかりは土砂降りの中ようやくたどり着いたので、ぬる湯に体を沈めてのんびりリラックスさせてもらいました。露天にも3つ浴槽があり、源泉のまま加温していない掛け流しの浴槽もあります。幸い頭にかぶる笠が備え付けられていたので、小雨になったところで、露天風呂も堪能。やはり温泉はいいですね。苦労して来ただけに温泉のありがたみも倍増です(笑)

上がって嫁さんを待っているうちに雨も上がりました。外に出ると先ほどの写真の通り青空ものぞきはじめ、来た時の集中豪雨が嘘のよう。ということで、この日の旅もここで切り上げることにして、帰途につきます。

この温泉施設の前は川。駿河湾に注ぐ興津川の支流の黒川。先ほど土砂降りの中、この川沿いの通って来た道ですが、しばらく走ると路上に何かいます。

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ん?

IMG_8232_20190911010556d0c.jpg

どうやらザリガニのようですが、勢いよくハサミでこちらを威嚇してくるではありませんか!

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気になるのでちょっと通り過ぎたところで少しバックして窓を開けると、さらにハサミを振り上げます! やる気ですね(笑)

もちろんそのまま通りすぎましたが、交通量が少ない田舎道とはいえ、この後車が通れば平面ザリガニになっちゃいます。無事だったんでしょうか??

そんなこんなで清水の山奥から、新東名新清水インターで高速に乗り、無事東京まで帰り着きました。熊谷守一に東照宮、登呂遺跡、山奥の豪雨温泉と楽しんだ日帰り旅行。一番の収穫はマグロ丼かしら?(笑)



さて、9月ももう10日。色々仕入れはしておりますので、レビューを何本か書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

(追伸)オフ会はだまてらさん、Haydn2009さん、小鳥遊さんの4名で行きましょうか、、、






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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

Haydn Disk of the Month - August 2019

嫁さんから「まとめちゃん」と呼ばれている月末恒例の記事(笑) 色々あって先月7月はお休みしてしまったため、2ヶ月ぶりの記事になります。

今年の夏は変な気象でしたね。梅雨がなかなか終わらず、日照不足が続いたかと思うと、いざあけてみれば酷暑続きに台風連発。このところも九州で大雨による被害が出たりと、異常気象が続いています。なんだか毎年異常気象が続いているようで、これが平年並みになっちゃうのでしょうか。こう色々と極端だと、農家の人も大変です。夏の入りの日照不足でお米や果物への影響が心配ですね。
また、秋刀魚も不漁との情報です。出たては高いものですが、先日新ものの秋刀魚がスーパーで1匹500円! 庶民の秋の味覚が遠のきますね。

色々あって、自分でスーパーなどに買い物に出かける機会も増え、その辺の野菜やお魚の値段の変化に敏感に反応するようになりました。そんな中でも安くて新鮮なものに出会うと創造意欲、もとい食欲をかき立てられます。

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スーパーの魚売り場にあるワタリガニは大抵は中国産かバーレーン産。ワタリガニはパスタにすると美味しいので色々やってみましたが、中国産はいけません。バーレーン産は少しはマシなものの、やはり宮城産が飛び抜けていい出汁が出ます。しかも高くないんですね。たまに出会う宮城産のワタリガニ1尾まるごとを包丁で脳天唐竹割りにしてパスタにすると実に旨いんですね。

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魚も色々ありますが、安くて美味しいものの代表はイワシ! DHAも豊富で言うことなし。新鮮なイワシは焼いて良しにて良し。ただし飽きるので変化が必要です。イワシも粉吹いてこんがり焼いてパスタにするんですが、この前はまるごと塩焼きにしてアサリのトマトソースをかけて変化球。脂がのって美味しいですね。

全く意味不明なマクラはこの辺にして、本題です。



8月のベスト盤はこちら!

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2019/08/31 : ハイドン–交響曲 : 【新着】絶品! エンリコ・オノフリ/セビリア・バロック管の「悲しみ」(ハイドン)

つい先ほど駆け込みで記事をアップしたばかりのものです。このアルバムを聴くまではデルジャヴィナかツァイーデで行こうと決めていたんですが、このアルバムを聴いて心変わりしました。オノフリの振る「悲しみ」ですが、これは文字通り絶品です。古楽器による演奏ですが、これまで聴いたどの古楽器の演奏よりもハイドンの交響曲の核心に迫る素晴らしい演奏です。アンサンブルの一体感、キビキビとしながらも自然なアーティキュレーション、何より心を打つアダージョと荒れ狂うフィナーレ。セッション録音ですが、ライヴのようないきいきとした演奏で、自己の表現意欲ではなくハイドンの音楽自体に込められた創意とエネルギーを発散させるような見事な音楽に仕上がっています。名曲の名演奏ということで多くの人に聴いていただくべき名盤と言っていいでしょう。未聴の方はぜひ聴いてみてください。

8月に高評価だったアルバムは下掲のとおり。両盤ともにオススメです!

2019/08/25 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】仏美女4人組ツァイーデ四重奏団のOp.50(ハイドン)
2019/08/12 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】名盤! エカテリーナ・デルジャヴィナの変奏曲と小品(ハイドン)


なかなか記事を書く時間が取れませんが、9月もそれなりにがんばります!

(業務連絡)
だまてらさんからお声かけいただいたオフ会の件ですが、日程調整に入ります。まずは参加意向のある方は、コメントもしくはメールにておしらせください。これまで参加いただいた、だまてらさん、Haydn2009さん、小鳥遊さん、Skunjpさん、Katsudonさん、ご意向をお知らせください。初参加の方も歓迎です。都内のカジュアルな居酒屋で開催の予定です。

(業務連絡追記)
だまてらさん、Haydn2009さんはそもそも参加表明いただいてますので、ご連絡不要です!

2019年8月のデータ(2019年8月31日)
登録曲数:1,365曲(前月比±0曲) 登録演奏数:11,613(前月比+19演奏)



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【新着】絶品! エンリコ・オノフリ/セビリア・バロック管の「悲しみ」(ハイドン)

8月中にもう1枚!

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TOWER RECORDS / amazon / HMV&BOOKS onlineicon

エンリコ・オノフリ(Enrico Onofri)指揮のセビリア・バロック管弦楽団(Orquesta Barroca de Sevilla)によるハイドンの交響曲44番「悲しみ」などを収めたアルバム。収録はスペイン、セビリアのエスパシオ・サンタ・クララ(Espacio Santa Clara)でのセッション録音。レーベルはベルギーのPassacaille。

少し前に手に入れていたアルバム。「18世紀アンダルシアの葬送音楽」とタイトルがつけられています。その冒頭にハイドンの「悲しみ」が置かれていますが、気になるのは「セビリア大聖堂ヴァージョン」との注記。
これは、セビリア大聖堂の音楽監督を勤めていたドミンゴ・アルキンボ(Domingo Arquinbau)のサインが残る写譜にハイドンのオリジナルとは異なるダイナミクスとアーティキュレーションが書き込まれたもので、おそらく当時の実際の演奏に使われたものと思われるもの。
ライナーノーツの英文を紐解くと、ハイドンの音楽はイベリア半島にも広く伝わっており、コルドバ大聖堂にはハイドンの弦楽四重奏曲や交響曲の楽譜の写しが伝わっていたとのこと。セビリア大聖堂にも、この交響曲44番の他、52番、53番、82番、92番などが伝わってたとのことですが、1825年の大聖堂の楽譜リストにはこれらの記録は残っておらず、どのようにしてセビリア大聖堂に伝わったのかはわからないようですが、1814年、独立戦争終結時に英国軍司令官ウェリントン公爵がスペイン議会に送った楽譜類がアルキンボの手に渡ったものと考えられるとのこと。

ということで、このセビリア大聖堂ヴァージョンはハイドンが活躍していた18世紀にスペインでどのように演奏されていたかを知る手がかりとなるというわけです。

指揮のエンリコ・オノフリのアルバムは初めて聴きます。1967年イタリア、ラヴェンナ生まれのヴァイオリニストで、ミラノ音楽院出身。バロックヴァイオリンの名手として知られる人で、アーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやジョルディ・サヴァールのオケなどで活躍した他、なんとアントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコのソリストとして活躍したとのこと。近年は自身で立ち上げた「アンサンブル・イマジナリウム」を率いる他、指揮者としても活躍していますね。ネットを検索してもこのアルバム以外にハイドンの録音はない模様です。

Hob.I:44 Symphony No.44 "Trauer" 「悲しみ」 [e] (before 1772)
録音会場のエスパシオ・サンタ・クララはホールというよりは美術館のようなスペースのようです。残響は多めです鮮明さはあり、よく響く小さなホールでの演奏を間近で聴く感じの録音。古楽器による演奏ですが、アーティキュレーションは実に自然。ピノックのインテンポの演奏に近いタイトな演奏ですが、しなやかさもあり、キビキビとしたこの曲の魅力をしっとりとした雰囲気も加えて伝えます。アントニーニはまだこの曲を録音していませんが、アントニーニのエキセントリックに冴える感じまでは行かず、オーソドックスな古楽器演奏の魅力がポイントでしょう。ヴァイオリニストらしく、弦楽器が主体で管楽器は響きに色付けを乗せるような役割。
続くメヌエットも、弦楽器の美しい響きで音楽を作っていきます。響きが実によくコントロールされていて、音楽がマスとなって一体的に響きます。ハーモニーのバランスを非常に綿密にとっているのでしょう。
聴きどころは3楽章のアダージョでした! 実にしっとりとした音楽が流れてハッとさせられます。生成りの響きというか、これぞ古楽器の音色の魅力と唸らされます。つぶやくように音符一つ一つに神経を張り巡らし、語っていきます。なんとなく当時のスペインの聖堂で演奏しているイメージが浮かんでくるではありませんか。遠くウィーンから伝わった音楽がセビリアであたたかく響きわたります。当時の奏者の気持ちがわかるような気がします。至福のひととき。この楽章、どれだけ多くの人の心を癒したのでしょうか。沁みます。
一転、険しさを強調するように終楽章に入ります。弦楽器のボウイングの荒ぶる様子が素晴らしい迫力で迫ってきます。ここぞとばかりに攻めに入り、ハイドンの音楽の険しさを知らしめて曲を終えます。いやいや素晴らしい!

この後にはスペインの18世紀の音楽が4曲続きますが、どの曲も古楽の癒しに包まれる幸せな音楽。葬送音楽ではありますが、死に際して演奏される音楽の澄み渡る心境を堪能できる名曲揃いで、ハイドン以外も楽しめる素晴らしい選曲です。

初めて聴くエンリコ・オノフリのハイドンですが、これは絶品です。キビキビとした入り、磨き込まれたメヌエット、癒しに満ちたアダージョ、そして荒れ狂うフィナーレとこの曲の素晴らしさを存分に伝える名演奏と言っていいでしょう。この曲には名演奏が多いですが、私はイチオシとします。特にアダージョの美しさは深く心に残りました。評価はもちろん[+++++]とします。



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tag : 悲しみ 古楽器

【新着】仏美女4人組ツァイーデ四重奏団のOp.50(ハイドン)

またしてもご無沙汰しています。ようやく道場破りに対応できる体制が整いましてございます(笑)

QuatuorZaide.jpg
TOWER RECORDS / HMV&BOOKS onlineicon

ツァイーデ四重奏団(Quatuor Zaïde)によるハイドンの弦楽四重奏曲Op.50のNo.1〜No.6の6曲を収めた2枚組のCD。収録は2015年2月、7月、9月、フランス北東部のザールブリュッケンにも近いメス(Metz)にあるアルセナルコンサートホールでのセッション録音。レーベルは仏NoMadMusic。

このアルバム、しばらく前に当ブログの影のご意見番ことSkunjpさんからおすすめいただいたもの。Skunjpさんは特にクァルテットもの、室内楽もの、フルートものには冴え渡る鋭敏な耳と尋常ならざる経験から、当ブログの記事を上回る多次元解析によりアルバムの真価をあぶり出してしまうキレ者ゆえ、おすすめいただいたアルバムを聴くにはこちらも身を清めてから聴かねばならぬほどの緊張感を持って臨まざるを得ません(笑) というか、当家もApple Musicなるネット環境がありますが、そこそこいい音はするものの、CDとはまだレベル差があるということで、CDの到着を待っていたのでした。
下手な前振りでスミマセン(笑)

若手のクァルテットを聴くのは実に楽しみなもの。いつも通り、所有盤リストに登録して、録音年、録音会場をさらっていると、このアルバムの録音会場は初めてのところ。いつも録音会場は名称からGoogle Mapsで場所を調べ、会場の外観、内観をネットの情報で調べてイメージをしっかり焼き付けて録音を聴くようにしているのですが、このフランスのメスという街のアルセナルコンサートホールの内観を見てビックリ! イタリアヴィツェンツァにあるパラディオのテアトロ・オリンピコのような新古典主義的オーラが漂うアーティスティックなインテリアに目が釘付けです。調べてみると、このホール、スペインの建築家リカルド・ボフィルの設計でした。かつて建築を学んでいた頃に強く印象付けられた建築家でもあります。日本でも銀座の資生堂の赤いビルやラゾーナ川崎などの設計を担当しています。もう、ホールからアーティスティックな音がしそうな予感です!

さて、奏者のツァイーデ四重奏団ですが、ジャケットをご覧の通り、ヴィジュアル系。美麗な女性4人のクァルテットですが、アルバムの作りや録音会場からしてもヴィジュアル売りになっていなところは流石なところ。設立は2009年とハイドンのアニヴァーサリーイヤーであるのに加えて2012年にはウィーンで開催されたヨゼフ・ハイドン室内楽コンクールで1位とハイドンの作品のベスト演奏賞に輝いています。アルバムのライナーノーツにはハイドンのみならず現代音楽まで広いレパートリーを誇りますがハイドンとは格別な縁で結ばれているよう。メンバーは下記の通り。

第1ヴァイオリン:シャルロッテ・マクレ(Charlotte Maclet)
第2ヴァイオリン:レスリー・ブーラン・ラウレ(Leslie Boulin Raulet)
ヴィオラ:サラ・シュナフ(Sarah Chenaf)
チェロ:ジュリエット・サルモナ(Juliette Salmona)

さて、肝心の演奏です。

Hob.III:44 String Quartet Op.50 No.1 [B flat] (1787)
冒頭から非常にシャープな弓使いにハッとさせられます。Skunjpさんの指摘通りいきいきとヴィヴィッドで、しかも格調高さがあります。これはアンサンブルの線と音色がピシッと揃って、テンポにも揺らぎがなく確信に満ちた音楽が流れているからでしょう。特に第1ヴァイオリンのシャルロッテ・マクレの音色が冴えて、時折クレーメルを思わせるような冴えを聴かせるなかなかのキレ味。この冴えに特化すると以前取り上げたキアロスクーロになるのですが、そこは古典のハイドンということで、端正さを保っているので聴きやすいのでしょう。
アダージョでどう来るかと身構えていると、ゆったりとするのではなく音符に戯れ遊びまわるような軽快さを前面に出した演奏。むむ、この曲の面白さを知り抜いていますね。ここでもシャルロッテ・マクレのヴァイオリンのボウイングの冴えが聴きどころ。まさにハイドンの音楽の幸福感が軽妙に沁みてきます。
メヌエットはチェロをはじめとして軽やかさが心地よいですね。クァルテットに一貫した音楽が流れる見事なアンサンブルと言っていいでしょう。
そして締めのフィナーレは軽妙の限りを尽くす妙技を披露。ここでも技術的な安定感は見事。テクニックの誇示ではなく音楽が淀みなく自在に流れる素晴らしいフィナーレ。最後のコミカルなハッタリも含めてスカッとするような素晴らしい演奏です。見事。

Hob.III:45 String Quartet Op.50 No.2 [C] (1787)
続くNo.2も冴えわたるように入ります。前曲で録音について触れませんでしたが、演奏のシャープさを活かすようにシャープな録音。意外に残響は多くなく、アルセナルコンサートホールの響きを堪能するようなイメージではありませんが、精緻な録音でクァルテットの演奏を存分に楽しむことができます。それにしても4人のアンサンブルの揃い方は音楽的に相当練られていますね。ヴィヴィッドなのは、高音よりなバランスなのに加えてフレーズのアクセントやデュナーミクがシャープだからということなんですが、その引き継ぎも含めて音楽的に非常に自然に流れているからに他なりません。これは相当つめてアンサンブルを磨いているに違いありませんね。
2楽章の陰りはキレから直裁な表現にシフトすることで迫力を増してきます。そしてメヌエットで軽妙な音楽に戻ります。そしてフィナーレはもはや自家薬籠中。自在の限りを尽くすアンサンブルに打たれます(笑)

Hob.III:46 String Quartet Op.50 No.3 [E flat] (1787)
構成の面白さがポイントの曲。やはり第1ヴァイオリンのシャルロッテ・マクレのキレ方が尋常ではありませんね。節度あるフレージングなのにどうしてこれほどアーティスティックなオーラを出せるのでしょう。まさに現代のハイドンの理想の演奏と言っていいのではないでしょうか。ヴァイオリンはどうしても表現意欲が先に立ちがちな楽器ですが、これほど古典の均衡を保ちながらアーティスティックに表現できる人はなかなかいないですね。2楽章のアダージョに入るとその表現力は圧倒的な領域に。孤高のメロディーが響き渡ります。その勢いのままメヌエットに入りますが、中間部が息抜きになる程、緊張感を保ち続けます。フィナーレはスリリングな転調と畳み掛けるような迫力にまたまた打たれます(笑)

Hob.III:47 String Quartet Op.50 No.4 [f sharp] (1787)
CD2枚め。以降は簡単に。このクァルテット、これまでのところ曲ごとのムラはほとんどなく、安定してキレてます。これが技術的なものか、収録の追い込みかは実演を聴いてみないとわからないですね。録音の方は少しバランスが変わって、低音が前3曲より少し膨らんでます。不思議な曲想の2楽章が特徴の曲ですが、現代音楽も得意とするクァルテットらしく、絶妙なるデリケートさでこの精妙な音楽を表現していきます。驚いたのがフィナーレ。これまでの演奏よりも一層砕けて遊びまわる感が素晴らしいですね。

Hob.III:48 String Quartet Op.50 No.5 (II:"Der Traum" 「夢」) [F] (1787)
録音のバランスはCD1と同じに戻りました。険しい表情はタイトなアンサンブルでしっかり出しながら軽さも保つ妙技。「夢」と名付けられた2楽章は、夢のほんのりとした雰囲気よりはくっきり冴えた夢という感じ。いつも不思議に思う2楽章から3楽章への展開。ハイドンの創意爆発のハッとするようななじまなさ(笑)。この演奏で聴くとその不思議さが際立ちますが、これも演奏意図でしょうか。メヌエットとしてもさらにハイドンの創意爆発の不思議な曲なんですが、シャルロッテ・マクレの妙技にマスキングされます(笑) そしてフーガのような終楽章まで精妙さに満ちた演奏。

Hob.III:49 String Quartet Op.50 No.6 "Frosch" 「蛙」 [D] (1787)
最後の曲。晴朗なこの曲の魅力を伸びやかなヴァイオリンがさらに引き立てます。そして一転、峻厳な影を感じさせる2楽章、再び突き抜けるような明るさに満ちたメヌエットと続き、聴きどころのカエルの鳴き声のようにざわめく終楽章へ。カエルの鳴き声以上にそのあとの鮮やかな展開、ヴァイオリンのキレが見事。ツァイーデの演奏は一貫してヴィヴィッドでした。

いやいや、美麗な女性クァルテットではありますが、実力はかなりのもの。ハイドンのクァルテットの魅力を存分に表現できる類い稀な表現力を持ったクァルテットでした。アルバムもこれまでにモーツァルト、フランク、ショーソン、ヤナーチェク、マルティヌーとリリースしており、古典に特化はしていませんが、ハイドンは玄人好みのOp.50から収録したことを考えると、さらなる録音も期待できそうです。これだけの演奏をするわけですから、次はこれまた玄人好みでOp.54/55あたりを攻めて欲しいですね。ということで、評価は全曲[+++++]といたします。

流石にSkunjpさんの繰り出す技はキレておりますな。またの道場破りお待ちしています(笑)



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tag : 弦楽四重奏曲Op.50

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

ハイドン(Franz Joseph Haydn)の膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。私はなぜハイドンにはまったのか?

最新記事
カテゴリ
ハイドン所有盤リスト
Joseph Haydn Discography
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものはリスト冒頭に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

登録曲数:1,365
登録演奏数:11,529
(2019年3月31日)
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時計悲しみ古楽器弦楽四重奏曲Op.50アンダンテと変奏曲XVIII:6弦楽四重奏曲Op.54弦楽四重奏曲Op.20弦楽四重奏曲Op.64天地創造ヴォルフレスピーギリヒャルト・シュトラウスリゲティヨハン・シュトラウスタリス軍隊交響曲10番モーツァルトピアノソナタXVI:49迂闊者交響曲54番ネルソンミサバリトン三重奏曲ピアノソナタXVI:52ベートーヴェン交響曲2番ピアノソナタXVI:37ピアノソナタXVI:46皇帝日の出弦楽四重奏曲Op.71ブルックナー交響曲88番ベルリオーズバッハナッセンウェーベルンベンジャミングリゼーシェルシメシアンヴァレーズ弦楽四重奏曲Op.20交響曲65番交響曲67番交響曲9番弦楽四重奏曲Op.76交響曲39番交響曲61番交響曲73番狩りリームピアノソナタXVI:48ピアノソナタXVI:6ピアノソナタXVI:20アンダンテと変奏曲XVII:6四季交響曲全集リムスキー・コルサコフラヴェルピアノソナタXVI:45ピアノソナタXVI:21ピアノソナタXVI:44ピアノ三重奏曲第九太鼓連打ヒストリカルオックスフォード交響曲99番ボッケリーニシューベルトロンドン交響曲5番チャイコフスキーストラヴィンスキーチェロ協奏曲ライヴピアノ協奏曲XVIII:11弦楽四重奏曲Op.2序曲ヴィヴァルディオペラ序曲パイジェッロアリア集ピアノとヴァイオリンのための協奏曲XVIII:6すみだトリフォニーホールピアノソナタXVI:34サントリーホールブーレーズ弦楽四重奏曲Op.74哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェ騎士オルランド無人島アルミーダチマローザ変わらぬまこと英語カンツォネッタ集ピアノ協奏曲XVIII:4ピアノ協奏曲XVIII:3ピアノ協奏曲XVIII:1交響曲3番交響曲79番ラメンタチオーネアレルヤ驚愕チェロ協奏曲1番交響曲58番交響曲27番交響曲19番紀尾井ホールショスタコーヴィチドビュッシーミューザ川崎協奏交響曲LPオーボエ協奏曲ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタピアノソナタXVI:40ピアノソナタXVI:50ピアノソナタXVI:32ピアノソナタXVI:38ピアノソナタXVI:29スタバト・マーテルピアノソナタXVI:39マーラー十字架上のキリストの最後の七つの言葉交響曲97番告別交響曲90番奇跡交響曲18番ひばりフルート三重奏曲交響曲102番交響曲86番ヴァイオリン協奏曲哲学者ニコライミサ小オルガンミサミサブレヴィス交響曲95番交響曲93番交響曲78番ピアノソナタXVI:23王妃SACDライヴ録音武満徹交響曲81番交響曲80番交響曲21番マリア・テレジアクラヴィコード豚の去勢にゃ8人がかりBlu-ray東京オペラシティ交響曲12番交響曲11番交響曲4番交響曲15番交響曲1番交響曲37番ピアノソナタXVI:14ピアノソナタXVI:25ピアノソナタXVI:8ピアノソナタXVI:42ピアノソナタXVI:2ピアノソナタXVI:12ピアノソナタXVI:1ピアノソナタXVI:4ピアノソナタXVI:5ピアノソナタXVI:3ディヴェルティメント東京芸術劇場交響曲98番ピアノソナタXVI:36ピアノソナタXVI:7ピアノソナタXVI:35ライヒャドニぜッティロッシーニ弦楽三重奏曲シェーンベルク東京文化会館フルート協奏曲ホルン協奏曲弦楽四重奏曲Op.17弦楽四重奏曲Op.9剃刀弦楽四重奏曲Op.77弦楽四重奏曲Op.103ファンタジアXVII:4ピアノソナタXVI:31ピアノソナタXVI:26パレストリーナモンテヴェルディアレグリバード美人奏者交響曲70番アコーディオンピアノ協奏曲XVIII:7スコットランド歌曲ヴェルナーガスマンピアノソナタXVI:24交響曲46番交響曲51番交響曲35番DVD交響曲47番テレジアミサピアノソナタXVI:28アリエッタと12の変奏XVII:3帝国ラ・ロクスラーヌハイドンのセレナードピアノソナタXVI:51ラルゴ五度ラウドン将軍弦楽四重奏曲Op.1弦楽四重奏曲Op.33騎士交響曲17番ピアノソナタXVI:27シベリウス時の移ろい交響曲42番ベルリンフィルホルン信号弦楽四重奏曲Op.55交響曲87番トランペット協奏曲リュートピアノソナタXVI:10ピアノ五重奏曲チェチーリアミサラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン東京国際フォーラム雌鶏冗談ナクソスのアリアンナピアノ協奏曲XVIII:5ピアノ協奏曲XVIII:9ヴァイオリンソナタ交響曲52番ピアノ協奏曲XVIII:2ロンドン・トリオカノンモテットドイツ国歌オフェトリウムよみうり大手町ホールパッヘルベルアダージョXVII:9受難交響曲84番パリセットベルク主題と6つの変奏オペラアリアピアノソナタXVI:41スクエアピアノ交響曲68番交響曲57番リラ・オルガニザータ協奏曲交響曲89番交響曲50番CD-R偽作トビアの帰還ホルン三重奏曲薬剤師オルガン協奏曲火事交響曲38番リベラ・メピアノ協奏曲XVIII:10交響曲77番交響曲34番温泉フルートソナタドイツ舞曲誕生日校長先生ピアノソナタXVI:11音楽時計曲ピアノソナタXVI:47bisピアノ小品カートリッジ雅楽プロコフィエフヘンデルサン=サーンス交響曲36番リストオーディオバリトン二重奏曲交響曲75番交響曲66番交響曲91番長岡鉄男歌舞伎おすすめ盤ピアノソナタXVI:47読売日響オペラ歌舞伎座スケルツァンド弦楽四重奏曲op.33ザルツブルク音楽祭ピアノソナタXVI:22変奏曲XVII:7天地創造ミサジャズ弦楽四重奏曲Op.42交響曲76番ピアノソナタXVI:43古楽器風東急文化村ノットゥルノヴェーベルン府中の森芸術劇場裏切られた誠実バリトン五重奏曲ハイドン入門者向け歌曲ピアノソナタXVI:G1ウィーンフィル月の世界交響曲72番建築ファリャマリアテレジア交響曲56番2つのホルンのための協奏曲展覧会ピアノソナタXVI:19弦楽四重奏曲全集シャンゼリゼ劇場皇帝讃歌交響曲24番大オルガンミサ新橋演舞場サルヴェ・レジーナテ・デウムカッサシオン室内楽曲ベトナム料理国立新美術館高音質CD交響曲28番交響曲13番交響曲108番交響曲62番交響曲107番ジプシー・ロンドチェンバロ四重奏曲スカルラッティ声楽曲カンタータ戦時のミサ珍盤ザロモンセットN響ハルモニーミサミサ曲全集NHKホールハインリッヒミサピアノソナタ全集ジュピターレコードマーキュリー管弦楽曲室内楽変奏曲XVII:5交響曲41番ギターピアノソナタXVI:33府中ピアノソナタXVI:30カラヤンスウェーリンク書籍交響曲71番アプラウスピアノソナタXVI:13魂の歌仙台ヤナーチェク現代音楽ピアノソナタ

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